【推しの子】 The Final Actのレビュー・感想・評価
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斎藤飛鳥ってすげえな。
なんかエラい端折ってんなぁと思いながら見てたらシリーズものの続編ぽかった。道理でエンディングに見た事もないカットばかりだったはずだ。
原作は読んでないし、アニメも見てない。YOASOBIの「アイドル」でしかこの作品を知らない。シリーズくらいは見といた方がいいのかも。
なんか…物語上の出来事は語られるものの、重要な部分まで表現しきれてない感じ。シリーズを見てない俺が悪いのかもだけど、繋ぎが悪いというか、唐突というか…消化しきれてない感じがする。
ハッキリ言うと凡庸なのだ。仕掛けもなさそう。
あの作者が描く作品なのに…や、あくまで映画しか見てないのだが、普通すぎる。
ただ、そんな中の斎藤飛鳥さん。
彼女は最初オファーを断ったとか。なるほど登場時の台詞とかからすると、乃木坂っていう日本屈指のアイドルグループにいた身としては思う事もあるだろうと思う。なんだけど!
なんだけど!
斎藤さんが演じるアイを見てしまうと、斎藤さん以外が演じるアイがアイじゃないように思えてしまう。
斎藤さんのを見る前なら、選択肢はあったと思う。
でも、彼女のアイを見てしまったら、他のアイが偽物に思えてしまう。
なんだコレは?
アイはおそらく破天荒なアイドルなのだろう。妊娠してもアイドルを続けられちゃうメンタルとか。
アイは「嘘は愛なの」と主張する。確かに嘘も方便なんて諺もあるから間違えではない。
ないが…言い切る彼女が切ない。とてもとても切ない。段違いな真実味があるように聞こえる。
間延びした喋り方とか、おっとりした表層とは異なる内面が浮かび上がってくるようだ。
ぶっちゃけると、斎藤飛鳥は正真正銘のアイドルで、東京ドームを2DAYS満席に出来る程のアイドルだ。
霞むのだ。
B小町の面々が。アイドルと女優にここまでの差があるなんて思いもしなかった。輝きなのか煌めきなのか明確に違う。シリーズの時は良かったのかもしれない。比較対象が居なかっただろうから。
でも、本作にはいる。斎藤飛鳥がいる。
アイドルとしての到達点に何年も君臨してた怪物が。
死に際とかを見るに彼女がどれほどの覚悟を持ってこの役に挑んだのかが伝わってくる。
とても意地っ張りなのだと想像する。
「斎藤飛鳥が斎藤飛鳥でないアイドルを演じる」+にも働けば−にも働きそうなシチュエーション…相当しんどかったんじゃないかなぁと思う。
ズバ抜けてる。
原さんもアイドルしようとしてたけど、太刀打ちできない。本作には役作りをしなくてもアイドルとして立てる女優がいる。
他の追随を許さぬ程のトップランナーが。
同じグループの西野さんとか白石さんでもアレは無理だ。斎藤さんだから出来たんだと思う。
斎藤さんだけ見たら⭐︎5.0の昨品だった。
◾️追記
なんかYOASOBIの「アイドル」を聞き直してみたのだけれど…本作のアイにめちゃくちゃリンクしてんな。狙いなのか、発注からしてそうなのかわかんないけど、ほぼ今作のアイの事だった。
最後の歌詞が最後の台詞とか、よくできてんなあー
アニメ版に戻れなくなってしまった。というレアケース。
1本の映画としては3.5の採点ですが
思い入れなどもあり4.0としました。
アマプラ版はすべて鑑賞
アニメは2期まで鑑賞
原作マンガは未読です。
アニメでファンになり、実写も楽しみにしていました。
まず、キャストがすばらしい。
漫画原作だと、どの作品もコスプレになりがちですが
とてもうまく再現しています。
その中でも原作、アニメのキラキラキャラに負けていない
斎藤飛鳥さん、見事にはまっていました。
櫻井さん、斎藤なぎささん、原さん、あのちゃんも
本当に存在感あって、この作品に関わって良かったと思います。
みなさんの次回作への期待が高まります。
新生B小町のステージも普通ならダサくなりそうですが
逆に感動して鳥肌ものでした。
MV出身監督の真骨頂ですね。
原作の設定や業界の描き方がリアルなこともあり
アニメよりも実写のほうが向いていたのかもしれませんね。
その証拠に実写が良かったので
振り返りでアニメを見直したのですが
実写の印象が強すぎて、絵柄に少し抵抗が出てしまいました。
後半、作画レベルも下がってましたしね。
これはかなりのレアケースです。
1つ難点をあげるのなら
アマプラ配信版の編集パートがなくてもよかったかも。
それがなければ、新撮パートをもう少し丁寧に描けたかもしれませんね。
追記:
かなりB小町にはまってしまったようで
4曲の配信や公式Youtubeを繰り返し見ています。
原さんが尊い...
今年1年限定で活動続けてくれないですかね。
最高!
推しの子、原作知らないけど、アマプラの実写ドラマから見始めて見事にハマってしまった。映画は前半部分すごく良かったんだけど、できればドラマ枠でやって、後半部分を丸々映画にして欲しかった。そうしたらもっと深くじっくり描かれたのでは、と思う(…と,同じ意見の人が沢山いたのでホッとしたけど)。それにしても、実写版こそ成功といえるような作品だなぁと思った。転生ものとか、「またか」と最近の流行りのカテゴリにうんざりだったけど、いざ観てみたらまるでサスペンスみたいだし、劇場版のアクアとルビーが泣きながら抱き合う姿とかマジで私も泣いてしまった。アイドルのライブもこんなに可愛いものなのか、と同性ながら圧倒。アニメより実写の方が好きと思える作品でした。これから、原作を見ようかな。
推しの子の実写を観てから、アイドルとかオタクとかの、見る目や概念変わりました。原ちゃん,特に主人公?!くらいに可愛いし。私はもうおばちゃんだし、女ですが、それでも凄く楽しい!作品の内容は真逆に重くてアイドルのキラキラさだけではなく闇もあって。でも全部見てから、映画のラストのシャイニングソングが名曲過ぎる。
2024年公開映画の中でダントツに良かった
実写化 奇跡の仕上がり
アニメより実写の方が好きと思った作品は初めてです
漫画は読んでいません。
アニメは2期の最後まで観ました。
アマゾンプライムのドラマも全て観ました。
その上で
この実写、大好きです。
漫画読んでいないのでわかりませんがおそらく
実写はわりと駆け足で展開したんだと思いますが
話がわからなくなるほど端折ってるわけでもなく
むしろ非常にわかりやすく思います
駆け足が功を奏しているかな、と
アニメの方が中だるみがあって途中が退屈だった
キャストは完璧にハマっていると思うし
そのおかげでとても感情移入できて
ウルっと来る場面も多々あり
キャストのみなさん本当にすごいと思う
また
出来ればアマゾンプライムのドラマを全部観てからの方ががいいと思います
この映画はドラマの最終回みたいなものですので
途中ふと思ったのは
キャストのみなさん
演技をしている人の演技をしている人の演技をしているんだなぁ
と思ったら
役者さんってほんとにすごいな、と
みなさん全員
演技が上手な俳優さん揃いだからこそ
完成された作品なのかなと思いました
あと
B小町のライブ映像は映画館で観る価値アリです
アニメを追い越した形になるので
アニメの続きも楽しみにしたいと思います
おもしろかったです。
本日休みのためTOHO新宿にて鑑賞しました
ここからネタバレします
原作の漫画、ドラマは未読です。
斉藤飛鳥ちゃんが主演しているので鑑賞しました
いや正直おもしろいかったです。
「スマホを落としただけなのに」から成田凌のファンになりました
やはり好青年役はにやいますね
生まれ変わり推しの子として復讐に燃えますが、、!
あと画像ですが過去は画像度があらかったようにかんじましたが?🤔😓😃
飛鳥さんと二ノ宮の役は親からの愛情が受け取れず、アデンディが薄い子として絵ががれていてとても共感しました。
中学生の二ノ宮の演劇のところは
ジャニーズを想像しましたが、、
シャレにならない表現でした
脚本がしっかりしていたので見てい面白かったです。
飛鳥さんが亡くなるシーンですが
なんて素敵なシーンと胸が熱くなりました
目を開けたまま亡くなり
その姿勢が素敵で
カメラが引きで撮っていましたが、
私にはこれは名シーンになりました。
まだまだ書きたいことはいっぱいありましが
ただ二ノ宮の描き方が
パーソナル障害に近く何お考えているのか
私にはわからなく、、
難しい😓かったです。
この映画の関係者の皆様お疲れ様でした。
ありがとございました。
♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪😃🤗
ライブと映画、両方楽しんだ感覚
「演じる」ことが題材の実写化
キャストが発表された時点から批判的意見を目にすることが多かったが、ドラマ含め今回の映画はどのキャストも演技力、ビジュアル共にハマり役が多くいた印象だった。
昨今の実写化に対する世間の目は厳しいもので、その上今作品は「演じる」という言葉がたくさん出てくるものであり、出演している人たちはプレッシャーや高いハードルがあったと思う。
最初は話題の作品、ニノの出演という点で観にいったが、とても演技力の高さに感動した作品だった。
炎上騒ぎで気になって見た
原作の結末あたりが酷いという炎上騒ぎで気になって実写版はどうなるか気になって、原作漫画読書して、アニメ未視聴、アマゾンプライムドラマ版全話見てから見ました。
・キャラクター配役はマッチしてると思う。ビジュアルも小物も背景美術も申し分ないクオリティ。
・ストーリー、、、アマゾンドラマ版と対になってる。
ドラマ版で見れない部分が映画で解明されてて、映画で分からない部分がアマゾンプライムドラマ版で見れるようになってて、全話理解するにはどっちも観ないと分からない仕組みになっていた。商売上手だけど、なんだかな〜、、、。
・原作漫画の結末があまりにも酷いと思ってる派なので、実写版でなんとか良い改良されてると期待してみたが、そうでもなかった。
⚫️体があるかないかの違いだけで、話には深みがなかった。それでもドラマ版は丁寧に作られてるのに対して、実写映画版は駆け足で作られてるので、どっこいだなーって。
原作と比べたらまだマシなレベル。
あの後半の膨大なボリュームを一時間足らずでまとめたのが良くなかったかな〜と思う。2部作くらいに分けてして欲しかった。
100点満点ではないけど良改変だった
推しの子は原作の漫画はかなり好きでしたが最終回付近4〜5話くらいにかなり不満を持っていました。そこで実写の評判が良かったのでドラマシリーズは視聴してませんが映画館で観て来ました。個人的にはかなり良い改変だったと思います。
・ラストの改変
まずラスト周りのアクアの行動原理が原作より理解しやすくなってました。カミキヒカルをその場で殺さないといけない理由が原作よりも説得力があった。ルビーの誘拐を無理矢理ドーム公演の朝ではなく映画の挨拶の時にしたことも説得力が増す要因だったの思う。
・有馬かなについて
原作の方でやりたい放題やって非常識キャラが定着してしまった有馬かなですが映画の尺の都合上非常識な部分がカットされていたので、有馬かなでありつつ、普通のヒロインになっていたところが良かったなと思った。それと卒業ライブにアクアが来ていたところが原作勢かな推しにとってはとても救いになったんじゃないかなと感じた。
・サブキャラのカットについて
原作で「このキャラってなんだったの?登場する必要あったか?」って感じのキャラが何人かいたが軒並みカットされてたので話としてややこしくなくて見やすくなっていたと感じた特にツクヨミをなかったことにしたはかなり英断だったと思う。ただそれでも殺された片寄ゆらは可哀想w
・尺について
製作陣の映画だけ見てもわかるようにしたいと言う気持ちが伝わった。ただ前半の幼少期パートがあまりにも長く、それで後半が駆け足になってしまっていた点が唯一残念な点だった。特に、ルビー闇堕ち→前世バレの展開は推しの子の原作でもトップクラスに盛り上がった展開で個人的にも期待していたシーンだったのでもう少し丁寧にやって欲しかったという気持ちはあった。
全体としては原作のラストがかなり賛否あったので、原作とは違った終わりとして実写版があって良かったと思った。
「推し」と「死」についての一本、か?
ドラマのほうが面白い
見ずに批判したことを反省
実写化発表の時、「なんで実写にすんだよ!無理だろ!」って思っていました。
思っていましたが……
プライムビデオを含め、とても丁寧な作りだと好感を持ちました。
原作から感じていた湿度の表現が私にはマッチしていました。
映画で一番「おお!」となったのは、アイパートから現代パートに移る瞬間。
なかなかにゆったりとしたアイパートだったので、現代パートに移るの難しいんじゃ…?と思っていたのですが、全然違和感がなく!
ティザービジュアルの映像版と言いますか、プライムでのシーンにアツくなり引き込まれていきました。
後半は駆け足になってましたが…。
前半のアイパートを5分でも10分でも短くできなかったのか、とは思いましたが、
造り手の苦悩を知らない私が言えることでは無いですね…。
客は「こうすれば良かったのに!」といくらでも言えますが、この作品を作るのはとても難しいと思います。
なにより、推しの子を実写化する上でここまでのレベルに仕上げられる制作陣は他に居るのか…?と感じるほどのレベルの高さだと思いました。
視聴前から唯一の期待だった原菜乃華ちゃんの有馬かなは、有馬かなそのもので嬉しかったです。
他のキャストさんも素敵な方が多かったですが、「見れるものを作る」有馬かなを原ちゃんも担っているように感じました。
アクア役の櫻井海音さんは、私は初めて見た役者さんでした。
話が進むごとにアクアらしくなっていき…映画はアクアにしか見えなくなる程でした!
少年A役の時は若干ニノ感を感じました。凄かった!
稲垣来泉ちゃんと成田凌さんは流石でした。
思わず泣きそうになるほど。安心して物語を見ることが出来ました。
大抵の実写化は失敗するイメージがあり、発表時は大批判側でしたが…
見ずに文句言っちゃダメですね…反省しました。
素敵な作品をありがとうございました!
ストーリーが面白く、皆さんのお芝居もとても 見応えがありました。 ...
ストーリーが面白く、皆さんのお芝居もとても
見応えがありました。
役者さんの顔が似てるとは思ってなかったけど、アクアはカミキやゴロー先生、ルビーはアイやさりなちゃんとリンクするような瞬間をいくつも感じてドキッとしました。
ドラマの時にも思いましたが、アクアとルビーの幼少時代を演じた子役の2人も本当に凄かったです。
B小町が良すぎて現実で推したかったです。
SHINING SONGは名曲!
年末にMステでも歌ってくれて感動しました。
B小町のキラキラとしたシーンとは相反して、カミキヒカルが出てくると異様な空気感があってゾクゾクしました。
同じ土俵に立つなんて無駄だとアクアに思わせるような話し方とその内容、でも涙を浮かべて真っ直ぐに話すところもあって。
最低なんだけどアイやルビーが救いたい、許したいと思うことを少し分かってしまうようなカミキだったなぁと思いました。
あなたの推しの子になる
お疲れ様です。今年最後のレビューです。
2024年を締めくくる作品は「【推しの子】 The Final Act」でございます。映画上映ギリギリにドラマ最終回を見終わり、感動そのままにスクリーンへ。ドラマが面白すぎたばっかりに、制作発表の時とは一転、期待値はめちゃくちゃに高かったのだけど、もうもう本当に本当にありがとうございますって感じだった。
映画単体としては物足りなさを感じてしまうし、あそこからラストまで駆け込むのはどうしても無理があるように思えたけど、ドラマと総評して、本当によく出来た素晴らしい作品だったと思う。よくやったよ。無謀と言われた実写化。最初から最後までやり遂げた制作陣に大きな拍手を送りたい👏
えぇ、何から話そうか...。
そもそも推しの子は1巻の知識しかない完全なる初心者で、ドラマを見る前はファンでも何でもなかったのに、今となってはすっかり生粋の推しの子推しになっている。ドラマでたまらなく感動してしまったから、愛と思いが強すぎちゃって私情がかなり入っていんだけど、ホント全てが抱きしめたくなるほど愛おしかった。
映画で不足しているところはドラマで結構保管されているし、それでも足りないところは愛で補える。脚本に関してはこれをこうして欲しかった、ああして欲しかった等の希望や願いは結構あったけど、それ以外が良すぎて...もうどうでもよくなるくらいだったんだよ...😭
なんたってキャスティングなんです。
櫻井海音。今回お初にお目にかかりますで、こんだけの豪華キャストの中、唯一知らない人。そんな人がこの作品を支える主人公だなんて心配で仕方なかったんだけど、してやられた。アクたん、カッコイイ。目の演技がとても良かった。死んだ目から生命力溢れる目へ。あの切り替えにはゾッとした。キャラクターが演じる人自身に憑依するということがごく稀にある。まさに彼は、本作でアクアというキャラが憑依していたと思う。
あのちゃん。現在の推し。バラエティでの独特なキャラクターと癖強な歌唱力に惹かれ、最近では「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション」で驚きの声優力を披露。もう無敵状態。いまの彼女は誰にも止められない。そして、今回のMEMちょという役。YouTuber。あのちゃんに近いようでかけ離れた人物像。それなのに、アイドル時代の底力をとことん見せてくれ、あのちゃんの魅力を引き出しながら、完璧にMEMちょになっていた。原作ではどんな人物かわからないけど、ただならぬオーラを感じた。すごい。すごいぞ。
齊藤なぎさ。彼女の映画は必ず当たるという、ものすんごいジンクスを持った今をときめく新スター。この人も結構変わった声色をしているけど、持ち前のくりくりお目目で見ている人の心をすっかり奪ってしまう。
今回もとんでもなかった。天真爛漫で底抜けの明るさを持ちながら、母の思いを背負ったルビーというキャラクターを熱演。この人も元アイドルだけど、やっぱりすごかった。天性のものだと感じる、多彩な表現力。複雑な心情の変化もお見事。ドラマ最終回からこの映画にかけての演技力の爆発が半端なかった。あぁ、嘘だとしてもその笑顔は好きになるわ。完全無敵のアイドル。彼女のためにある言葉だろう。
そして原菜乃華。言わずと知れた令和を代表する若手女優。子役時代は活躍し、そして幼い頃はアイドルを目指していたという。こんな適役が他に誰がいるのか。アイドル2人に挟まれながら、センターを飾るその姿は本当に可愛くて、カッコよくて、彼女こそ真のアイドルだと思えた。有馬かなというキャラクターがとにかく魅力的。そして、そんな有馬かなを演じる原菜乃華が最高に美しかった。ツンデレながらに努力家。これまでの原菜乃華のイメージとは180度違うはずなのに、本当に本当に素晴らしかった。今日からあなたの推しになる。一生推してみせる。
原作がどんな風に展開していき、なぜ批判されているのかは読んでないから全然わからないんだけど、レビューやら記事やら色々見てみると、この実写化はやはり、かなりの良改変らしい。登場人物を絞って主要メンバーにしっかりスポットを当てたり、実写にしても違和感ないようにツッコミどころや粗を大幅に削ったりと、脚本の質はあまりに高い。
なんといったって、原作ではラブストーリーがかなり大々的に繰り広げられるらしいが、この作品では恋愛リアリティショーのくだり、そして有馬かなの片思いとそのくらいで、恋愛要素はほとんどない。そこら辺の取捨選択がパーフェクトと言っていいほどで、思い返すと本当によく出来た脚本だなと感心する。
映画単体としては物足りないと言ったけど、ドラマを見た上でこの映画を客観視すると、これまたすごく秀逸な作りになっていることに気づく。ドラマはアクアの物語だったのに対し、映画はルビーの物語となっている。なぜこの世にもう一度生まれ変わる必要があったのか。そして、生まれ変わった先はなぜ推しのアイドルの元だったのか。
ルビーがアイドルを目指す理由。そして、母を演じた理由。ドラマで現代パートを進め、映画で1巻冒頭の内容、子ども時代の内容を踏んだ上でもう一度現代パートという構成にしたことで、この「推しの子」という作品が言いたかったことがすごく重くのしかかり、とんでもなく深い物語になっている。ラストの言葉の一つ一つが鋭く、胸に刺さりまくる。
たくさんの愛と好きをくれたこの作品。ここ数日間に一気に鑑賞して、歴は浅く、漫画ファンよりも全然知識は薄いけど、自分は実写ドラマと実写映画という形でこの作品に出会えてよかった。そして、個性豊かな登場人物を演じてくれた俳優・女優。みんな、引き受けてくれてありがとう。完璧だったよ。最高だったよ。最後のステージは泣きそうだったよ。。。ラストは色々言われるだろうけど、本当に何もかも掴まれてしまった。
嘘は飛びっきりの愛。あぁそうなのかも。アイドルなんて愛したこと無かったけど、彼女たちなら愛したい。ファンになる様を客観視しながら追体験することが出来た。今年最高の締めくくりでした。一生推すぞ!!!
2024年もありがとうございました!
最近はFilmarksメインに活動しているため、映画.comのレビュアーさんのレビューをほとんど読むことが出来ず、共感を返せずにいてすいませんでした。それでも尚、共感とコメントをいただける皆さんに感謝感激です。ありがとうございます、、、!
たくさんの映画に出会えて、本当に幸せな年でした。来年もよろしくお願いします🙏
ルビー(斎藤なぎさ)推しになるであろう
映画自体は走り書きのようでもっと内容を深くして欲しかったけど、しょうがない面もあると推しの子を見てそう思うようにしました。
なにより、斎藤なぎさちゃんが演じるルビーがとにかくルビーすぎました。元アイドルの子がここまで演じきれることがすごいと思いました。
「実写 推しの子」で推しを見つけました✨
ドラマ>映画
これはなかなかめんどくせぇ作品でした。
①原作もアニメも人気があってその中で実写化するのはみんなの厳しい目の中難しいかったと思う。キャストが発表された時なんてめっちゃ批判されてたしね。原作でもメディアミックスの難しさを取り上げてたくらいなので、それが分かったうえで本作も例外ではなかったと思う。
②さらに公開前に原作が最終回を迎え、それなりにラストが批判されていたため、その作品の前評判を背負う形となった。
③アマプラとのタイアップであり、アマプラでドラマを見ていることが前提となる。
この3つの要因から映画を鑑賞するハードルが高かったように感じました。
③に関しては原作のストーリーに沿うと
映画の前半→アマプラ→映画の後半の順になるため、これもちょっと見る側としてはめんどくせぇなと思いました。ただ映画単独でも理解できて完結する形にしようとした意図や努力は賞賛したいです。
ただ、前半の内容はみんなアニメ1期の1話で分かりきった内容なので、ドラマのラストからの続きを早く見せてくれと思った人は多かったんじゃないでしょうか。
個人的には映画はおまけでドラマの方でしっかり楽しむ作品だったなとは思います。
ドラマはかなり尺があったのでそれなりに丁寧にストーリー展開や登場人物の自然な心情の変化とかが描かれていたと感じました。
一方で映画の特に後半はやはり駆け足になってしまった部分は否めないと思いました。アクアがゴロー先生だと分かったところとかもうちょいゆっくり見たかったし、最後ルビーがドームに立つところは瞳が光らないのなんでなんって思ったし、他にもツッコミどころはあげればキリがない。
それでもなんだかんだキャストはそれなりにハマってたと思うし、アクア役の櫻井さんもどうかなーって思ったけど声がよかったし、原菜乃華はまじで有馬かなだったし、ルビーは齋藤なぎさちゃんくらい元々アイドルでキラキラした子じゃないとできないとおもったから良かったと思う。ちゃんとB小町頑張ってたし見てて楽しかった。
客観的に見れば批判するとこはいくらでもあるけど、それ以上に批判覚悟の制作側の苦労やキャストに対して好印象が上回った作品でした。邪推なしに普通に楽しめました。みなさんおつかれさんでした👋
駆け足すぎたけど
私も1年前、いやー齋藤飛鳥さんはかわいいしあの独特な低体温でアンニュイな感じはすきだけど、アイではないでしょ、もっとこうアイドルアイドルしたバキバキに華やかな子つれてこれなかったの?って思いました。思いましたよ。本当すみません。
アイに絶対的な存在感とアイドル性がないとそもそもなりたたないストーリーのなかで、齋藤飛鳥さんの圧倒的な存在感すごかった。マジですごかった。
一本の映画としてはやっぱり評価しづらいし、ドラマがけっこうていねいに進んでいただけに映画はあまりにも駆け足すぎて、これならあと8話くらいドラマつくってじっくりみせてほしかったと思ったりもしますが、全力歯ぎしりレッツゴー!で撃ち抜かれた原菜乃華さん、手遅れcautionで撃ち抜かれた齊藤なぎささんのキラキラアイドルライブシーンをスクリーンでみられたことはとてもよかったと思う。
なーたんのイコラブ卒業はほんとうに衝撃だったけれども、高校生役とかにとても需要があるタイプだと思うので、あのタイミングでの卒業はいま思えばかなりの英断だったと思います。
原菜乃華さんのこれまでと、齊藤なぎささんのこれまでが有馬かなのうえですこし交差しているような気がして、ちょっと泣けた。
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