「警察や公安の腐った体質を表現した感じの作品。 本年度ベスト級。」朽ちないサクラ イゲさんの映画レビュー(感想・評価)
警察や公安の腐った体質を表現した感じの作品。 本年度ベスト級。
杉咲花さん目当て。
やっぱり演技が素晴らしかった!
広報課長の富樫を演じたの安田顕さんも良かった!
県警の広報課で働く杉咲花さん演じる森口。
親友の新聞記者、津村が何者かに殺され森口が事件の真相を究明して行くストーリー。
出だしである女子大生がストーカーに殺される事件が発生。
警察が慰安旅行で殺された女子大生の被害届けを先送りしていた事がリークされ広報課は大忙し(笑)
関係ない2つの殺人事件が繋がって行く感じが上手い構成だった印象。
安田顕さん演じる富樫が熱くも優しい森口の上司って感じ。
警察学校で森口と同期だった警察署の萩原利久さん演じる磯川も森口に優しいんだけど何だか怪しい(笑)
これは自分の思い込みだったけど予想外な人がとても恐ろしい人だった。
本作のタイトル「朽ちないサクラ」
鑑賞中「サクラ」が警察では、ある隠語だと知る。
ナルホドのタイトル。
桜が花咲く美しいシーンが多めなんだけど、本作の「サクラ」は美しくない。
綺麗事だけでは世の中、上手く回らないって感じ。
広報課長の富樫の過去の無念の出来事が印象に残る。
この過去の事が富樫の人間性を変えてしまった感じ。
本作は泣く作品とは思わなかったけど杉咲花さんの演技に泣いてしまった(笑)
森口が広報課を辞め、新たな道に進むラストに彼女を応援したくなる。
彼女の生きる道を見つけられた感じが胸熱だった。
広報課の森口が全く広報の仕事を全くしていないのが鑑賞中に気になった(笑)
警察や検察が事件の重要な資料をあっさり開示するシーンが気になりました( ´∀`)
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