Cloud クラウドのレビュー・感想・評価
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何を言いたいのか全く分からない作品
何を言いたいのか全く分からない作品。
覆面をかぶった男が現れる辺りまでは、面白いホラーかなと思っていたのですが、その後の展開は全く謎でドッチラケでした。ただドンパチやる映画を撮りたかったのでしょうか。
なぜ、転売ヤーの吉井彼が最後まで生き残ったのか。
なぜ、元バイトの佐野は吉井のことを命を懸けてまで助けるのか。
都合が悪いことは全てバイトの佐野が助けてくれて、転売に精を出せと言う。
この監督は転売行為を肯定しているのでしょうか。転売を否定しているようには全く感じませんでした。なので、★ゼロにしたいくらい後味の悪い作品でしたが、出演者やスタッフの方々は一生懸命に仕事をされたと思うので★1個。
米アカデミー賞国際長編部門の日本代表とのこと。
こんな作品がという思いです。
音にめちゃくちゃ敏感になった作品!84点
結論言うと、吉井が地獄の手前までどうやって迎えるかを見てる感じ。転売ヤーなんてしちゃいけませんね!誰が買ってるか分からないですし。まあ、生きていくなら仕方ないのかも知れませんけどね。2チャンネル恐るべし…絶対誰か住所バラしただろ…怖い怖い。ホラーよりも怖いなぁ。人間って恐ろしい。
さて他のレビュー見てみましたが前半は良かった!って方が多く、全くその通りです笑
後半は素人の銃撃戦!どんぱちやってて当たりそうで当たらない、当たる時は当たる都合のいい銃弾w(そりゃそう)
散弾銃なのに遠く狙っても当たりませんよw
菅田将暉さんの銃の構え方は画になるなぁって感じ。
最後CGが雑なんじゃw
俳優陣について、
工場の社長、荒川さんめちゃくちゃ良かった!わざわざ家まで行って押しかけるところめちゃめちゃ怖かった…
インターネットの闇を描く映画ではありません
予告編でネットの闇を描く作品かと思ったら
思ったよりも実力行使していた
工場で仕事をする主人公が
転売を副業にしていてお金を稼いでいたが
仕事を辞めて転売を本業にしてしまう。
主人公が仕事を辞めた理由もよくわからないし
あこぎな商品の仕入れをしていたので
様々の恨みを買っている描写があったが
全体的に拉致されるほどのことかどうかは疑問
ただ、主人公は転売の仕事に依存している感じがしていたが
そこまでストーリーと関係があるか微妙
きっかけはブランドバッグが
偽物かどうかわからない状態で売りさばこうとしていたらしい
それでネットで恨みをもつ奴らが集まって
主人公を襲うという計画をたてるが
銃をもって主人公を拉致するという計画が直接的すぎる
上司は家族を殺したからしかたなかったのかもしれないが
他はそこまで直接的なことをしなくてもよかったのではないか?
あと、居留守を使ったことでどう恨んだのかわからない
予告編でネットで復讐をするということで
デマをバラまくとか、主人公の成りすましアカウントをつくるとか
インターネットを活用した陰湿な復讐をするかと思ったけどそんなことはなかった
アルバイト青年はクビにしたのに危機のとき助けに来てくれたり
組織と繋がりがあるような雰囲気があったが
助けた動機もわからないまま終わった
主人公の彼女もカネ目当てかもしれないが死んでしまった
先輩はオークションサイトをつくると言っていたが
特にストーリーには関係なかった
たぶん、オークションサイトは失敗したんだろう
スリラー要素は中盤までは多い
特に窓ガラスを割られるところはビビった
途中から銃撃戦になる
動機が全然…
もう少し主人公のサクセスストーリーが無いとあんな風に恨みを買う所が理解出来ない
時間経過の描写も無いからどれくらいの年月経ったのかもわからないし…
結局佐野が何者かもよくわからないし、ドンパチを撮りたかっただけにしてはショボい
もう少し面白く出来ただろうにもったいない
いつの時代のどこの国の話?
関わる人ほとんどに殺したくなるほど恨まれるという特殊能力を持っている転売屋の話。
常に冷静で大騒ぎせず、銃を突きつけられても命乞いすらしないこの低血圧の主人公を見ていると、不思議とイラッとくるので演出としては成功なんだと思います。
敵も味方も自由に銃が手に入る、あからさまに役に立たず存在しないかの様な警察、田舎に住んでる二十代前半の男が実は組織を自由に使えるほど力を持っている◯し屋、主人公が中々撃たれないなど最近のドラマではかなり見ることがなくなった日活全盛期の無国籍映画ようなリアリティのない展開を堂々とやってのける黒沢演出には正直言って驚かされた。(そう言えばこれも日活映画だっけ)
SNSの普及による転売屋の節操ない所業へ一石を投じたことは最高の評価をしたいが、いかんせん見せ方があまりにも子供騙しの様で、かつバイオレンスに振り切ることもなく中途半端感が否めずなど、残念なことが多すぎて面白く見ることができなかった。
特にアシスタントの行動理由を説明しないままってあり得ないと思っているので、明確な意図があるなら教えていただきたいと思ってます。
信頼も恨みも気が付かぬうちに
Cloud見終わった後は面白かったという感想に
転売屋が何者かに恨みを買い復讐される物語かと思っていたので誰がやってるのかと予想しながら鑑賞
岡山天音の行動で愉快犯がメインの犯罪かと思いきや半数以上がラーテルの被害者
そんな事で事件まで起こさないだろとかなんでそんなに銃打つの上手いのとか気になる所は多々有りましたが笑
最初の町工場の話も今時ネットで相場くらい確認して自分で出品するでしょとか思うし
600万で人まで殺そうとするかなとは思いましたけど
一番恨んでもおかしくない人を映画の冒頭に持ってきてそれがそのまま犯罪者の一員になってるのがいい意味で逆に驚いた
サノ君が吉井を助ける理由もこの退屈な田舎の暮らしから救い出してくれた恩義を感じてだし
恨んだ人達もそんな些細なことでという内容
生きていれば気が付かないうちに恨みも買うし気が付かないうちに誰かを救ってるかもしれない
今の時代だとありえない話でもないのかなあと
最後に空が曇った道を進むのは殺人に対して躊躇することにも麻痺した吉井の今後の人生を暗示してるのかな
サノ役の奥平大兼の淡々とした演技がツボでした
人を撃つのに躊躇ない所とか東京で何をしてきたんだろうと笑
(解釈についての考察があるのでその限りでネタバレ扱い)/前半後半のテイスト違いが厳しいか…
今年348本目(合計1,440本目/今月(2024年9月度)34本目)。
※ (前期)今年237本目(合計1,329本目/今月(2024年6月度)37本目)。
東京テアトルさん配給の映画ですが、他の映画館でみました(明日は行く予定←テアトル梅田)。
さて、こちらの作品ですが、一言でいうと「前半と後半とで監督が違うの?レベルにテイストが違う」というところになろうかと思います。
前半はいわゆる転売屋の成功と転落を描く部分ですが、残り1時間ほどの後半が、工場かどこかでの撃ち合いシーンばかりで、さらにここに「*し屋」や「特殊清掃班」といった語が出るので、まさに「ベイビーわるきゅーれ」みたいな状態で、しかもこの映画は一般指定のため撃ち合いシーンにも限界があり(ベイビーわるきゅーれはPG12の扱い)、光の点滅がものすごく厳しいかなと思ったところです。
さて、この映画なのですが、個人的には「同音異義のダブルネーミングではないか」というのが見解です。
映画のCloudは「雲」で、映画内では「雲のように集まった集団」といった表現や、「オンラインの転売サイトの構築」といった「クラウド構築」といったIT用語の意味でも使われていてそれが一つの意味でしょう。
一方で、転売サイトに騙された人たちが(匿名掲示板で)集まって復讐していこうという後半1時間の部分は、まさに多数人の「集まり」であって、「群衆」などを意味する crowd のほうがぴったりきます(同音で別の単語です)。映画では「Cloud」のほうしかでませんが、個人的にはこの点が実は隠されたダブルネーミングで映画の趣旨なのではなかろうか、といったところはあります(映画内で(天気予報等でいう)「雲」それ自体が描かれることがない)。
採点にあたっては以下まで考慮しています。ちょっと以下で述べる点、行政書士の資格持ちはごまかせませんので…。
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(減点0.4/序盤の何かの医療器具を9万円で買い取ろうとするシーン)
売買契約はお金を払うだけでは成立せず、売買契約に双方同意する必要があるので、売主が嫌がっているのに買主がお金を置いていくだけでは成立しません。一方で勝手に持って帰っているようで、占有権自体は本人にありますが、契約が成立していない以上、所有権と占有権がずれる状況がおきます。
この状況でオンライン転売サイトで転売したところで法律上は「他人物売買」であり(民法561条)、実際に物の所有権がない以上(占有権の推定は働きます)、その所有権を得て買主に移転する義務を負います(561条)。これができないと転売における契約も成立せず(履行不能等の論点が起きる)、状況によっては不当利得(703)や不法行為ほか面倒な状況が起きてしまいます。
(減点0.3/ネット転売サイトと資格)
個人で1年に1回程度メルカリほかのサイトで行う程度では黙認扱いですが、これらを業として反復継続する以上、本人が許可を得ない限り、古物営業法の縛りを受けます。これは本人が実際に許可を取りに行くのでない限り、許可申請代行は行政書士しかできません(弁護士はオールマイティなので可能/許可申請を得ていれば、転売行為自体が褒められるかどうかは別として行政書士であろうが何であろうができる)。この点は余りにも「極端すぎる」と実際に検挙例もあるので(逆に個人が年に1回2回するレベルでは黙認扱い)、ちゃんと描いてほしかったです。
(減点0.3/転売サイトと品物の内容について)
いわゆる偽物ブランドを売るような行為は、特別法にも救済規定がありますが、民法上では単に詐欺(96)や通謀虚偽表示(94)の問題であり、実際に明らかに値段に合わないもの(要は偽物ブランド)を売る行為は不法行為や不当利得の問題であり、それらを被害者が何も言わないのも気になるところです(ただこの点を論点にすると後半の撃ち合いシーンが全部なくなるので微妙なところ)。
※ 本件は、例えば「偽物をつかまされた」被害者が、加害者(=インチキサイト)からの救済が見込めないような状況において、善意無過失を装って他の人にさらに売ってしまうというケースで救済処理が異様にややこしくなるという点にあります。
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途中で失速?
菅田将暉と窪田正孝、2人が出るんじゃ観たいよね。配信まで待てません。マブリーとどちらを先に観ようか迷い、こちらを選択。
転売屋、十万円で売るバック、確かにブランド品とは表記していないなら騙しているわけではないのか?でもなんか詐欺っぽい。仕事を辞めて転売屋を本業にして大丈夫か?どんどん不穏な雰囲気になって、なかなか面白い。バスの背後の黒い人影や、いちばん怖いのは、なんの連絡もなく突然訪ねてドアをノックし続ける上司。嫌だわ〜。
良介が拉致されて、顔から焼くよって、言われたあたりまではなかなかハラハラな展開だったが、なんか銃撃戦が始まってから興味が失速。何故だろう?
荒川良々のしつこい上司役、銃を撃つ姿も様にはなっていたが、復讐に加わった人の背景がわからない人がいたり、佐野くんが銃を手に入れたり、掃除屋を手配できる背景がもっとわかると良かったかも。
良介、殺人までしちゃって犯罪者だけど捕まらないんだね。ラストもなんか想像の範囲内で尻すぼみ。(あくまで個人の感想です。)
最初から最後まで面白かった
超面白い。前半も良かったし、後半なんかゾクゾクした。
一言でいうと、恐怖と興奮、そして爽快。
・転売は成功だけを見たかったから、最後まで良かった。
・彼女はやっぱりポンコツだった。あいつなんか要らない(笑) そのくせ殺ろうなんて図々しい。
・佐野くん無敵。結局、彼は何者なんだ?
スゲーじゃん。いい奴を雇ったね。
・キャストが完璧にハマりまくり。だけど、元のキャラのまんま過ぎて、逆にキャストを見て脚本したようにさえ感じる。中々こんなの無い。
・最後の車のシーンだけ、外の景色がなんかSFっぽく映った。普通に夜のネオンにドライブみたいに渋く終わったら格好良く締まったのに。松田優作みたく。
最高に面白かった。
若者に受けの良さそうな豪華俳優と、現代リアリティとしての悪としての...
若者に受けの良さそうな豪華俳優と、現代リアリティとしての悪としての物語で、黒沢清らしい、
袋小路へのベールをバンバンめくっていく目眩く物語。最新版、広く観やすい黒沢清映画としてめちゃくちゃに面白く気持ち悪い映画になっていて楽しめた。
あの状態で、商品売れてるか気になってたんだよーってゆう吉井の気持ち悪さとか、妙にリアリティあるし
改めて黒沢監督は俳優の顔撮るの上手いなぁっと思うほど近年で1番、菅田将暉が良い写り方してるし良かった。
佐野君の役者さんは初めて観たけど、底が見えない不気味さが良かった。死神の様な不気味さ。
あと、端役を固めるベテラン勢はさすがだし楽しいし、荒川良々怖すぎて笑った。
岡山天音さんは、小物然とした声の演技とかすごく目をひいた。
もしかして「ベイビーわるきゅーれ」をやりたかったのか?
転売ヤーが報復を受けるという話だが、どうしても「自業自得」に思えてしまい、主人公には、共感することも、同情することもできなかった。
自宅の前にネズミの死骸が捨てられていたり、バイクの通り道にワイヤーが張られていたり、バスの後ろの席に不審な男が座っていたりと、前半は、不穏な空気が高まっていく様子を、それなりに楽しむことができる。
一方で、自分の正体がネット上で暴かれそうになっていることを知りながら、何の対策も取らないまま漫然と暮らしていたり、謎の集団に追われている状況下で、仕入れた商品を運び出そうとしたりと、主人公の能天気さにはイライラさせられる。
ネット社会の闇というリアルな社会情勢を描いておきながら、クライマックスが死屍累々の銃撃戦になるという、非現実的な展開にも違和感を抱かざるを得ない。
しかも、ろくな防御姿勢も取らずに無闇やたらと銃を撃ちまくるだけの、ド素人による間の抜けたドンパチが延々と続くだけで、そのお粗末さには唖然としてしまった。
転売で被害を受けた訳でもなさそうなのに、元の職場の上司が、どうして主人公を殺そうとしているのかが謎だし、闇の組織に通じているらしい助手の若者が、どうして主人公を助けるのかもよく分からない。
上司は、妻子を殺したので、警察に捕まる際に主人公を巻き添えにしたかったのかもしれないが、それだと、転売ヤーに恨みを持つネット仲間との繋がりが説明できない。
助手は、ラストで、将来的な「金づる」として主人公を助けたように見えるのだが、単なる転売ヤーがそれほど稼げるものなのかという疑問も残る。
せっかく個性的な俳優を揃えたのに、それぞれの持ち味を活かせていないのも、残念としか言いようがない。
何よりも、悪質な転売ヤーが、ほとんど痛い目にあうこともなく、のうのうと生き残ってしまうという結末には、釈然としないものを感じてしまった。
観たあと、一人反省会
残念だなぁ、色々と。
一本調子の薄っぺらい脚本。
不安や恐怖の高まりを、無言の主人公の顔のアップの長回しで表現するのは陳腐です。
良々さんが出てきた時点で、”ヤバいヤツ”に豹変する予想が出来るのはミスキャスト(まさかこの人が!と思える俳優にしてほしかった。)
しかも天音くんに説明させてるし。
アシスタントの佐野くんが実は、、って(そんな偶然無いだろうし、命懸けで吉井を助ける義理もない。)
秋子の心理の飛躍も??
15m位の距離から、ガンマンのような早撃ち一発で、秋子の脳天を撃ち抜く佐野くん。なのに、秋子の頭部はきれいなまま。
久しぶりに「観たあと一人反省会」
これで又、日本映画から遠のくかな。
集団心理と依存者
吉井(菅田将暉)は、真面目に働くことに嫌気がさし、副業だった転売にのめり込んでいきます。
転売そのものが悪か、というとそうでもありません。しかし、彼はいつの間にか一線を越えて、偽ブランド販売などに手を染めていってしまいます。
売れていく商品を無表情で眺める吉井に、少なからず異常性を感じました。そこに依存に近いものを感じたからです。
パソコンに向かっている吉井に秋子が声をかける場面が何度かありました。初めは手を止めて彼女に向き合っていましたが、後半は「後にしてくれ!」と怒鳴っていることから、のめり込んでいることが分かりました。
終盤、襲われて殺されそうになっているのに、まだ普通に転売のことを考えているのも異常でしたね。
元の人間、元の日常から少しずつ足を踏み外し、やがて原形を留めない狂気の存在へと変化していく怖さ、またそこに面白さも感じました。
各々の恨みがネット上で集団心理となって急加速、暴走し、いつの間にか吉井を殺害するところまで突き進んでしまったのですが、距離があるように見えて、実は誰でもアクセスできるネット上の話。日常と地続きであるという怖さがあります。
吉井に味方する佐野(奥平大兼)の、吉井に執着する異常性や、秋子(古川琴音)の付かず離れず一貫しない不安定なところも不気味です。
こういう時は、こう考えて、こう動くだろう。がどこにも通用しないのです。
元々は善悪の判断ができたであろう人々が、狂気に駆られ我を忘れていく姿は本当に恐ろしいですね。
職場の滝本(荒川良々)がアパートの前に現れた時は、特にぞっとしました。
そして、毎回思うのですが、今回もやはり菅田将暉さんは天才でした。
表情や表現が吉井という人物にしか見えないのは、演じる役のつかみ方、解釈に天性の勘がはたらくからなのでしょうね。
本当に素晴らしい才能です。
また、奥平大兼くんもすごく良かった。途中から吉井と形勢逆転し、殺しの指南をするほどの力を発揮していくところや、初めの「ちょっと変な子」から「謎の組織のスナイパー」までの振り切り方が素晴らしかったです。
『Chime』でも完全に踏み外した狂気の人物を演じていた吉岡睦雄さん。「せいぜい楽しみましょ〜!!」は異常さ満載で一服の清涼剤といった趣でした。
「あーもう絶対変な人だ!」という逆の安心感(笑)
キャストの皆さん、どの方も不気味で本当に良かったです。何よりも楽しそうに演じておられるようにお見受けしました。
私も俳優だったらこんなおかしくなる役やってみたいですもんね。楽しいでしょうね!
最後に「ここは地獄の入口か?」というセリフがありましたが、「とっくに地獄やぞ…」とお答えしたくなりました。
いや〜面白かったです。
イメージと中身
なるほど、商品はイメージで売り、イメージで買う、ですか。
商品、金儲け、主人公よく理解してます。我々兵庫県民、3年前にイメージで買った商品、今中身の実体があからさまに出てきて、エラい目にあってます。主人公も、人間もイメージで考えてエラい目に遭いましたね。
兵庫県民として、お察し致します。
これが世界の黒沢か
正直つまらん。転売屋のくだりでも、安く買ってネットで売ってるだけで、その情報を得るプロセスは無し。あんな山の中に引っ越しして、自前の車が無いとか有り得ん。秋子も家から出て行った時は徒歩なのか?。あのドンパチの間、どこ行ってたんだ?。正に神出鬼没だな。しかも、クレカにこだわって銃でおどすとか、最後になんかあるんだろうなとは思ったけど、薄っぺらい。
唯一良かったのは佐野くんの存在くらいか。随分と都合のいい存在だったけど。謎の設定だけに、スピンオフとか出来そう。ま、黒沢清さんはやらない方がいいかな。期待できない。
米国アカデミー賞の外国語部門の日本代表らしいけど、正直、ベイビーわるきゅーれと交代して欲しいくらい。
豪華な俳優陣なのに残念😢
面白そうなので、公開日に鑑賞しました。
だんだん、見ていくうちに、タイトルともチグハグ、ナゼナゼ疑問点だらけ、疑問点は最後まで、判らず、最後はドンパチやって終わります。
ナンジャコリャ
使難なエスプレッソマシンとアシスタント。
町工場で働く傍ら転売ヤーとしても日銭を稼ぐ吉井良介の話。
転売のノウハウを学生時代の先輩(村岡)から教わり、村岡からの儲け話には乗らず…、そんな帰り道に仕掛けられた罠、住んでるアパートに嫌がらせと続くなか、森の奥の湖畔に新しい住まいを借り、そこで恋人・秋子との生活、そこを拠点に地元の若者・佐野との転売ヤーとしての生活が始まる吉井だったが…。
安く購入し高く売るでパチもん買った購入者から恨まれ、ちょっと見下し人をバカにする態度で日中職の上司、先輩からの怒りをかいで見せるけれど。
態度は出かめだけど、いざとなったらちょっと軟弱な吉井と、対照的に肝が据わり動じない佐野君、その佐野君が個人的にアクセント!
てか君は何者?と思わせるなか、紙袋の中身入手、“会長によろしくと伝えて”と、かなり殺り慣れてる感ハンパない彼が心強く、拘束されてる吉井…うん、何とかなりそう!と安心感で、覚醒吉井よりも佐野君の存在が何か良くて。
で、仕事上頭は吉井だけれど佐野君からは逃れられないのかな!?
久々な菅田君主演の本作面白かった。
個人的には佐野君が良かったね~
大きなものに翻弄されて飲み込まれ、形を変えざるを得ないのが「クラウド」なのかもしれません
2024.9.27 イオンシネマ京都桂川
2024年の日本映画(123分、G)
ヘイトを集める転売ヤーに迫る危機を描いたスリラー&犯罪映画
監督&脚本は黒沢清
物語の舞台は、都内某所
工場で働きながら転売を繰り返している吉井(菅田将暉)は、ある医療機器メーカーの資金繰り悪化につけ込んで、希少な機械を安価で買い取っていた
それを定価の半額と称して売り込み、数百万の利益を上げていく
そんな彼は、工場の上司・滝本(荒川良々)に気に入られていて、管理職にならないかと打診を受けていた
面倒だと感じていた吉井はそれを断るものの、滝本はしつこく食い下がり、それを理由に仕事を辞めることになった
吉井には半同棲の恋人・秋子(古川琴音)がいたが、日常を怠惰に過ごすだけの関係だった
ある日、転売のノウハウを教えてくれた先輩・村岡(窪田正孝)から、オークションサイト運営の話が持ち上がる
出資をしないかと打診されるものの、金がないの一点張りでそれを断る吉井
そして彼は、医療機器で儲けたお金を元手にして、都内を離れて、群馬の山奥に居を構えることに決めた
吉井はアシスタントとして、地元の若者・佐野(奥平大兼)を雇い、秋子もそこで住むことになった
映画は、転売ヤーの日常を描き、足元を見ながら商品を仕入れていく様子が描かれていく
医療機器ように足で稼ぐこともあれば、ECサイトで高く売れそうな商品を探すという地味な仕事もあり、吉井は「偽物かどうかわからない商品」にまで手を出していく
さらに販売直前にフィギュアを買い占めるなど、彼のアカウント「ラーテル」は徐々にヘイトを集めていくのであった
映画は、自分の知らぬところでうごめいている感情と、反社会的な商行為を行なっている疾しさなどが重なって、見えない影に怯えるようになっていく
滝本にまとわりつかれたり、偽ブランド品を掴まされて被害にあった三宅(岡山天音)などもいて、そう言った人々が裏サイトを通じて情報を共有していく
そして、そのヘイトを利用する形でゲームを行おうとする矢部(吉岡陸雄)などもいて、とうとう居場所を特定されて、拉致されて軟禁状態になってしまうのである
ここまでは、単なる反社会的行為に対する報復とスリラーの物語なのだが、後半は一転して、ガンアクション映画へと様変わりする
アシスタントの佐野は売人(松重豊)から拳銃を手に入れ、軟禁状態にある吉井を助けに奔走する
おそらくは筋のもので、レベルが違いすぎる故に無双状態になるのだが、吉井が彼を救ったことで、さらに佐野が吉井に入れ込んでいく様子が描かれていく
ラストでは、さらなる裏切りに晒され、驚きとも言えない結末を迎えていく
映画として何を描きたいのかは非常にわかりにくいが、どこか普通の感覚を持っていない人たちがわちゃわちゃして、自分以外の何かに傾倒しているものが生き残っているようにも思えた
いずれにせよ、監督の世界観が好きな人向けの映画で、素人が卸関係の情報を手に入れられるとか、特定のアカウントをずっと使って取引をしているとか、コネもないのにフィギュアを発売当日に買えるなど、意味不明なところは多い
その辺は取っ掛かりとして、「自分の知らないところで悪い感情が育っている」という状況説明のようなものなので、それ以上深く考えてはいけないのだろう
佐野は初めからラーテルのことを知って接近しているのだが、筋の人の新しいビジネスに組み込まれていく怖さというものもあるので、ある意味ではこれからの方が地獄なのかもしれません
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