劇場公開日 2024年12月20日

「原作や映画とは全く異なりますが、もし自分が原作者なら、こんなラストにしてみたいと妄想しました。」【推しの子】 The Final Act push6700さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0 原作や映画とは全く異なりますが、もし自分が原作者なら、こんなラストにしてみたいと妄想しました。

2026年1月2日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

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『推しの子』の実写ドラマ版には正直、全く期待していませんでした。
しかし、意外にも面白くて驚きました。
近所のツタヤが閉店してしまい、仕方なくAmazonプライムに加入したのですが、結果的に良い選択だったと感じています。
もともと、映画館、地上波、DVDレンタルで満足していたので、サブスクは不要だと思っていたんです。

これまでは「初回は劇場、残りはサブスク」という流れは見たことがありますが、逆パターンは珍しいですね。
この作品が大ヒットすれば、そのスタイルが増えるかもしれません。
ただ、初週の興行収入ランキングは7位と、それほどでもない結果でした。
この「ドラマを先に公開して、最後に映画館」というパターンは観客を絞り込む形になるので、かなり厳しいのではないかと感じます。
特に今回はAmazonプライム限定配信だったため、TVドラマに比べてもさらに視聴者層が狭まった印象です。

また、漫画やアニメのファンであっても、実写化に否定的な人も多く、そうした層がより排除されてしまったように思います。
キービジュアルを見たとき、キャストと原作キャラのイメージが合わないように感じ、正直「コスプレ学芸会」になりそうだと思ったのですが、実際には演技や演出でしっかりと原作のキャラに寄せてきており、そこまで気になりませんでした。
原作と細かい部分が異なるところもありましたが、実写化では仕方のない部分だと思います。

映画の内容については、ドラマ版で転生の要素にあまり触れていなかったのが不思議でしたが、映画ではその要素を冒頭でしっかり描いていました。
原作はラストだけ未読の状態で観ていたので、結末がどうなるのか知らないままでした。
映画版では多少改変されていたようですが、個人的にはハッピーエンドが良かったなと思います。
現状のラストだと、これまで高速で素晴らしいフライトを続けていた飛行機が、最後に着陸失敗して粉々になったような印象を受けました。
それまでの作品全体が素晴らしかっただけに、ラストの印象で評価が下がってしまうのが残念です。

原作や映画とは全く異なりますが、もし自分が原作者なら、こんなラストにしてみたいと妄想しました:

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**映画の公開前、アクアはカミキに高所(下が海や川など)に呼び出される。
公開中止や過去の因縁について話し合ううちに口論となり、掴み合いの喧嘩に発展。
その結果、二人とも下に転落して、カミキは死亡し、アクアは奇跡的に助かる。
事件は映画の宣伝効果を生み、記録的な大ヒットを達成。
B小町の知名度も飛躍的に向上し、トップアイドルへと成長する。**

**有馬かなやMEMちょもグループを辞めず、新メンバーが加わる展開(ここは少し広げても良い)。
最終的には、母親アイが果たせなかった東京ドーム公演が実現。
ステージでのパフォーマンスが数曲映され、アクアや他の登場人物が客席で応援するシーンを挿入。
過去の映像を交えながらエンディングへ。
そしてエンドロール。**

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超ベタな展開ですが、これまでひねりにひねったストーリーだっただけに、映画版ではこれくらい分かりやすい結末にしても良かったのでは、と思います(もちろん原作者の許可が必要ですが…)。
勝手ながら、このラストで完結したと思い込んでいます。

push6700