「京都アニメーション事件をこの作品のモチーフの一端としているとするの...」ルックバック スコア105さんの映画レビュー(感想・評価)
京都アニメーション事件をこの作品のモチーフの一端としているとするの...
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京都アニメーション事件をこの作品のモチーフの一端としているとするのなら、藤野ちゃんの喪失と再生には胸を締め付けられる思いです。
夢破れた者たちの思いを背負う覚悟がなければ、道は切り開かれないと思うのです。
京本さんと共同で作品を作っていた時は、あくまで漫画作りは「自分たち」のものでした。
ところが、京本さん亡きあと、藤本ちゃんの漫画作りは「自分たち」のものである場所から突き抜けて、先人たちや夢破れた者たちの思いも引き受けた覚悟をみせていたように感じました。
窓に貼り付けた4コマ漫画が、わずかに揺れています。京本さんが藤本ちゃんに(生きて夢を追う者に)、「がんばれよ!」って言っているようでした。
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