「登場人物を複雑化することなくうまくまとめたなという印象」【推しの子】 The Final Act PONさんの映画レビュー(感想・評価)
登場人物を複雑化することなくうまくまとめたなという印象
アニメ勢(原作の結末は知っている)の感想です。
アマプラでドラマを追っていれば
これはこれでありでした。
実写化しやすようで題材が難しいというかブーメランになりうる内容でもあったと思うのでよくまとめたなと感じました。
まず、原作寄りにキャラが増えると複雑化するのでキャストは主要のみにしたのはよかったです。
次にキャストさん
結構色んな選択肢があったと思いますが、こちらも概ね配役良かったと思います。
個人的に何人か感想述べます。
齋藤飛鳥さんは最初選ばれた時に(大変失礼ながら)アイドルとしての姿は知っていましたが、演技の印象がなかったので不安がありましたがスタートダッシュはまさしく完全無敵のアイドルで目が離せなかったです。また、子どもへの愛に戸惑う場面も良かった。
アイに寄せ演じた部分もあると思いますが、元々アイドルだった人にしかわからない気持ちがあると思うし、何よりスタイルもいいので映像が映えますね。
アマプラで登場した時よりも感情がのっているように見えました。
原菜乃華さん
アマプラでは主役で好印象でした
当方有馬かな推しだったのでアマプラの方が満足度高いです。
映画では演技スポットが当たらなくなってしまい演技あってなんぼなところあったので寂しかったですがライブ映像素敵でした。
成田凌さん
コメディ要素もできるのですね、
前にみたなにかのドラマの時よりぐんとうまくなっていてびっくりしました。前半を支えてくれていました
配役よかったです。
剛力彩芽さん
今回出てきた中で一番え!?ってなった人でした。(最後クレジット確認するくらいには出ることが意外だった)
たった数分ですがインパクトがでかい一瞬を残したと思います。
二宮和也さん
配役が発表された時になるほどなと思いました。
カミキヒカルは誰がいいとかは個人的になかったので(この人が適任というピッタリがぱっと出てこなかった)
二宮さんが決まった時にはイケメンに寄りすぎない演技に寄った配役で選んだなと妙に納得しましたし、実際視聴者側に納得させるものは多かった配役なのかなと思います。
どこか掴めない、本人も気づかない人たらしで影のある魅力(褒めてます)を考えると個人的には良かったとおもいます。
そしてアイドル同士から生まれる双子(しかも片方も元アイドル)ってなかなか強い遺伝子ですね
本編の感想です。
前半とにかくアイの人生を見ていたのか齋藤飛鳥さんの人生を見ているのかわからない錯覚になりました笑
病院でのシーンそれぞれよかったし全体的に子役の頑張りあってこそでした。
ホームビデオの映像が余計にそんな気持ちにさせたのかもですね
中盤、転生前の姿を知るところは要素としては入れなきゃいけなかったけれどちょっとふわっとしている退屈な流れでした。
後半、カミキヒカルの登場でぐっと緊張感が増したのは覚えています。実際引き込まれもしました。
ただ同時に、今までローペースな展開だった分カミキヒカルとの会話、展開の速さに見てる側の理解が追いつかなくなり
二宮さんの演技聞き取りにくくなったのが残念。
この場面じっくり観たいところですが、もう一回全体を求めるほどではないので配信があることを期待、、、。
この映画を映画館で観るよさは
推しがいたことある人は感じるかと思いますが
アイドルがキラキラしてる瞬間を大画面、高画質で見られることです笑
私は完全にアイに夢中でした。