「所々にある実写でしか描かれないところが魅力。」【推しの子】 The Final Act けちゃっぷさんの映画レビュー(感想・評価)
所々にある実写でしか描かれないところが魅力。
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本作は、アニメ第1・2期と現在配信されている実写の推しの子を観て鑑賞。
アニメでは、描かれなかったアイの幼少期の家庭内での母親との関係性、ストーカーに刺された時に発する伏線を含んだ『全部あいつのせいだ』という言葉、アニメとは異なる違いが所々にあった。
星野アイの生前を描くことに、映画の冒頭30分という長時間を使うことで、視聴者の星野アイに対する思い入れを強くさせる。
そこから物語を進めることで、実写もアニメも見ていない初見の方でも、十分楽しめる構成となっていた。
本編を見た感想としては、原作を見ていないからか、片寄ゆらを殺した理由、神木ヒカルと付き合っていたもう一人は誰?など疑問が少し残った。
ただ、とにかく神木ヒカルという人物が最悪すぎる。神木ヒカルの怪奇性も一つの魅力だと思った。
この映画を観た後の何とも言えないこの喪失感は、この映画でしか味わえないものだと思う。
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