「プロとは」マリウポリの20日間 donmai_honamataさんの映画レビュー(感想・評価)
プロとは
自身もハルキウ出身のジャーナリストが、直視に耐え難い現実を追い続け、時には心砕けそうにカメラを待つ手から力が抜けてしまうシーンもあり…
それでも、極力政治色を避け、ただひたすらに現場で起きていることを愚直に追い続ける90分。
なにより、自分を押し殺し抑制されたナレーションに、ジャーナリストとしてのプロの凄みを感じざるを得ないのです。
彼我を比べてもしょうがないのだけど、最近日本でもジャーナリズムを謳う映画こそあれ、ストーリーやメッセージありきだったり、それこそ映える戦場シーンに立ち会って記者してるご自身に酔っている感が痛々しくもあり、、、
なんだか、ロシア・ウクライナ紛争を切り口に、仕事とは、生業とは、みたいなことを思わずにはいられなかった。
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