「〜前評判と原作を凌駕した稀有な傑作〜」【推しの子】 The Final Act 田舎の破壊者QuarterBoiledさんの映画レビュー(感想・評価)
〜前評判と原作を凌駕した稀有な傑作〜
漫画、アニメ、そして実写。
普通だったらこれだけのメディアミックスやったらめちゃくちゃになる。奇しくもそのメディアミックスを行うことによって起こる功罪なんかも描く、かなり独特の話。でも俺はハマってしまったんだ。そしてこの作品は、そんな自作自演のパラドックスを見事に昇華させてみせた。
先にアマプラで放映された実写版推しの子から、まさかの奇跡が起きた。個人的に重要と考えてた(アホなマスメディアは星野アイ役の齋藤飛鳥ばっか騒いでたが)、星野愛久愛海(AQUA)役の櫻井海音、星野瑠美衣役齊藤なぎさ、有馬かな役原菜乃華(←ここ最重要!)、MEMちょ役あの(←キャスト発表時唯一スッと入ってきた)、黒川あかね役茅島みずき(←これが最も大変だったと思う)の5名が、とにかくTVシリーズ版から凄かった。有馬かな推しだった俺にとって、原菜乃華さんは見事に、いや期待以上に有馬かなを3次元化させてくれた。
そんな前置きがあったのと、散々賛否両論噴出(いや否が圧倒的に多い)原作を不自然にすることなく改変してみせた(原作改変が期待される稀有な作品(笑))
だから、個人的には文句無し。これから話が進むアニメ版への期待感も込めて。
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