「ずっと里谷拓未でいてあげて」かくしごと カールⅢ世さんの映画レビュー(感想・評価)
ずっと里谷拓未でいてあげて
いい映画でした。
泣きそうになりました。
奥田瑛二お目当てでの鑑賞。さすがの奥田瑛二。ホントに自分の娘が認識できてないんだったら、杏ちゃんはとっくに襲われてましたな😎
イワナ釣りはカラダが覚えているんでしょうね。
どれだけ釣り好きなんでしょう。
親友のお医者さん役の酒向芳がすごく自然でよかった。
認知症の物盗られ妄想なんかもリアル。
認知症がだんだん進行してゆくさまの描写も丁寧で、拓未君は気が利くし賢すぎる。天才。
認知症対応の啓蒙映画としてもよくできていた。
主演は安藤さくらでなくてよかった。
観るほうが気を使っちゃうから。
拓未君はなかなか強運の持ち主。
2回は死んでた。
ドスンというはっきりした音。
スピードを出している佐津川愛美運転の車に轢かれる。
佐津川愛美だからしょうがないねぇと、こっちも許してしまうところも絶妙なキャスティング。
ロープのヒモが「しっぽ」に見えたので、寝かされている少年はもしかして新類人猿の子供かなって思っちゃった。そしたら片足だけに結ばれた細いロープ。
橋の欄干にちぎれたロープがぶらり。
ゴムじゃない。
本人がバンジージャンプをしたがった?よくこんな下手なウソを堂々とつくもんだ。
どんな親かと思ったら安藤政信と木竜麻生の夫婦。
ちょっと憎みきれないズルいキャスティング😅
戸籍がなくていいわけはない。
しかし、もし戸籍がなくても高校卒業認定試験(大検)が受けられるならなんて思ったり。賢い杏ちゃんが色々教えてあげられるからね。
書く仕事だもん。
隠し子と····
ダジャレ🙏
小学校になんで来ないのって佐津川愛美の息子に言われたら一番困るなあ。
報道番組では子供の写真ずっと出るよね。
病院の窓口からじっと親子をみている看護師役の河井青菜が怖かった。
まあでも、原作の小説がある訳だし、認知症や介護の問題が身近になってきた身としては娘や孫、親友に囲まれてイワナ釣りして暮らす環境は羨ましくもあり、できれば、杏ちゃんみたいなきれいなお嫁さんに親切にしてもらいたい。お風呂でシャワーしてもらいたい。イワナ釣りして、池谷のぶえの店で飲みたい。
私にとって「魔斬」とは、酒田の銘酒初孫なんです。初孫に魔斬をあげたおじいちゃん。単なる偶然?にしてはと思いましたよ。
最近の邦画、ミッシング、あんのこと、市子などと子供の置かれた環境やテーマが近いけど、なんかいちばん沁みた。