「ありえない設定」かくしごと Mさんの映画レビュー(感想・評価)
ありえない設定
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飲酒運転で家族を亡くした人など、どんな気持ちでこの映画を見ることだろう。
ありえない設定であるとしても、脚本家は、そんなことどうでもよくなるようなパワーのある脚本か、見ていて最低限、違和感のない脚本を書くべきだと思う。
少なくとも、時間をかけて書いた脚本でないのは確か。みんなで読み合わせれば、この脚本の弱点を補完することはさして難しくないように思う。
仮に、そこがクリアできないとしても、例えば介護で苦しんでいる人や、虐待を受けて苦しんでいる人に希望を持たせるような話であって欲しい。
ただ、俳優陣は素晴らしい!
主人公の杏さんはもとより、子役の少年、認知症のおじいちゃん、その友人のお医者さん。また、親友の子どもさんの元気な演技。
みなさん、とにかく素晴らしい演技でした。
結局、一番のかくしごとをしていたのは、あの少年だった、ということで。これも予想通りで終わってしまうという残念な脚本。
素晴らしい演者と残念な脚本の映画でした。
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トミーさんのコメント
2024年7月6日
共感ありがとうございます。
自分が一番おかしいと思ったのは、補助金をチラつかせて実両親を探る下り。あと飲酒運転は胸糞以外の何物でも無かったですが、「ミッシング」とかでもこういう描写は不快掬い上げで良く目にしますね。