「オリジナルテイストを残しながらも現代に通用する、ちょっとレトロなアクション・コメディに仕上がっていてすごく楽しかった!」ビバリーヒルズ・コップ アクセル・フォーリー Jettさんの映画レビュー(感想・評価)
オリジナルテイストを残しながらも現代に通用する、ちょっとレトロなアクション・コメディに仕上がっていてすごく楽しかった!
大不評だった前作“3”から30年ぶりの続編
本作のエディ・マーフィーさん演じる主人公アクセルフォーリーも3と同様に1と2の様な底抜けの明るさやマシンガントークは無いけど、代わりに本作では疎遠だった娘との再会がバックボーンになるのと還暦を過ぎたエディさんのハードながらも程よく柔らかで優しげな雰囲気がとても心地よく、アクションとハートウォーミングなストーリー展開が絶妙なバランスで描かれ、全体としてすごく見応えがありとても良かったです
グレン・フライさんの歌う1作目のオープニングナンバー「The Heat Is On」とボブ・シーガーさんの歌う2作目のオープニングナンバー「Shakedown」をバックにデトロイト市街をぶっ壊しまくりながらのカーチェイスで始まるノリノリのオープニングから全編通してテンポがよく最高に面白かった
キャスティングも良かった
エディ・マーフィーさんは還暦と思えない若さに加えシブさを増してとてもいい歳のとり方をしてるなと思いました
そして今回のヴィランを演じるケヴィン・ベーコンさん、世界を席巻した80年代ミュージック映画の代表作の1本「フットルース(1984)」の主役で名を馳せた人で、この人も66歳とは思えないイイ感じでメチャクチャカッコ良かった
そんなケヴィンさんとエディさんとの共演も見どころの1つですね
ローズウッド役のジャッジ・ラインホルドさんと前作には出ておらず多くのファンが心配したタガート役のジョン・アシュトンさんの登場も嬉しかった
2人共、エディさんやケヴィンさんととは違ってすごく年寄りになっちゃったけど、相変らずの小競り合いが観ていて楽しかった
更にアクセルの娘ジェーンを演じるテイラー・ペイジさんがセクシーで魅力的、全身から出る雰囲気がすごくカッコよくて素敵でした
疎遠だった父親とはじめは半目するけど徐々に和解していくストーリーラインも小気味よくて爽やか
と、往年のハリウッド製アクション・コメディみたいに観終わった後味が最高に気持ちいい作品に仕上がっていて大満足です