クワイエット・プレイス DAY 1のレビュー・感想・評価
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やはり武器がないと
空気を読みまくるフロドくんが可愛すぎる
静まり返った映画館で、椅子の軋みや咳など僅かな音に対しても細心の注意を払うことで登場人物の気持ちを味わう唯一無二な映画体験ができるクワイエットプレイスシリーズ。(次点ドントブリーズ)
3作目は「何か」が初めて現れてからの数日間が描かれます。
末期がんの主人公と相棒の猫。前作までと異なり家族を持たず死を待つ身の女性が主人公ということでどんな展開になるのかと思いましたが、なるほどこれまでとはまた異なるアプローチで絆が描かれていて面白かったです。
事態を即把握し冷静に対応する主人公の脅威的なサバイバル能力と(普通の女性でましてや病人なのに笑)、空気を読みまくり鳴き声一つ立てない天才ねこちゃんフロドくんペア。そこに加わるなんだか頼りなくてうるうるした瞳でついてくる学生エリック。
2人と1匹のサバイバルと、前2作に繋がる発生当時且つ発信源のNYの状況を100分というコンパクトな尺で描き、テンポも良く楽しかったです。
個人的に主人公はフロドくんでした。「落下の解剖学」といい、今年は天才アニマルが大スクリーンで観れて動物好きとしては大歓喜です!
猫が主役
物音を立てないように観てしまう
早くもシリーズ第3弾となる今回はニューヨークを舞台にしたサバイバルホラー。何かが初めて地球に襲来した最初の一日を描いていてその場所がニューヨークであったという過去形のシナリオ。このシリーズは何故か観ているこちらまで物音を立てないように一体化してしまう不思議なシリーズです。
2024-113
3作目ともなると多少でも新たな情報が欲しかった。
「DAY 1」という事でヤツらが侵略して来た最初の日から数日間のお話。
1作目では特定の音に弱い、2作目では最初はマンハッタンに侵略して来た、泳げない、3船の内1船のみ脱出できたということがわかったが、何者かも何処から来たのかもわからないのは前2作と変わらずのまま。
本作のみ監督が違うので余り勝手な設定を作らない様に気を遣ったのだろうか。
3作目ともなると音を絶対に発してはいけないという設定も幾分か緩まり、筆談やジャスチャーが減り小声で話すことが多くなった分緊張感が薄れた様に思う。
またどの音には反応し、どの音には反応しないのかなど気になる様になってしまい集中力を欠いたまま鑑賞してしまった。(噴水や仲間が歩いて石ころとか踏んだ音には反応しないし)
主人公は余命少ない末期患者なので最後は自らが囮になり仲間を逃すという事はかなり早い段階から想像がついてしまった。
大好きなピザ屋のピザを食べに行くのだが、ピザの生地を勝手にオーブンで焼くなどで食べようとするものだとばっかり思っていたが、通常営業を期待していたようで驚いた。
あの状況下でマンハッタンが壊滅状態である事が想像できなかったのだろうか。
別の店のピザを食べた時の顔も美味しそうじゃなかったし。
また終始猫と一緒に行動する神経もどうかと思った。
いくら介護猫と言っても鳴き声まではコントロールする事はできないし、大勢が避難しているところへ猫を連れてきて周りがブチ切れないのも不自然さしかなかった。
主人公が冒頭で披露した詩は最高だった。
所詮こんな世の中シットだぜ!
え!面白かったよ
ネコ映画としては高評価
クワイエットシリーズは全部観ています。
そのモンスターが出現した最初の日が描かれるというDAY1。
期待しましたが…ホラー物としては違和感が強い…
多数のモンスターが襲来して、足音も襲撃の音も激しく重い響きが続く…
音に超敏感なモンスターが、なぜ仲間の音に混乱しないのか?
激しい攻撃音で、自分自身の聴覚器官にダメージを受けないのはなぜか?
そんなことを考えると話に集中できないので、ホラー映画としての評価は1点。
むしろ、この映画の見どころは介護猫のフロド君です。
パニックに陥る人間を尻目に、実に冷静沈着です。
モンスターが出現してからは、まったく鳴かず、騒ぎもしない。
モンスターが近くに出現しても、緊張も威嚇もせずに不動のまま。
後半、人間に抱かれつつモンスターから逃げる場面でも騒がない。
最後まで、実にチャーミングな表情を崩さないフロド君に評価2点プラス。
そういうわけで、映画としての総合評価は3点になりました。
新味無しキャラ魅力無し
前作前々作鑑賞済み。
音にしか反応しないという設定自体ツッコミどころ満載ですが、本作ではさらに登場人物の行動のアホさ加減(エイリアンもたいがいアホです)に磨きが掛かっているように思えました。
過去作では超絶的に聞き分けの良い赤ん坊が居ましたが、本作では人間並みの知能で危機を回避する猫ちゃんが登場します。
この緊急時に猫を連れまわす神経も凄いですが、何度も離れ離れになっても必ず再会する運の良さ(ご都合主義とも言う)も安定していて不安や緊張感を削いでくれます。
また相変わらずではありますが、急にデカい音を立てて驚かそうとするジャンプスケアも度々出て来て平凡さに拍車をかけています。
今回特に感じたのが登場人物の魅力の無さで、全然惹かれないヒロイン(?)や、意味不明な付きまといをする気持ち悪い英国人など共感出来るキャラが皆無でした。
それに黒人は命からがら助かって、白人は無残に殺されるという、エイリアンの人種差別主義ぶりにも唸らされました笑。
静寂の緊張感も過去作よりだいぶ後退して退屈な仕上がりになっています。
それにしてもこういう作品でも上映中にひそひそ話す連中の頭の中を是非エイリアンに開けてみてもらいたいです。
あちこちで迷惑を掛けていることが想像出来ます。
2024.7.2 17:10 T・ジョイSEIBU大泉 中央付近4人組
既見、初見問わず楽しめる作品
沈黙の逃避行・NY篇
もっと面白く出来たはず。
前日譚ではあるが
ホラーにジャンルされているようですが、予告にも出てくる謎の怪物た...
ホラーにジャンルされているようですが、予告にも出てくる謎の怪物たちはこの物語の環境を作るためのツールでしかなく、全般に落ち着いた音調のBGM、雨や雷、水の流れといった自然な音が響く世界の中で、残された日々を過ごす主人公サミラとエリックのやりとりは、一昔前のヒューマンドラマのようで悪くはない。都会の喧騒へのアンチテーゼも伝わり、思っていたストーリーと違いましたが、そこにネガな部分はありません。
とはいえ、例えば「静かなニューヨークを過ごしましょうDay」なるイベントがあって、そこで上映されるようなイベント映画ならともかく、一般公開の作品としては中途半端さは残り、あの怪物たちの挙動(反応)や主人公たちの行動に「何で?」感は終始尾を引き、特にピアニストだった父との思い出が残る店を訪ね、そのピアノに触れかけたシーンまで見せているのだから、素人目にもラストは「そうじゃなくて、こうでしょ!」と言いたくなる終わらせ方に、もったいなさも感じるのでした。
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