燃えるドレスを紡いで

劇場公開日:2024年3月16日

燃えるドレスを紡いで

解説・あらすじ

パリのオートクチュール・コレクションに日本から唯一参加し続けているファッションブランド「YUIMA NAKAZATO」のデザイナー・中里唯馬に密着したドキュメンタリー。

ベルギーのアントワープ王立芸術アカデミー卒業後、2009年に自身のブランド「YUIMA NAKAZATO」を設立した中里唯馬。翌年にはパリ・オートクチュールコレクションの公式ゲストデザイナーに選ばれ、その後も継続的にパリで作品を発表し、コレクション等で数々の世界的アーティストとコラボレーションしてきた。

国内外の映像界で活躍する「生きてるだけで、愛。」の関根光才監督が、別の企画で中里と意気投合したことをきっかけに、1年間にわたって密着取材を敢行。「生み出された衣服はどこにいくのか」という疑問の答えを求めて“衣服の最終到達点”といわれるアフリカ・ケニアへ向かった中里に同行するとともに、中里のショーの裏側にもカメラを向け、クリエイターとしての葛藤や新しい事への挑戦、チーム一丸となってショーの成功を目指す姿を映し出す。

2023年製作/89分/日本
配給:ナカチカピクチャーズ
劇場公開日:2024年3月16日

スタッフ・キャスト

監督
関根光才
プロデューサー
鎌田雄介
撮影監督
アンジェ・ラズ
編集
井手麻里子
音楽
立石従寛
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フォトギャラリー

映画レビュー

4.0 【今作は、マクロな視点で衣類の有り方を考え、衣類の最終到着地ケニアに自ら足を運び、課題認識の元ケニアの衣類からオートクチュールを生み出す若き世界的デザイナーに迫るドキュメンタリー映画である。】

2026年3月1日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

幸せ

ー ドキュメンタリー映画が好きである。定期的に観る。知らない物事、人を扱った作品が特に知的好奇心を満たしてくれるので好きである。-

■若き世界的デザイナー・中里唯馬さん。
 衣類の最終到着地であるアフリカ・ケニアまで、実際に自ら足を運び、世界中から衣類をごみとして押しつけられる現実を見る。
 彼は、衣類を作るものとして、そのごみからパリコレに出品するオートクチュールを作るという大きな壁に臨むのである。
 凄いと思うのは、その行動力である。
 そして彼は、ケニアの貧しい女性から”あなたはこの風景を見て、何を学びましたか?”と問われるのである。厳しい現実に直面しつつ彼はケニアに押し付けられた衣類の大きな袋を4つ買い、日本に輸送し、メーカー二社の協力の元、それを細かく砕き、再生し、持ち前のセンスと諦めない姿勢で、荷物が紛失するというアクシデントに逢いながらも、パリコレにオートクチュールを出品するのである。

<今作は、マクロな視点で衣類の有り方を考え、衣類の最終到着地ケニアに自ら足を運び、課題認識の元ケニアの衣類からオートクチュールを生み出す若き世界的デザイナーに迫るドキュメンタリー映画である。>

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NOBU

3.0 今後の活動

2024年9月8日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

難しい

割と古着をリサイクルに出すのだが、実際は衣類の資源化は難しいらしい。良かれと思ってしていた事も却って誰かの負債になっているのかと思うと色々考えさせられる。

アップリンク吉祥寺4/19(金) 〜5/8(水)
あつぎのえいがかんkiki4/26(金) 〜5/9(木)
シネマ・ジャック&ベティ4/20(土) 〜
フォーラム仙台5/24(金) 〜 5/30(木)

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aruma-wark

未評価 これで成功と言っていいの?

2024年8月27日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 パリのオ-トクチュール・コレクションに参加し続けている唯一の日本人デザイナー・中里唯馬さんが、環境問題に対してファッション界から新たなヒントを産み出そうとする姿を追ったドキュメンタリーです。

 まず、中里さんが訪れるケニアの廃棄物処分場の姿に愕然とします。ここには使用済みになった衣服が世界中から集められて、巨大な山脈の様にうず高く積まれています。そこへ地元の貧しい子供らが集まって来て、まだ売れそうな衣服を拾い集めるのです。こうして一日働いても200円ちょっとの稼ぎにしかなりません。世界中で製造される衣服の殆どは天寿を全うする事なく飽きて捨てられ、この山に辿り着いて子供らの僅かな日銭になるのでした。ファッション業界の頂点に立つ世界で働く中里さんは、こうして捨てられた衣服を用いて先端ファッションを生み出せないかと模索を始めます。

 様々な試みと失敗を経て、ファッション・ショーを大成功を収め、彼のコンセプトには賛辞が送られます。

 「えっ? でも・・」

と僕は戸惑ってしまいました。「大成功」と言っても彼がデザインするのは、オートクチュール、つまり一部のお金持ちの為の高級仕立て服に過ぎません。パリで絶賛され、彼の服が高く売れたからといって、ケニアのあの少年の日銭が1シリングでも増える訳ではないのです。彼のコンセプトが一流ファッション雑誌で認められたとしても、「衣服の廃棄を減らそう」との世界的な動きになるとはとても思えません。

 そんな批判は、中里さんも、本作の制作陣も承知の上の事でしょうが、それでも「ショーは成功した」と言って良いのかなぁの戸惑いは深く残りました。

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La Strada

4.0 ファッション業界には1ミリも興味はなかったが…

2024年7月31日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

思った以上に良かった
そしてファストファッションの洋服はは天然繊維以外は買うのをやめようと思った

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moonsing