劇場公開日 2024年4月26日

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マリウポリの20日間のレビュー・感想・評価

全85件中、81~85件目を表示

3.5この上なく「リアル」

2024年4月26日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

第96回アカデミー賞をきっかけに本作を知り、映画館でかかったら鑑賞しようと思っていました。GW前に落ち着いた状況で観たかったため、今回はポイントを使って初日に鑑賞です。
ウクライナ東部ドネツク州にある、アゾフ海に面した港湾都市であるマリウポリ。すでに不穏な状況のDay1、泣きながらカメラに訴える女性を「民間人を攻撃することはないはずだから」となだめるシーンから始まり、それが早々に裏切られる状況を目の当たりにし、「この事実を伝えなければならない」と決死の覚悟で取材に挑むチェルノフ。
電気やネットワークを止められ取材ソースを送ることすらままならず、また目の前で次々と殺されていく普通の人々、特に幼い子供が死んでいく現状に為す術もなく、深いため息で構えていたカメラを下げるチェルノフにこの上なく「リアル」を感じます。
そして、限られた場所からやっとのことで送ったデータがニュースで伝えられると、すかさず「フェイクニュースだ」と報道するロシアメディア、そしてぶら下がり取材を受け「全てでたらめ。ウクライナによるフェイクニュース。」の一辺倒な回答で質問に答えようとしないラブロフ外相。この件は当時日本でも話題になっていましたが、今回こうして多くの事実をドキュメンタリー映画として鑑賞してみると尚更に、その幼稚なインチキさがまかり通ると思っていることにこそゾッとします。
かく言う日本のメデェアは本当に戦争に関する報道や議論が少なく、自分から調べに行かなければ知りようのないことが多すぎます。ですが、嘆いてばかりでなく「知ろうとする」意思を持つことは必要だと思います。日本にだって他人事ではない日が来るかもしれませんしね。。

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TWDera

5.0家族を突然失う理解不能の悲劇

2024年4月26日
iPhoneアプリから投稿

悲しい

この映像に対してフェイクニュースと吐き捨てたロシアに怒りしか覚えません。
力ずくで領土を我がものにしようとする思想は、発展途上な国の現れと思ってしまいます。
日本で暮らす普通の生活が突然変わる事は、やはり想像するのは難しいとは思いますが、世界には今も命の危険に毎日晒されている人達がいるのを忘れてはいけない。

家族がサッカーをしていただけで殺されてしまう理不尽は戦争の狂気とプロパガンダの現れです。ロシア兵もプーチンの指示でやらされている事ではあるかもしれないが、決して許されない歴史的事件です。
胸が張り裂ける映画でした。

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ひーくん

4.0極限状態は人を獣化させる

2024年4月24日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:試写会

覚悟して観たし映像も配慮があるにも拘らず怖すぎて震えた。
何が恐ろしいって作り話ではない事。
たった数時間に編集されたものを見ただけでしんどいのに、これがまだ続いている現実なのが信じられない。

「戦争はXレイ、人間の内部を透かして見せる。」という言葉が忘れられない。
平和な生活の中では善悪のバランスを保っていられた人間の本性が、極限状態では人によっては獣化してしまう。
暴動や略奪はみんなが安心して暮らせる世の中なら起こらない。
沢山の亡くなった方々の様子とともに、とても胸が痛んだことのひとつだった。

また、街がなくなっても、それでもその街で生きていく、という人々の生活を垣間見られたのもとても心に残ったのだけど。
アフタートークで同じようにマリウポリの戦火の中を撮影したものにマンタス監督の『マリウポリ7日間の記録』という作品があるが、今回の映画のような生々しい爆撃の撮影ではなく人々の生活を記録に残したものであるとお聞きした。
どんな世界でも生きている限り生活は続く、というのを今回学んだ。当たり前なんだけど、なんかああそうだよなと改めて感じた気がする。

色んな気持ちが、まとまりなくずっと心の中を行ったり来たりしてしまって、言葉になって出てこない。
どうか1日も早く終わって欲しいと心から祈らずにはいられない。

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icco

4.0独裁者に見て欲しい

2024年4月22日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:試写会

2024年4月22日
映画 #マリウポリの20日間 (2023年)鑑賞

ロシアがウクライナへの侵攻開始後、AP通信の記者はマリウポリに残る唯一のジャーナリストとして、ロシア軍の残虐行為と市民の惨状を世界に発信し続けたドキュメンタリー

改めてプーチンが憎い

@FansVoiceJP さん試写会ありがとうございました

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とし

4.0戦争とはX線

2024年4月12日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

悲しい

怖い

ロシアによるウクライナ東部の都市マリウポリへの侵攻を、AP通信取材班が命がけで撮影した映像を元に制作。すでにNHKで放映されているが未見だったので、改めて試写にて。
「フェイクニュース」という言葉を流行らせたトランプの罪は実に重い。重傷を負った4歳少女の延命処置を施す医師が「ロシアの連中が民間人を殺してる様子を撮影しておけ。これが奴の大義の犠牲だ」と吐き捨てても、「フェイクニュースだ」と一刀両断するロシア高官。
空爆の衝撃と振動で大量の車の防犯ブザーがけたたましく鳴り響く様は、フィクションの戦争映画では見られない、正に不条理な光景だ。
「戦争はX線のようなもの」という医師の言葉が印象深い。戦争は人の本性を曝け出してしまうのか。

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regency
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