「ビビリの僕があまし怖くなかった。ヒューマンドラマ部分多し。SFでもない。」クワイエット・プレイス DAY 1 マサヒロさんの映画レビュー(感想・評価)
ビビリの僕があまし怖くなかった。ヒューマンドラマ部分多し。SFでもない。
僕ははビビリなので、ホラーは絶対見ない。エイリアンが人を襲う今作もNGなのだが、予告が面白かったし、SFなのかなと思って、怖くなって途中退場覚悟で鑑賞。前2作は見ていない。
鑑賞直後の感想は、「ヒューマンドラマ部分なかなか良かったんだけど、こういうのが見たかったんじゃない」である。
さて本作、予告にもあった突如エイリアン襲来の直前までは、これから心暖まるヒューマンドラマでも始まるんじゃないか? という感じで、とてもイイ雰囲気だ。僕は、何かの手違いでこのままヒューマンドラマでもいいかなと思った。
もちろん違う。予告編どおり突如エイリアン襲来。「来た来た(^^)/~~~」と思ってワクワクドキドキしながら見てたが、スゲーのはここまでで。いま考えるとここが1番SFっぽいクライマックスだったかもしれない。
主人公はホスピスにいて、ガンの緩和ケアを受けている。エイリアンに殺れなくても死んでしまうから、その前にお気に入りの店でピザを食いに行く決意をする。避難しちゃったら、もう2度とあの店のピザが食えないのだから当然である。
もう執念で、文字通り「死んでもあの店のピザを食ってやる」である。僕でもきっとそうする。
こっからは、もうヒューマンドラマである。途中で知り合った男性がピザを食いに行く道中につきあう。2人が、途中の困難(エイリアン襲撃)を乗り越えてピザにありついた時には、もう拍手喝采ダヨ。ホントに拍手するとエイリアンに襲われちゃうから音は立てなかったが。
彼女とピザの道行きに同行した男性は助からないと思ったら救助されたのでメデタシメデタシだ。それと、ニャンコが無事でホッとした。よく最後まで無事だろうと思ってたペットが急に殺られちゃう映画もあるから、もうずっと、いつ殺られるかと思ってヒヤヒヤしてた。
う~ん。面白かったんだけど、見たかったのはコレじゃないと思った。少し残念。
ちなみに本編上映前の予告で「エイリアン」の新作をやってたが、「怖いから絶対見ないぞ」と心に強く誓った。