「痛みと癒し、空想とリアル。」ルックバック kinako-catさんの映画レビュー(感想・評価)
痛みと癒し、空想とリアル。
絵を描く事の好きな二人の少女の物語。
プライドが高く自信家の少女、藤野さんが主人公。
彼女の感情の動きの映像化が饒舌で、なんと素敵なことか!
彼女を変えた引きこもり少女、京本さん。
ただひたすらに引きこもって絵を描いていた彼女だけれど、藤野さんのファンとして、藤野さんの漫画を支えたいという不器用ながらも一途な心情。
ただただキレイなだけの友情じゃなくて、
クリエイターとしての微妙で複雑な心情まで描かれている。
最後に見つけた四コマ漫画、ほっこりしつつも目から汗が…
キャラクターの絵や、田んぼの景色に、雪国の雪の描写はリアルで美しかった。
痛みと癒し、空想とリアル、心に刺さった作品でした。
コメントする