「責任も平等」バティモン5 望まれざる者 Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
責任も平等
移民労働者達が暮らすパリ郊外のバティモン5で巻き起こる強硬派新市長による弾圧と反発の話。
前市長の急逝により臨時市長にまつりあげられたピエールが、自分のことしか考えず勝手な主張でやらかした市民を制裁すべく取り締まりを断行し巻き起こっていくストーリー。
確かに取り締まりにしても新条例にしても急だしやり過ぎ感はあるけれど、「厳しくとも法は法」はその通りだし、そもそもスラムになった理由はなんでしょうかね…。
アビーの言いたいこともわかるけれど、自責というものがこれっぽっちも頭に無く、自分達で自分達の首を絞めていることに気づいていない人達が多過ぎる。
子どもにぬいぐるみのことを説教していた親がいたけれど、それと同じことなんですけどね…。
行政、市民どちらの目線でみても、胸くそ悪さや憤りを感じるところが多い作品ではあったけれど、これも移民問題に端を発するわけで、とても考えさせられるし面白かった。
スラム化の理由==>
戦災やベビーブームで郊外に作った民間の団地が、その後富裕層が中心部に戻ったことで、あてにして造ったものの売れ残り、建築費管理費などを回収するために安い賃貸を始めて、貧困層の移民たちが住みだしたのがきっかけのようです。(パンフレットから)
日本も郊外の巨大団地は、安い賃貸で借りたい外国の人が増えてきているとも聞きました。日本もよそごとではありませんね。
お疲れ様です!
最近ミニシアターの予告で目にする東京カウボーイがめちゃくちゃ気になります。
渋すぎるキャスティング、井浦新さん、國村隼さん、岩松了さんと何か堪らないです(笑)
こんにちわ!
ちゃんと観れたら楽しめたと思うですが始まって早々の棺を担ぐシーンからストンと寝落ちしそうになっちゃって(笑)
ハンドバッグに目薬仕込んでたので4、5回差したんですが…、終盤辺りからは観れたんですけどね~悔しいです(笑)