「教育現場の問題をちゃんと考えたい」ありふれた教室 アベちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
教育現場の問題をちゃんと考えたい
その昔、学校の先生は生徒への熱い愛情を注ぐ感動のドラマも多数あり憧れの職業であった。しかし昨今は生徒だけでなく複雑な人間関係と膨大な仕事量とそもそもの教員不足が影響し、長時間労働は日常化し不人気な職業になっている。日本の優秀な人材が教育の世界に入っていかない現状は嘆かわしい限りである。
映画の舞台のドイツでも同じようなのだと思われる。
学校の不寛容方針により、自分の生徒が窃盗犯に疑われた主人公カーラは正義感からおとりの盗撮で窃盗現場をとらえることが出来たが、これが間違いの始まりで生徒からもPTAからも他の教師からもバッシングを受ける。さらに母親が窃盗犯に疑われた優秀な生徒オスカーからは証拠のパソコンを奪われて、殴られて、遂には川にパソコンを放り投げられてしまう。普通の人間なら精神崩壊してもおかしくない。
でもカーラは強い。生徒たちと大声を張り上げ鬱憤を晴らす(いいシーンである)し、停学になったオスカーとも向き合おうとする。
いよいよ感動のラストが!と思われたが、物語は意外な終わり方をする、、。
映画はこれで良いのだが、子供達の将来は?教育は?どうする?
日本もドイツも色んな国の指導者はこの映画を観て考えてください!
コメントする