室町無頼のレビュー・感想・評価
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思ってたのと違った。
A New Hope?
記録が乏しい英雄は脚色の自由度が高いとしても、史実で確定している最期までは変えられない。その意味で本作の構成は巧み。前半で、主人公・蓮田兵衛の剣豪ぶりと人間的魅力を描き、終盤の見せ場を弟子?門人?である才蔵の成長に託す。主人公の最期にもう少し見せ場が欲しい気はしたものの、才蔵に託した笑顔は眩しかった。
Star WarsならEpisode IVの「A New Hope」のような読後感。蓮田がObi-wanなら、才蔵はLuke。心意気というforceを託された才蔵の新エピソードが観たい。才蔵がAnakinで、闇落ち後に息子に成敗されるバージョンもあったりして。
寛正の土一揆
原作は垣根涼介の歴史小説だが、ほぼ史実、武士が農民を指揮してクーデターを起こしたのは初めて、蓮田兵衛の寛正の土一揆を描いた壮絶な時代劇。
冒頭から室町時代中期の寛正の大飢饉に苦しむ農民、実際に8万人以上が死んだとされるが映画も死体の山、幕府の役人の非情な振る舞いに立ち上がった流れ者の浪人、蓮田兵衛(大泉洋)の一騎を起こした動機が察せられる地獄絵図に心底怖くなりました。
飢饉の原因は長雨、異常低温、台風などの異常気象、現代でも脅威ですが武家や公家が支配する格差時代では救助、復興支援どころか見殺し、虐待の限りの黒歴史・・。
いつものコミカルな演技は封印して派手な立ち回りに熱演の大泉さん、刀を家まで持ち込み自主練習を重ねたそうです、その熱意を見て道賢との一騎打ちのシーンが急きょ追加されたとのこと。それでも、やっぱり比べてしまうと堤さんには敵わないのは想像通りでした、残念・・。
長尾謙杜にアカデミー賞新人賞を!!
長尾謙杜のアクションデビュー作。機械や映像技術が発達する世の中で、長尾謙杜くんのリアルを追求した棒術と息づかいにとにかく感動しました。彼が数ヶ月間必死で努力した結果が、しっかりと室町無頼の"才蔵"の成長ぶりに現れていると思います。映画全体に関しては、原作に忠実でこれでもかというほどお金かけたことが分かる大スケールな乱闘シーン、ケチらない大胆さが観ている側も気持ちがよく最高な気分になりました。ただ、音楽が少し残念だった気がします。負の感情が動くところで生き生きとした曲が流れたり、その逆もあったりともう少し場面にハマる曲を選択できれば違和感なく楽しめたかなの思う部分がありました。
感情揺さぶられる作品
事前に期待してきたところまでは達しなかった感じ
信念を継ぐ
民を想い一揆の手助けをする浪人と、それに拾われた孤児の心の交流。
孤児がやがて手練れの武辺者となる成長物語として楽しめた。
一方、主人公たちがなぜ村人の手助けをするかの部分があまり語られず、少し薄い感じがした。基本的に勧善懲悪のストーリーなので理由はいらないのだが、生きるのにも苦労する時代にあって、なぜ命を懸けてまで人を助けるのか?みたいなのには、主人公なりの、作品なりの答えが欲しかった。
しかし役者はとても良いので、観ているだけでも楽しめました。
実話をベースにした作り話?
キャラは良いのだが
室町時代の一揆を扇動した男の人生。
原作はあるのだが、脚本を書くなら原作とは異なっても主人公の死に様についてはもっとカタルシスを語っても良かったんじゃないかと思えた。彼のキャラはよく出来てるが故に残念でした。
また一揆のシーンも人を大勢出演させる派手さのみで戦いの描き方も単調で迫力に欠けた感じがした。
頑張っている感はあるけど…
映画館で6回鑑賞 最初は気になった音楽も段々慣れてきてこれが正解な...
映画館で6回鑑賞
最初は気になった音楽も段々慣れてきてこれが正解なのかなと何回目かで思うようになった
一揆のシーン少しごちゃごちゃしててメインで喋ってる役者のセリフが聞きづらかったりしたが迫力があり何回観てもアガる
個人的には一揆のシーンより御所前での戦いの方が好き
最後簪でブッ刺したところは泣いた
兵衛の飄々とした中にある静かな怒りが爆発してすっごく良かった
才蔵役の長尾謙杜が好きで何回も観に行ったが推しが出てなくても最低2回は観たと思う
それくらい面白かったがあまり良さが伝わってなさそうな所が残念
大泉洋今までそんな意識してなかったけどかっこいいし演技上手いんだな
あとスタイルがすごく良い
柄本明も居るだけでその作品が良くなるようなそういう雰囲気の役者だと改めて感じた
堤真一はずっとかっこいい
そして推しの長尾謙杜、贔屓目なしにこれから俳優としてやっていける
セリフ回しは滑舌良くないしちょっと辿々しいとこあるが何より良い表情をするし
才蔵の成長の過程をしっかり演じきれたと思う
アクションも頑張ってた
最初と中盤、最後の芳王子との再会のシーン同じ人物とは思えないくらい顔つき纏う雰囲気まで変わるのがすごい
推しのこれからの可能性を感じる事が出来て良かった
あの音楽の意味をしりたい
室町時代についてはなかなか難しい時代だと思っているのですが、
映像化したことに敬意を表します。
想像を上回る絵面の暗さというか黒っぽさが、なんともだし、時々目をそむけたくなる画面もありました。ひどい時代だった。
なので終盤の松明の洪水シーンは胸のすく思いだったし、全体的に悪くない作品だったと思うんですが…
音楽だけが解せなかったです。
なぜあの音楽が採用になったのか、理由をしりたいです。
昭和にテレビで見た時代劇を思い起こさせる音楽、でもあれはほとんど江戸時代ものですよね。
もっと、あの暗澹たる室町の空気を感じさせてくれる音楽を聞きたかったです。
大泉洋も、堤真一も、北村一輝も、全出演者みな良かったと思えただけに、残念。
カエルも、最後まで頑張ったねぇ(しみじみ)。
ラストにちらっと出てきた子供(名前聞き取れなかった)はもしかしてどちらかの子なのかな、と少し希望の余韻に浸りました。
大泉洋が格好いい(O_O)!
コメディじゃない大泉洋かー
みんな格好いいって言うけど、本当に?
殺陣できるの?
と半信半疑で観に行ったが、本当に格好良かった!
飄々としていて人たらしで剣の達人って、
ピッタリの役だな
応仁の乱のすこし前、
日本史上初の武士階級が指揮した一揆
これが乱世の幕開けか…
今の日本もそのうち一揆起こしそうだけど…
この映画は撮影に8年かかっているとか
長すぎてかなり驚いたけど
そっか、コロナか…
8年かかっても最後までやってくれて良かった
あと殺陣もかなり特訓したみたいで
先生が大泉洋の殺陣を見て泣いていたとか笑
それを考えると、並々ならぬ努力をされたのだと思う
カエル(才蔵)の成長っぷりもなかなか良かった
あの修行シーンは痛そうで見てられなかったけど…
六尺棒で暴れまくるのが格好いい
(存じ上げなかったけど、アイドル?なのかな)
あと、北村一輝は悪役やらせると本当にいい
この大名は映画オリジナルキャラだけど、実在する人物だとか
めちゃくちゃ分かりやすい悪党だね
一揆で大騒ぎしている中、ベロベロに酔っ払って登場…笑
そしてゲロ…(*`◇)<吐吐吐
空気読めてないのもいい味だしてる
(原作は分からないけど)
史実では蓮田兵衛は一揆鎮圧後に処刑となっているが、
あえて骨皮道賢と対決させたんだろうな
YouTubeで酷評している人がいたけど、
あそこまできたら処刑じゃなくて対決かなって感じ
私は好きな作品だったから、配信されてもまた絶対観る!
なぜだ!
なぜこんな音楽なんだ!
ストーリーはめちゃくちゃ好みなのに、音楽が台無しにしてるじゃないか(´;ω;`)
カエルくんの終盤の無双とか気持ちよすぎたし、松明片手についに洛中のど真ん中までたどり着くシーンはすごすぎました。
その後のゴチャゴチャ感は置いといて。
音楽抜きにしたら良かった点のほうが多いです。こんな大規模なものを作る事ができるのは尊敬しかありません。
でも少し気になった点を
・音楽 ぼくが時代劇初心者だからかもしれませんが冒頭時点で「oh…」となりました
・警護役の女性斥候。終盤、弓矢使いの朝鮮人とバトってましたが、なんかさいごの河原のシーンで生きてましたね。そこは倒されなきゃ
・カエル無双シーンの間に、骨皮の目の前にいたはずなのに消えた蓮田。
・いいとこ取りで酒酔いゲロの守を殺す蓮田
・抜くなって言った槍抜いちゃうのね
でも抜くしかないから仕方ないか。
端からこの河原のシーンいらんかったのでは
ちょうど授業で室町時代のことを勉強してて、当時の地獄をイメージしやすくなる、とても良い映画でした。
端と端をしっかり結べてくれればいい小豆袋になったのになぁと思います。
ついでに音楽というスパイスを然るべき小豆にかけておけば…
陰陽師0のときも北村さんは敵でした。今回も憎たらしい役をしてて、ほんとに幅広い役者さんだなぁと感銘を受けました!
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