「実写化としては傑作、作品としては凡作」【推しの子】 The Final Act ひろさんの映画レビュー(感想・評価)
実写化としては傑作、作品としては凡作
原作を読破済、ドラマ版を見た上で鑑賞。
原作の終盤のグダグダ感をうまく再構築【正確には独自解釈なのかも知れないが】出来ていたと思う。役者のキャラ造りにも好感が持てるし、実写化として見れば間違いなく傑作と言える。
ただ、純粋に一つの作品として見た場合、凡作の域を超えられないかな。うまくまとめていたけれど、所詮はあのグダグダな結末をうまく見られる様にまとめただけに過ぎない。
15年の嘘を制作した時点で、カミキヒカルが危険な人物だということは、関係者なら分かっていたはず。にも関わらず、結果的に大人達は誰もアクアをフォローしなかったのは理解に苦しむ。
作中のアクアの台詞ではないが、大人がガキを守らないでどうすんだよ?って話だよ。今後放送されるアニメでは、アクア生存ルートを前提で改変してほしいけど、まぁ無理だろうな…。
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