「可愛い子には旅をさせちゃった」クレオの夏休み ジョンスペさんの映画レビュー(感想・評価)
可愛い子には旅をさせちゃった
もじゃもじゃ頭のメガネっ子で歯も生えそろわない6歳のクレオちゃんのプロモーションビデオである(大意)。はじける笑顔に崩れる泣き顔、小動物のような動きだけでこちらがニヤけてしまう可愛らしさは反則。ひとつ隣の座席の高齢女性は開始早々からうふふと笑っていたし、オレにしたって大泉逸郎のヒット曲が思い浮かぶ始末(孫、いないけど)。
乳母である黒人女性グロリアとの擬似母子関係をテーマに、フランスとグロリアの故郷との生活の違いや経済格差も薄っすら出しつつの、クレオちゃんひと夏の冒険という話だが、たいしたことも酷いことも起こらないので、孫を見守るつもりの高齢者でも安心して鑑賞できる。
ちなみに、途中のグロリアの発言で気づくまで、しばらくクレオは男の子だと思っていた…。
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Mさんのコメント
2024年8月21日
私も男の子と信じて疑いませんでした。女の子と知ってビックリでした。
どのレビューを見てもあまりクレオの性別のことは書いてなくて、みんなすぐわかったのかなあ、と不思議でした。
同じような感想を持つ人がいてうれしいです。