「後半の不安感」ヒットマン むっちさんの映画レビュー(感想・評価)
後半の不安感
主人公は本業の大学教授のかたわら、殺し屋に扮して殺人の依頼を受けるおとり捜査官を務めています。後半はウソがばれるかも、という不安感で見ているのがつらくなるほどでした。映画を見ながら何かこういう感じの映画あったな、と思っていたのですが、この胸の苦しくなる感じは「クイズ・ショウ」に近いですね。最後の最後までどういう結末になるか予想がつかず、見終えたときに軽い虚脱感がありました。リンクレイターの映画は見ている間も見終えた後も考えさせられるテーマが盛り込まれていますが、今作はエンタメの面でも上手く作られていたと思います。胡散臭い同僚役のオースティン・アメリオの演技もよかったです。
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