かくしごとのレビュー・感想・評価
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最後に全部持ってかれた
知り合いにすすめられて鑑賞!
絵本作家の千紗子は、長年絶縁状態にあった父・孝蔵が認知症を発症したため、渋々田舎に戻る
他人のような父親との同居に辟易する日々を送っていたある日、事故で記憶を失ってしまった少年を助けた千紗子は彼の身体に虐待の痕を見つける
少年を守るため、千紗子は自分が母親だと嘘をつき、一緒に暮らし始めるのだった
次第に心を通わせ、新しい家族のかたちを育んでいく三人
しかし、その幸せな生活は長くは続かなかった─
というのがあらすじ!
飲酒運転で事故を起こしたことで犬養洋一という少年に出会うですが川から這い上がってよく道路まで行けたよね…
それがまずすごい!
そこから3人の暮らしが始まるんですけどここから幸せな生活を送ります
父親が認知症にかかったことで弱さも知ることができましたね
犯罪だけど確かに幸せな家族が存在してました
そしてそこにあの父親が登場してくる!
背後から拓未が父親を刺して千紗子が何度も刺してとどめをさすんですがその時の表情が…
守りたい一心で狂気すら感じる表情でしたね
最後は裁判の場面ですがまさか記憶喪失になってなかったとは…
途中から記憶戻ってる感じかと思ってました笑
最後に全部持ってかれましたね😳
みて思ったのが血が繋がってなくてもちゃんと親子でした
面白い映画をありがとうございました☺️
出演者の熱演に拍手です
重いテーマで熱演の俳優陣のおかげで 見ごたえは十分です。 ですが・・・。 クライマックスシーンが最大の見せ場ですが あの展開になるまでの感情が彼に生まれる理由が 十分に描かれていたとは思えないのです。 映画の題材でこのような子供を描く作品は 色々ありますが、いつも見ててやるせなく なるのは、切っても切れない幼い子供たちの 実親への愛情です。 理屈ではなく、第三者が介入できないような へその緒がつながっていたから・・としか 言いようがない結びつき。「なんで!?」って なります。 しかし、本作においては 「そーいう環境だったら、こうなるんじゃない?」 って結構ライトに描かれてる気がするんです。 こんな安易か?って。 そこに説得力を生むことを、本作はできていない とおもいます。 ラストにつながる伏線が「楽しい日々」だけじゃぁねぇ。 杏さんの演技は素晴らしかったです。 クライマックスの要因となる小屋での 出来事の時の「目」すごかった。
映画を見ながら感じたあれやこれやがぶっ飛んだ出来事。少年目線の話を見たくなる。
◆何が驚いたって、千紗子(杏さん)が少年の父(安藤政信さん)にトドメを刺す場面にはビックラこいたよ。
杏がナイフを握りしめたとき、僕は心の中で「杏ちゃん、トドメを刺すんだ~」と叫んでたけど、さすがにそれはないな、杏ちゃんはゼツタイ刺さないだろうなと思ってた。それがイヤまさかホントに刺すとは、ナンテこったいである。オドロイタ ((゚□゚;))
あまりの驚きに、「後でレビューにでも書くべえ」なんて考えてた事 (親子愛だの、血縁のない家族愛だの、認知症のことだのについて感じたり思ったりした事)が頭の中から吹っ飛んだ。もちろんフトンも (^o^)・・・何でもない(すまん)
◆少年に記憶があったことを前提にした、少年から見た物語を見てみたくなった。
だけど、今作の親子愛、家族愛を描いた話ではない。少年の計画的な父親殺害の話だ。怖え~。
千紗子(杏さん)に出会った少年が、虐待をしていた父(安藤政信さん)を殺害して、正当防衛による無罪を勝ち取るための計画殺人を策定する。
ただし、杏が安藤政信にトドメを刺すのはさすがに少年も想定外で、今作同様、裁判で実は最初から記憶があったことを少年が告白するオチはそのまま。
◆交通事故を隠ぺいする話と、杏が調査員を装って少年の両親を訪ねる話はさすがにムリがある。
杏と少年は山道で普通に出逢えば良いと思った。
エンドロールで原作が「嘘」という小説だと知る。普通に考えると小説...
エンドロールで原作が「嘘」という小説だと知る。普通に考えると小説が優れているからこそ映画化という流れがあるのであれば、この映画はその小説の大事な何かを2つ3つ置いて来てしまったのではないだろうか。
「かくしごと」というタイトルに原作から換えられており、主人公・千紗子の親友の「かくしごと」から始まり、(冒頭からそのありえなさに引きましたが)一方で記憶喪失の少年を囲う千紗子はすぐにバレそうな、且つ奇異でリスクの高い行動を続けます。(「描く仕事」はしていた)これが辛い過去を持つ不安定な精神状況下の千紗子の物語であるならまだ理解できるのですが、出てくる人たち皆、迂闊、軽率、ピンと来ない人ばかり(父・孝蔵は除く)。せめて村の賢者たる医師・亀田にはピンと来て欲しく、少年と釣りに興じている場合ではない。捜索で少年の写真が出回るだろうに誰も気づかず、最後のDV父も家族といた子供が川で行方不明なんてマスコミの目に囲まれているはずで、それでも千紗子をせめに来たのだから迂闊である。(マスコミが追ってきたらこの物語は終わりましたが)
そうした迂闊な大人たちの中でまともなのは子役のレベルを超える演技をした中須翔真さん演ずる少年だけであり、そのまま最後の「かくしごと」を披露して話を締めくくりました。冒頭に戻りますが、映画化したくなる小説が原作なら、脚本が問題?もう少し練って欲しかったなという印象でした。
ラストシーン号泣必至
ラストシーンは波動砲?カメハメ波?はかいこうせん?何でもイイけど相当な衝撃を食わされました‼️小説とは異なる終わり方でしたが、断然コチラの方が良かったです❗️ 小説としての終わり方としては"正"でしたが、映像と演技で表現する場合はコレが最適解だったという事だと思います。
並行ストーリー
認知症の父と保護した子供の育児の並行ストーリーが見事 そして、タイトルのストーリーとなる主題が最後の台詞で完結した。 笑いはなくとも見応えある作品で、役者さんたちの演技力にもどっぷり入り込んでしまいました。 役者さんにとってもやりがいある作品だと思う
ツマラナイ理由。
既視感ある幾つかのベタな物語を 浅く且つ無理に繋げた。 その繋ぎの装置としてのキャラ(父、友、子役、虐待父母、医師)を並べて 全てを台詞(この三分の一が適当量)で説明させた。 だからツマラナイ。 以上。
誰にでもある かくしごと
序盤の事故の場面で 題名の理由は「コレだろうねぇ笑」と推測してましたが 甘かった笑 千紗子〔杏)のかくしごと=事故と子供を匿ってしまったこと 子供のかくしごと=記憶を戻しているということ あたりまでは良かったのですが笑 こどものかくしごと=母親は千紗子だけ 千紗子のかくしごと=事故で亡くした子供に想いを重ねてる そして みんなのそれぞれかくしごとがあること 千紗子の父のかくしごと=認知症になってはじめて吐露できた 亡くなった妻と娘(千紗子)への想い 最後の終わり方もとても秀逸でした 拓未〔洋一)が裁判所の証人席で 話したひとことと その後の 被告人席の千紗子の表情のかすかな変化を 〔喜び?)ゆっくりとアップしたところで エンドロール あとは鑑賞した人たちの心の中の想像で 後で思ったことですが かくしごととという言葉が平仮名でよかったです うまく表現出来ませんが、誰にでもある 心の中の想いかなと
人が生きることに正しさがあるとするならば、それは法を守ったり、規則...
人が生きることに正しさがあるとするならば、それは法を守ったり、規則に従うことでは決してない。拓未とお母さんとおじいさんで顔中汚しながら作った粘土の力強さと色彩の鮮やかさ、窓に描かれた花の透明な美しさの中にこそそれは存在するのだと思う。「魔きり」をおじいさんが拓未にあげるシーンで「人には悪魔がいる。神様も。」と言ったことが、そのまま現実となった。法廷で「ぼくは犬養洋一です。でもお母さんはあの人です」と真っ直ぐに言った拓未の言葉が「かくしごと」のないすべてなのだと思った。拓未が救ったのは二人のお母さんである。
う〜ん、これでいいと思う。
子を虐待する血のつながっている親と、子を愛する血のつながっていない親と、子供にとってどちらが本当の親かというなかなか面白いストーリーで、役者の皆さんの演技も良かったと思います。
ただ、終わらせ方として、子供に殺人を犯させるよりも、認知症のお父さんが娘のために刺してしまう方が良かったのではと最初は思いましたが、よくよく考えてみると相当な虐待を受けていただろうし、橋の上から通常のロープでバンジージャンプなんて殺人未遂に近い訳ですし、母親を助けるために刺してしまうのもありかなと思いました。また、映画的にも裁判中の子供の証言で終わらせる方がインパクトがあり、これで良かったのだろうと思います。
追記〉
ちょっと気になったのは拓未の両親のところに支援団体のフリをして様子を見に行くシーンがありますが、あれはやり過ぎかなと思いました。せめて、家の周りを゙うろついていて両親に怪しまれ、顔を覚えられるくらいで良かったと思います。
ラストが全て
評価が良さげなので鑑賞する事に。
基本的にこの作品は、ラストの子供の「言葉」と千紗子の「表情」が全てかなと思う。このラストシーンを撮りたいがために全てを用意したと言っても過言ではないと思うし、まあそれはそれで良いのではないかとも思う。
物語としては正直なところ突っ込みどころが多数あるかな、と。これってどうなの?とかこれで大丈夫?とか本当にこれで良いの?とか物語が破綻するかしないかギリギリの所で何とか最後まで成立させたという事で個人的にはセーフ判定としたが、ちょっと無理と感じる人も居るかも知れない。多くの人が指摘している前半の飲酒運転のくだり、そして結果的に子供を誘拐する形を選択してしまう判断はあまりにも責任重大なポイントであり、もちろんそうせざるを得なかったという流れで描いてはいるのだが、それを考慮してもすんなり共感するのはかなり難しいかなとは思う。
とは言え千紗子は過去に我が子を助けられなかった無力感や絶望感、贖罪の気持ちが強くあり、それが彼女を衝動的に突き動かしたのは確かだろうし、そこから先はもう無我夢中で突っ走ってしまった、というのは分からなくもない。どんなに真面目に生きてきた人でも(真面目だからこそかも知れない)、何かの拍子に人生が急激にあらぬ方向へ進んでしまう可能性はあると思うし、それで実際に転落していく人は多く居るのだからね。少し種類は違うかも知れないが「紙の月」もそのような物語だったように思う。そう考えると、いやだからこそ最後に子供の言葉を聞いた千紗子が流す涙にあそこまで激しく心揺さぶられるのではないだろうか。彼女が自ら破滅してまで守ろうとしたのは「他人の子」なのだ。その子から「ボクの母親はあの人です」と言われた時、彼女がそれまでの人生で抱えてきたあらゆる「苦しみ」が、あの一言で全て報われたのだろう。もちろん現実的には何ひとつ救われてないのだが、少なくとも彼女の「精神」だけは救われたと信じたい。だからこそあそこで流した彼女の「涙」がどれだけ儚く尊いか。それを思うとこちらも涙せずにはいられなかったのだ。彼女の表情で終わるあのラストは本当に素晴らしかったと思う。
ただ少し気になったのは、父親との関係性を修復していく「再生」への道と、子供を無理やり自分の子として育てる「破滅」への道を同時に歩む物語をどう受け止めるべきか、気持ちの整理が難しく作品の方向性がよく分からない気もした。でも結局あのラストだから良しとしよう、という所に落ち着くわけだ。だから「ラストが全て」という作品、となるのだ。本当は「3.5」にしようと思ったのだが、ラストの涙で何とか「4.0」にしたという感じ。
父親の奥田瑛二さん、本当に素晴らしかった。老いるとは何か、老いてく人間はどう生きるのか、周りはどう関わるべきなのか、そして何より、老いてもボケても「心」はそう簡単に死なないのだ。そして酒向芳さん演じる亀田先生、本当にあそこで暮らしてるかのようなリアルさと患者との距離感など接し方が絶妙で自然体、そして出てくる言葉の重み。もう素晴らしいとしか言いようがない。
主演の杏さんも悪くなかった。実際に母親として生きる彼女ならではの表情はちゃんと出てたと思う。けど「もうひと味」なにか欲しかったように思ってしまったかな。
とは言え全体的には満足いく作品だった。
犯罪に次ぐ犯罪だけど…
虐待をうけていた子供を、水難事故で子供を亡くした母親が助け、痴呆の父と生活を始めることで巻き起こる出来事の話 真面目な人ほどボケ易いらしく、僕は早くボケるんだ〰️と思いながらも、交通事故 飲酒運転 業務越権 個人情報保護法違反 誘拐及び誘拐幇助 詐害行為等々法律違反の数々 題名とはマッチするが… いわゆる毒親の話 親は子を選べないし、子も親を選べない あの子も居心地が良かったが、優しさにつけこんでいるようにもみえたし、格差社会を作り上げた政治(自民党)が悪いのであると言いたい 自民党事態かくしごとが多いシネ おあとがよろしいようで
認知症や虐待で決して好きな分野ではないのですが、監督、演者さんの技...
認知症や虐待で決して好きな分野ではないのですが、監督、演者さんの技術力の賜物なのでしょう...久しぶりに素晴らしい作品に出会えました。
日本アカデミー賞最優秀助演男優賞は奥田瑛二…は早すぎか(^^ゞ
映画館で3本ハシゴして、他の2本が寝落ちして、これだけが寝落ちしなかった分、少々、点数が甘いかもしれませんが(^^ゞ 設定があり得ないとか、オチが思ったとおりだとか、つべこべ言うやつは最初から観なけりゃいいだけの話で、ここでは楽しめたか楽しめなかったで評価すればよいかと思いますけどね(^_^;) それにしても、杏さんはCUBEを観た時は残念(あれは作品自体がダメで、杏さん以外に菅田将暉、岡田将生、斎藤工、吉田鋼太郎、柄本時生と役者は一流ぞろいの珍しいパターン)でしたが、とんびや翔んで埼玉、そしてかくしごとと最近は良作にも恵まれて、メチャクチャキャラの濃い杏さんのお友達もさぞかしお褒めになっているのではないでしょうか(笑)
奥田瑛二ありき
完全に奥田瑛二に持っていかれてた。 杏では少し弱かったね。 みんな自分勝手。虐待してた親はもちろん杏も佐津川愛美も。大人に振り回される子供が可哀想。 認知症に対する医師の考え方がとても素敵だなと思った。
どう考えてもハードモードのどん詰り人生なのに攫う事の悪より欲望が勝つんだな。
エエ画を撮るよなこの監督。 でも、刺された位置がおかしいよアレw あの箇所を一突きで血吐いて死ぬことは100%ない。 あのシーンだけでちょい冷めた。 が、しかし、奥田瑛二のノンフィクションの演技は冴えてた。 夏に川や海に小さい男の子(長男)を連れて行ってはならない。
期待度○鑑賞後の満足度◎ 杏、熱演。現時点での代表作だろう。こういう作品を良い意味でのエンタメと言うのだろうと思う。子役の男の子が役者として男前なので☆一つオマケ。
①のっけからインモラルな事を書くが、殺人は確かに良いことではないが、子供を虐待するような人でなしは文字通り人でないので殺されても当然だと思う。 TVや新聞のニュースで悲しい事件(虐待死)に接する度に犯人は死刑にすれば良いと真剣に思う。 という人間が観ているので初めから杏扮するヒロインに同情的である。 ②ヒロインは確かに一般的な社会通念から言うと(個人的には「一般的な社会通念」なんて屁とも思いませんが)やってはいけない事をやってしまう。母性が歪んだ方に向かってしまったわけだ。 しかし、
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