映画 おいハンサム!!のレビュー・感想・評価
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期待度△鑑賞後の満足度△ 令和版「寺内貫太郎一家」ってところか。飯食うシーンがやたら多い、美味しそうな食べ物ばかり、は良かったが、腐ったヨーグルトが全てをぶち壊し。
①映画とも云えない代物。気の利いた台詞だけでは映画にならないことが良く分かる。
②令和になっても言うことややることかあまり昭和と変わらないのは、懐かしくもあり少々ガッカリなところもあり。
源太郎の言うことは正論だし、こういう論調やそれを言う人が令和でもちゃんと受け入れらることがやや新鮮(よっぽど現代を斜めに見ているのね、私)。
ただ、「消費」は決して悪いことではないと思う。「消費」がないと「生産」が無いわけだし、「生産」が無いところには「創造」は生まれないわけだから。
③MEGUMI が、もはや三人の大きな娘達の母親役をふられるというのも感慨深い。
マイペースなところが「寺内貫太郎一家」の加藤治子を思わせて、だから同作が思い浮かぶのかもしれない。
④気楽に楽しんで、吉田鋼太郎の含蓄ある台詞に頷いていれば良いのだろうが、ただ、ラストに来て大きな墓穴を掘っている。
それまでキチンとしていた源次郎が、三女の妊娠(?)に逆上して天才バカボンのパパみたいな格好で飛び出していくのは面白いというより馬鹿馬鹿しいし、一晩置いたカレーが美味しいというのは真実だが、それだけ味の分かる人間がヨーグルトが腐っていたのに気付かない?食べる前に消費期限を見ない?
私的には有り得ません❗
⑤佐久間由衣、ちょっと宜し♥️
原作が好きか嫌いかで極端に評価が割れそう
今年224本目(合計1,316本目/今月(2024年6月度)24本目)。
(前の作品 「九十歳。何がめでたい」→この作品「おいハンサム」→次の作品「バッドボーイズ RIDE OR DIE」(明日予定))
この映画、他の方も書かれている通り、原作ドラマを知っているかどうかでかなり判断が分かれるかなといったところです。私は見ていないほうです。
その前提に立つと、序盤がちょっとしたコミックものになったり、ミニシアターにありがちな新人監督さんならではの「趣旨の伝わりにくい謎の展開」があるのがやや人を選びそうです(宇宙人がどうとかという話)。ここで「入るシアター間違ったのかな?」とかでスマホとかで予約メール見るのはもうしょうがないんじゃないかな…というところです。
結局、原作を見ていないという前提のもとでは「家族と食事」といった論点、あるいは映画内でも示されますが「古い店を大切にするか、これからの観光需要(インバウンド需要)を見越して新しい店を優遇するか」といった論点で見ることになりますが、ギャグ映画なので、一応の問題提起はされますが、ギャグ映画の中でも「四コマ系」(?)にでも入るのか、ネタがどんどん変わるので「問題提起はされるがあまり回収もされない」タイプです(むしろ、その「四コマぶり」がすごくて時間軸が極端にワープしたりとわかりにくい…)。
ただ、原作を見ていないとしても、ギャグ映画という前提のもとに「家族と食事」という論点があることは明確にわかるし、それが今、例えば家族そろって食事をすることが少なくなった今日においてはギャグ映画であろうと問題提起されること自体に意味はあると思うし、インバウンド需要うんぬんは、コロナ事情が過渡期にある令和6年ではまさにそれを今体験しているわけで、こうした点に触れられている点は良かったです。
なお、「家族と食事」というテーマのギャグ映画ですが、食事(食材)を粗末に扱うなどのシーンはないので、お子さんが見に行っても問題はないと思います。
採点に関しては以下まで考慮しています。
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(減点0.3/未成年者が店のオーナー不在時に食堂等で食事を提供できるか)
主に民法・商法(と、商業登記法)の話題になりますが、理論上は可能なものの(民法)、食中毒を招いたりと行政法規(衛生法規)との兼ね合いがあるので、もうちょっと配慮が欲しかったです(ストーリー上出てくるこのエピソード自体は理解はするものの、保健所からしたら「ちょっとやめてね」にしかならないため)。
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良し悪し
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