「上手な嘘。」【推しの子】 The Final Act Noriさんの映画レビュー(感想・評価)
上手な嘘。
ドラマ・アニメは鑑賞済。原作マンガも残り数巻残すのみの状態で本作鑑賞。
齋藤飛鳥さんのアイ、キャスティング決まったときはどうなるものかと思ってたけど、さすが乃木坂一期生、トップで長くやっていただけはある。我々推す側の、消費する側の人間が何を求めているか、よく分かっている。上手な嘘をついて生きていく、そうやって綺麗な、浄化された上澄を我々は享受している。実際にノンフィクションの世界で戦ってきた飛鳥さんだからこそ表現できるものがあったんじゃないかと思う。Liveシーンは本当に鳥肌が立った。
同じくらい、新生B小町・有馬かなの卒業Liveも震えた。色んなものを背負って、それでもステージの上では光輝くものしか見せない、彼女たちの姿は圧巻だった。
ツアーあったら本当に行ってみたいと思う位に。
物語自体は、原作を換骨奪胎しつつ、核となる部分を残して、この尺でよくまとめたと思う。
アクアと真犯人の結末、賛否両論あるし、いちファンとしての私が望む結末ではなかったが、ストーリーテラーとしてこの選択は全然アリだと思う。
そして時は皆に平等に流れ。それぞれが自分で選んだ道を歩んでいく、その各々の姿が眩しかった。
東京ドーム公演のB小町LIVE、見たかったな。
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