映画 おいハンサム!!のレビュー・感想・評価
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原作が好きか嫌いかで極端に評価が割れそう
今年224本目(合計1,316本目/今月(2024年6月度)24本目)。
(前の作品 「九十歳。何がめでたい」→この作品「おいハンサム」→次の作品「バッドボーイズ RIDE OR DIE」(明日予定))
この映画、他の方も書かれている通り、原作ドラマを知っているかどうかでかなり判断が分かれるかなといったところです。私は見ていないほうです。
その前提に立つと、序盤がちょっとしたコミックものになったり、ミニシアターにありがちな新人監督さんならではの「趣旨の伝わりにくい謎の展開」があるのがやや人を選びそうです(宇宙人がどうとかという話)。ここで「入るシアター間違ったのかな?」とかでスマホとかで予約メール見るのはもうしょうがないんじゃないかな…というところです。
結局、原作を見ていないという前提のもとでは「家族と食事」といった論点、あるいは映画内でも示されますが「古い店を大切にするか、これからの観光需要(インバウンド需要)を見越して新しい店を優遇するか」といった論点で見ることになりますが、ギャグ映画なので、一応の問題提起はされますが、ギャグ映画の中でも「四コマ系」(?)にでも入るのか、ネタがどんどん変わるので「問題提起はされるがあまり回収もされない」タイプです(むしろ、その「四コマぶり」がすごくて時間軸が極端にワープしたりとわかりにくい…)。
ただ、原作を見ていないとしても、ギャグ映画という前提のもとに「家族と食事」という論点があることは明確にわかるし、それが今、例えば家族そろって食事をすることが少なくなった今日においてはギャグ映画であろうと問題提起されること自体に意味はあると思うし、インバウンド需要うんぬんは、コロナ事情が過渡期にある令和6年ではまさにそれを今体験しているわけで、こうした点に触れられている点は良かったです。
なお、「家族と食事」というテーマのギャグ映画ですが、食事(食材)を粗末に扱うなどのシーンはないので、お子さんが見に行っても問題はないと思います。
採点に関しては以下まで考慮しています。
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(減点0.3/未成年者が店のオーナー不在時に食堂等で食事を提供できるか)
主に民法・商法(と、商業登記法)の話題になりますが、理論上は可能なものの(民法)、食中毒を招いたりと行政法規(衛生法規)との兼ね合いがあるので、もうちょっと配慮が欲しかったです(ストーリー上出てくるこのエピソード自体は理解はするものの、保健所からしたら「ちょっとやめてね」にしかならないため)。
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良し悪し
でしたね~「小早川家の秋」と連チャンにしたのは。ギャグ漫画の体なので端々しか笑えない、TVドラマを観てないとちょっと解らない部分も多い。
でも伊藤家の女性軍は皆、素晴らしかった。特に末っ娘が健康エロキュートでした。
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