Cloud クラウドのレビュー・感想・評価
全156件中、41~60件目を表示
もう、目の前にあるかもしれない現実
後半はアウトレイジかと思ってしまうほど。
普通に暮らしていると
あの様は現実感に乏しいかもしれないけれど、
普段の暮らしの外に、
近い将来、いや、もうすでに
存在しているかもしれない現実にも映った。
実際に、転売ヤーにムカッと来て、
この野郎と思ったことは
一度や二度ではない。
ただ、まぁ、良いかとその品物はあきらめるくらいに
大して執着がないことが普通だが、
そんな風に割り切れない人もきっといる。
見えない世界は確実にあって
たまたま見ないで済んでいる。
この映画を
ないない、ありえない
と見るのか
ひょっとしたら
と見るのでずいぶん差が出てくるように思う。
僕は、あながちあり得ない
と割り切れなかった。
説明不足による強引に見える展開、不条理な登場人物の行動には、かなり戸惑いました。
黒沢清監督が菅田将暉を主演に迎え、憎悪の連鎖から生まれた集団狂気に狙われる男の恐怖を描いたサスペンススリラー。
黒沢清監督の映画には不穏な気配が漂って、観客の周囲の空気とどこか共振するのが恐ろしいところ。しかしそれは、社会問題を狙い撃ちした“社会派”だからではなく、黒沢監督が洞察する人間たちからにじみ出る、怪しげな臭気のせいかもしれません。「Cloud」も“転売ヤー”に“闇サイト殺人”と現代社会の暗部を題材にしているものの、描くのはむしろ、その奥底にある人間の本性ではないでしょうか。
●ストーリー
町工場で働きながら転売屋として日銭を稼ぐ吉井良介(菅田将暉)は、転売について教わった高専の先輩・村岡(窪田正孝)からの儲け話には乗らず、コツコツと転売を続けていました。
ある日、吉井は勤務先の工場の社長・滝本(荒川良々)から管理職への昇進を打診されますが、断って辞職を決意。郊外の湖畔に事務所兼自宅を借りて、恋人・秋子(古川琴音)との新生活をスタートさせます。
地元の若者・佐野(奥平大兼)を雇って転売業は軌道に乗り始めるが、そんな矢先、吉井の周囲で不審な出来事が相次ぐように。
吉井が自覚のないままばらまいた憎悪の種。例えば苦労して開発した医療機器を吉井に買いたたかれる町工場の経営者殿山宗一(赤堀雅秋)のように、バッグやフィギュアを大量に買い取り、インターネットを使って高値で売りつける転売屋としての行為は、自身の知らないところで周囲の人間の反感を買っていたのです。それはネット社会の闇を吸って成長し、どす黒い“集団狂気”へとエスカレートしていきます。誹謗中傷、フェイクニュース…悪意のスパイラルによって拡がった憎悪は、実体をもった不特定多数の集団へと姿を変え、暴走をはじめます。やがて彼らがはじめた“狩りゲーム”の標的となった吉井の「日常」は、急速に破壊されていくことになっていきます…。
●解説
吉井は困窮した町工場の製品を非情に買いたたく冷血漢です。物腰は丁寧だが熱がなく、真意がつかめません。
吉井の真の目的は何なのか。映画の前半は、楽して金をもうけようとする吉井の危うさ、怪しさをジワジワと示してゆくと思って見ていると、半ばを過ぎたあたりで急展開、バイオレンスとアクションに転調するのです。吉井は何者かに拉致監禁され、殺意にさらされます。
吉井のしたことは、襲撃者たちを怒らせて当然でしょうが、本人はそれほどの罪悪感は持っていません。その証拠に、吉井は人を小ばかにしたような言葉を、文字通り、さらっと言ってしまうのです。
「クラウド」というタイトルに関して英語表記は「雲」のdoudですが、監督の黒沢清は不特定多数の意味も込めて「群衆」のcrowdをイメージしていたといいます。
男たちの憎悪はそんな「雲」のように膨らんできているのに、吉井にはそれが見えないのです。とはいえ、うっすらとは感じているはずです。暗がりで怖い顔をしている吉片に、観客は「気をつけろ」と言いたくなるでしょう。見えないけど、怖い。いや、見えないから、怖い。 黒沢流ホラーの神髄が吉井のまわりにほの見えてくるのです。
ネット社会の匿名性は、見えない恐怖を描くのに格好の題材ですが、映画の中盤以降、ホラーからアクション映画に転調させていく起動力となるのです。
金を稼いだ吉井は郊外に家を借り、恋人と住み始めます。やがて、ガラスが割られるなど、不審な出来事が。ネットを介して集まった集団の攻撃を受け、吉井ははっきりと恐怖を感じるようになります。
見えない恐怖を描くのがホラー映画なら、それを可視化したのがアクション映画。戦争映画、ギャング映画、西部劇といったジャンル映画の主人公は、恐怖の対象である敵と闘うために、銃を手にします。
吉井も仕事のために雇った若者に助けられながら、敵に立ち向かっていきます。
この唐突な方向転換に、不自然さを感じさせないのが黒沢映画です。一つには、吉井はじめ登場する全員が「コイツ、何考えてるんだ?」と戸惑う人物ばかりだから。不条理なことを当然のように口にし、行動に移すのです。近しい人物同士でも関係は希薄、そして皆自分勝手。漠然とした憎悪の芽が膨らみ、無軌道な暴力となって噴出するのです。情感を注意深く排除する黒沢演出に俳優たちが繊細に応え、誰もが不気味に見えてきます。
但し本作が他のスリラー映画と違って、「やぼったい印象がなくスマート」に感じられるのは、あれだけ怖い演出なのに、不用意に血が出ないというスプラッターな表現を極力抑え込んでいることにあります。本作では銃でたくさん人が撃たれますが、破壊された死体は全く撮られていないのです。
●感想
“ネットの闇”という主題は、掲示板の悪意ある書き込みなど、さまざまな形で表現されてきましたが、これほどえたいの知れないスリルが渦巻く映画は記憶にありません。ただ生活上の困窮を抜け出すために主人公が行った小さな悪事が、予想だにしない殺意を招いてしまうこと自体は現実に起こりえる話だし、菅田が演じた若者像も実にリアルで現代的。主人公が購入する湖畔の家や廃工場などのロケーション、脇を固める古川、荒川、窪田正孝らの謎めいた挙動やセリフも鮮烈で、映画の不気味な濃度をいっそう高めていると思います。
人に恨まれるようなことを言う吉井の心理は、映画では詳しく説明されません。特に後半はさらにそぎ落とし、アクションに徹したそうなのです。最近の映画に散見されるアクションのごたごた、もたもたした感じがほとんどない。簡潔で、全く隙がないのです。その結果、暗闇の中で動けない怖さみたいなものが際立つ演出となりました。
但し説明不足による強引に見える展開、不条理な登場人物の行動には、かなり戸惑いました。
まず疑問な点は、殺害しようとする動機です。例えばネットの取引上のトラブルで、頭にきて出品者を殺害しようとするでしょうか。はたまた目をかけてきた部下が突然退職したくらいで殺意を抱くものなのでしょうか。はたまた後輩に事業への投資を持ちかけて断られたくらいで、恨みに思うものでしょうか。もうこれらは先に殺意を抱くことが決めていて、余計な説明抜きにいきなり吉井を殺ろそうするので、見ている方は面喰らうことになるのです。
また吉井が雇った佐野も得体の知れない人物なのです。ただのニートのくせに、何か凄い裏社会とつながっていて、佐野が電話するだけで拳銃の手配から、死体の処理まで裏社会の人物とおぼしき相手が全部用意してくれるのです。このニートくんはいったい何者なんだと脅かせてくれる設定した。
さらに恋人の秋子も不条理さを爆発させます。いきなり退屈という理由だけで、別れを切り出し吉井の元を去るのはいいとして、吉井が監禁されて殺されそうになった時再び現れたものの助けようとらず、傍観するのみなのです。秋子が襲撃一味のボス格なのかとすら思ってしまいました。そしてラストでの秋子の思いがけない行動。吉井が唯一信じられるのが実体のない愛であることが、終局の重要な伏線となっていたとはいえ、さすがにこれはあり得ない変容ではないかと思いました。
いくら怖い描写のためには、台詞をそぎ落とし、説明しないことを徹底されても、登場人物の心理描写まで省略されては、なぜ突然そんな言動になるのかちっとも理解できなくなります。
その辺で評価の大きく分かれる作品だと思います。
残念
菅田さん、窪田さんが出演したのに、なんだかつまんない。脚本や内容が悪いんだな。画面は暗いし。お二人はよくこんな映画に出演したなと、思いました。役者さんてお金さえもらえれば、どんな作品でもでるのか?って思うぐらい内容がない、訴えるものがない映画でした。残念!
ちょっと残念すぎる中盤以降
いや、序盤もリアリティに欠けるな、とは思ってはいたのですが、それでもテーマ設定や菅田将暉・古川琴音の怪しい関係は楽しめてたんですよ。
しかし、中盤から終盤にかけては非現実かつスケールの小さい話に落ち着いてしまって、作品への期待は失われてしまいました。
それでも黒沢監督だけに集中力が切れることなく、(かつ古川琴音さんの妖艶な魅力で)最後まで夢中に鑑賞させていただきました。
ただ、疑問が二つ。
菅田将暉がもっと儲かってるように見えないと、この話自体が成り立たないこと。そして、奥平大兼のバックボーンって後輩ボコってたあそこだけ?
転売屋の横流しにはお気をつけて…
『クリーピー』や『リアル』、最近では『散歩する侵略者』等、独特の世界観で楽しませてくれている黒沢清監督が、菅田将暉を主演に迎えて描いたサスペンス・スリラー。今や生活の一部となったネット・ビジネスを背景に、それを悪用し、不正な転売によって一攫千金を企む一人の男・吉井。吉井によって騙された者達が、憎悪と怒りを渦巻いて、吉井を吊るし上げようとする恐怖を描いている。
黒沢作品らしく、相変わらず何処で仕入れたのかライフルや拳銃でのドンパチ合戦。次々と銃弾の餌食となっていき、最後も救われないイヤミスの内容。ネット・ビジネスによる転売に着目したのは面白いし、前半の吉井の仕事振りによる掴みも流石だと思った。決してグロさは感じないが、後半は、日本には馴染まない派手な撃ち合いを繰り広げる。しかし、ここまでカモられた男に執着する、被害者たちによる集団心理といのも、動機としてはやや弱さを感じた。
クリーニング工場で働く吉井は、先輩から転売屋の極意を教えられ、犯罪ギリギリのグレーゾーンでの転売を日々繰り返していた。ある日、医療機器の転売で大儲けをした吉井は、クリーニング工場を退社し、恋人の秋子と共に、人里離れた湖畔の家に移り住んだ。そこで、地元の青年・佐野を雇って、転売業を広く手掛けて成功を収め、新生活をスタートさせた。
そんな矢先に、吉井の周りで、夜中にガラスが割られたり、自分の仕事が警察にも知られていたり、不穏な出来事が起き始める、そしてネットでは、吉井の父性転売のによって地獄を見た者達による吉井への誹謗中傷が炎上し、その果てに、『吉井狩り』という猟奇的な集団心理を煽動していった。ターゲットとなった吉井の新生活は、根底から崩れ落ちていく…。
主役の吉井を演じた菅田将暉は、次第に追い詰められて、引き金を引くまでに堕ちていく役柄を、存在感ある演技で魅了している。また吉井の先輩役の窪田正孝の狂気に満ちた表情も、不気味さと怖さを湛えていた。その他にも、恋人役の古川琴音、吉井を狙う役の荒川良々、岡山天音等も、泥臭い演技で個性ある役を演じていた。そして、本作のキーパーソンとなる、佐野を演じた奥平大兼は、表情を崩さない淡々とした演技が却って不気味さを煽る。何を考えてるのか、最後までその存在も目的も謎につつまれままエンドロールを迎えてしまったのが消化不良だった。
すでに世界はそうなっている
黒沢監督の映画は好きなのも多いのですが、この作品は(も?)「もっとそこはわかりやすく語ってしまっていいのでは?」と思える脚本でした。
しかしラストは映画の中の人物だけでなく観客も「地獄へ道連れ」といった黒沢流の演出で嫌いじゃないです。もうとっくに世界はそうなっているんですね。
まさかの展開にツッコミどころも多いけど…
てっきり、慈悲の無い嫌われ者の転売ヤーが謎の集団に追い詰めれれていく…そんなサスペンスストーリーかと勝手に思っていましたが、銃撃戦に突入していったのには驚いた。
凄く期待してたり何かのテーマを求めて見に行ってたら悪い意味で衝撃を受けたかもしれないです。
あまり深く考えないで観てたせいか、これはこれで面白かった。
怖い思いをした体験が、よみがえりました。
2017年に、この映画の内容と似た体験をした事があります。この映画を見て、その時の怖い体験がよみがえりました。
2017年まで、アメーバとX(ツイッター)をしていました。怖い体験をしたきっかけは、アメーバとXに、某有名人を悪く言う内容を書き込みした事と、考えます。某有名人とは、テレビアニメ『名探偵コナン』の主題歌を歌っている、超有名な女性歌手の事です。
一人でアパートの部屋を借りて、住んでいた時に、黒い服装をして顔を白い面で隠した人間に、窓から覗き見されました。その後、私が一人で車に乗って運転する度に、暴走族に取り囲まれる事が、頻繁にありました。
極め付けは、『名探偵コナン』に登場する「黒の組織」の様な黒ずくめの人間達が、黒いセダンに乗って職場の側に来た事でした。それが最後の嫌がらせだったのか、その後は私の周辺で何も起こらなくなりました。
現在では、実家も住む家も引越しした事もあり、暴走族に囲まれる事も、黒ずくめの人間達が来る事も、全く無くなりました。SNSも、アメーバとXはアカウントを閉鎖して、二度としていません。
品物の転売や、SNSでの他人の悪口を書き込む事は、とても危険である事を、思い知らされました。
皆さんも、充分気をつけてください!
物語ではなく〝行為‘’でシーンをつないでいって映画を成立させている...
物語ではなく〝行為‘’でシーンをつないでいって映画を成立させているような印象。控えめな菅田将暉がなかなかよく、普通ってことを描くとこんな感じになるんだなと。乾いた銃声が響きわたるシーンは、物語の必然ではなく、ただただこのシーンがやりたかったんだと思わせる。それでいい。
高濃度の黒沢清ワールド
まず演者としての菅田将暉が非常に素晴らしく、普通に見えるが少しズレた若者を好演していた。
また、ジェットコースターのように進むギャグ感満載の物語とホラーテイストの演出は唯一無二かと思う。
黒沢清監督作品「復讐」や「カリスマ」に似たロケーションやガンアクションも必見。
好き嫌いの分かれる作品であるが、これぞ黒沢清といった映画となっている。
怒りすら湧いてくる
とにかくずっと面白くない。何が伝えたいのかわからない。奥平さんの演技は唯一よかった。逃走中が今年一のクソ映画かと思っていたが、全然張れるレベル。むしろ勝ってる。世界情勢、大国の横暴それこそ発展途上国への買い叩き、それに対する抵抗なんかを描いているのかとも捉えられたが、それにしても酷い。映画中ずっと興味が湧かなかった。
黒沢ワールドではなかった
黒沢清監督のサスペンス作品といえば、
独特の雰囲気とサスペンス要素が特徴的な【黒沢サスペンスワールド】が想起される。
しかし、本作においては、
その概念を覆すような異質(一般的にはノーマル)な世界観が展開されている。
どこが変わったのか?
従来の黒沢作品では、観客を不気味な空間に引き込み、
予測不能な展開で翻弄することが特徴であった。
しかし本作では、舞台となる主人公のアパート、
工場や警察署など、極めて現実的な空間が丁寧に描かれている。
エキストラの多さや、セット、ロケセットの緻密さなど、
リアリティを追求した作り込みは、
これまでの黒沢作品とは一線を画すものと言える。
このリアリティの追求は、
一見すると黒沢作品らしからぬアプローチのように思える。
しかし、よく考えてみると、このリアリティこそが、
本作における新たなエンターテインメント的な恐怖を生み出す要因となっているのではないだろうか。
黒沢監督のスタイルとは?
私は、黒沢監督の作品に二作品で携わる機会を得たが、
監督の最も特徴的な点は、
観客の予測を裏切る巧妙な手法にあると感じる。
シナリオ、演出、撮影、美術など、あらゆる要素を駆使して、
【論理的な世界観の中にわずかなズレ】を生み出す。
このズレは、観客の意識下で徐々に大きくなり、
最終的には強烈な恐怖感へと繋がっていく。
例えば、ある場面では、論理的に説明がつくはずの出来事が、
わずかに不自然な形で描かれる。
このわずかな違和感こそが、観客の不安を煽り、不気味な雰囲気を作り出す。
リアリティを追求した舞台設定の中に、
わずかな非現実的な要素を散りばめることで、
観客を困惑させ、不安感をあおる。
観客は何かがおかしいと気づいたときには、黒沢沼にはまっている証拠だ。
この作品における恐怖は、
単に怖い映像を見せることによって生み出されているのではない。
それは、【観客の論理的な思考と、映像によって提示される非論理的な要素との間のギャップ】から生まれる。
このギャップが、観客の不安を煽り、恐怖感を増幅させる。
まとめると、
本作は、黒沢清監督が新たな境地を開拓した作品と言えなくもない。
今までの作品のような異質な空間の設定ではなく、
リアリティを追求した舞台設定と、
わずかな非現実的な要素を組み合わせることで、
観客に異様な恐怖感を与える。
この作品は、従来の黒沢作品とは異なる魅力を持っている、
新たな黒沢エンタメワールドの始まりなのかもしれない。
クラウド
菅田将暉を見に行来ましたがなんかいまいち
窪田さんの悪役ぶりもっと欲しかった全然足りない。
古川さんの悪女も足りない違う人でも良かった。荒川良々は悪に見えない映像の準備最初からしとけ全体的にテンポが悪い黒沢清大したことない国際映画祭出品しない方がいいのでは?
どんよりとした世界観
転売屋の青年が集団狂気に狙われる恐怖を描いたサスペンススリラー。菅田将暉主演ということで楽しみに鑑賞したがどうやら期待外れ。ハラハラドキドキするような展開やシーンが一切なくて面白みに欠ける印象。どんよりとした世界観も苦手でした。
2024-162
喰らうど
んー。嫌いじゃないんだけどもゾワゾワ来るものがなかったかな。登場人物全員が絵空事みたいな感じだったり、常に何かをはぐらかしている感じは良かったのだけども、好みとしては要所要所のスパイスがもっと効いて欲しかったし、後半は個人的にはコメディに映ってしまったので、全員のヤベー感じがもっともっと化学反応を起こして欲しかった。芸達者達の抑えた芸達者を眺めてるだけでも結構満足は出来るんですけどね。もったいない。
前半★★★後半★
前半は感情の起伏が少ない主人公吉井の転売の日常を不穏な空気感で描いていて黒沢ワールド全開だった。ところが後半はまるで監督が変わったかのようなガンアクション。まるで西部劇のように撃ちまくる。しかし肝心なところで吉井を撃たないので逃げられまくる。そして素人目にも無駄玉撃つなよってなぐらいに撃ちまくる。これでもかってくらいに撃ちまくる。監督どうしちゃったの?
全156件中、41~60件目を表示