JOY 奇跡が生まれたとき

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Netflix映画「JOY 奇跡が生まれたとき」11月22日(金)独占配信

映画レビュー

4.0いろいろな選択をする可能性

2025年1月28日
Androidアプリから投稿

世界初の体外受精成功を研究者の視点から描いた作品。
子供を持つ選択、子供を持たない選択、授かった命を産む選択、産まない選択、自分で産む選択、他の手段で子供を授かる選択、この50年で選択肢は広がった。私個人の選択は別として選択肢が広がったことは評価に値する。もちろん、それぞれに様々な考え方があり今も国によっては大きく国政に関わる問題であることも承知している。
だからこそ、本作は妊娠、出産というとてもデリケートでプライベートな問題と生命科学(あってるかしら?)という人類にとって最も神秘的な分野を科学的に取り組むチャレンジングな2つの側面に向かい合う3人の研究者の心情を丁寧に描いたドラマだと思った。
今後も研究としては記録された過程を検証されていくだろうが、今のような体外受精が一般的に認知されるまでの人類としての心の葛藤も検証されたほうがいいと思う。単に新しい科学技術への不安だけでなく、生命という未だ計り知れぬ神秘に様々な価値観から向き合っていく過程は、これから私達が向き合っていく未来にとって忘れてはならないものだと感じた。
だからこそ、〇〇派などいろいろあるけれど自分の信条と異なる選択をする意見にも否定だけでなく理解することをしてみてはどうだろうか。同意できなくてもいい。なぜ、その選択肢なのかを理解するところからはじめてみてはどうだろうか。
そして、どんな過程を経てでも産まれてきた命に最大の敬意と慈しみをもってこの世に迎え入れる世界の一員でありたいと思う。

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イズボペ

4.0生命の神秘…

2025年2月17日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

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KEI

4.5はじめの一歩波には、困難が伴うのだね

2025年1月17日
PCから投稿

子供の時「試験管ベイビー」のニュースを聞いた覚えが。

「子供は神からの授かりもの」な考えがある宗教では。
神への冒涜と貶されたり、家族からも辛辣だったり。
結果が出るまでの10年は、さぞかし大変だったと思う。

その経緯を淡々と、でもしっかり描いているところが。
実話ベースの話という設定に、重みを持たせる。

「女性にあらゆる選択肢を与えたい」。
自身が病気で、子を持てない主人公の。
仕事と割り切るのか、どう乗り越えていくのか。
ちょっと切なかった。

ビル・ナイの産科医が、静かでかっこよく、こういう先生いたなーって。

⭐️今日のマーカーワード⭐️
「どうやら、やり残したことがあるようだ」

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ゆき@おうちの中の人

4.0希望の意味をアップデートさせた人たちの実話

2024年12月6日
iPhoneアプリから投稿

【希望を持たない、
または、
希望を持つという事は、
パンドラの箱をあけるという事】

ということに抗った人たち。

1%でも確率を上げようとした人たちの実話、
その映画化。

人類史上初の偉業達成を描いた作品であり、
そのテーマのデリケートさと複雑さは、
視覚的にも感情的にも論理的にも、

様々なレイヤーと、
賛否の意見も観客の数だけあるだろう。

神秘の解明、尊厳や人権、技術革新、
そして医療従事者や当事者の人たちの、

献身的な努力が織りなす希望の物語である一方、

その裏側には計り知れない絶望や困難、
葛藤、相克が潜んでおり、

観客はその狭間で揺れ動く登場人物たちの心情に深く共鳴することだろう。

最初から本作を観ない人、途中で止める人も多数いるだろう。

登場人物たちが抱える内面的な葛藤は、
決して簡単には語り切れない。

科学の進歩とともに生じる人間ドラマの陰影を、
回避することなく正面から描いている。

この実話を基にした物語は、
そのテーマの重さゆえに、
シナリオ、演出、そして俳優たちの演技に高度な技巧を要求される。

高度な技巧とは、
神秘、尊厳、人権等を、
抽象的な言葉遊びにしないで、

実話の当事者たちの痛みを感じ、
その感じた事をシナリオ演出芝居という具体でアウトプットする、

そのアウトプットを、
観客に自分ごととして突きつける、

突きつける為には、
膨大な試行錯誤、
観客との距離感を詰めていく、
感じた事を具体に落とし込んでいく作業、

に支えられた姿勢、表情、視点の技巧とも言える。

音楽でのマインドチェンジも印象的で、

「Yes We Can Can」やピーター・ポール&マリーの楽曲が、
物語の転換点において、
観客を重苦しい空気から一転して希い望みへと誘う。

「希望」という言葉の意味は、
我々にとって、
喜びや期待だけでなく、
不確実性や不安を伴う、
パンドラの箱を開けるような、
『希望』そのものの意味が変化していく。

その厳しい変化に対峙しながら、
家族への愛や生命の尊さといった、
より普遍的な【希望】へと昇華させた、
ひとたちの実話でありその映画だ。

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蛇足軒妖瀬布

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