数分間のエールをのレビュー・感想・評価
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未来への応援歌
正直評価がちょっと難しいなと言うのが最初の思いです。
自分で見て感動した物を多くの人に届けたい、そして自分と同じように感動して欲しい。
そんな物を作りたいとみんな思いますよね。高校生の朝屋彼方もその一人。
自分の作り出したものでその思いが届けば嬉しいし、届かなければそれは辛いですね。
偶然出会った織重夕の曲に感動した彼方は彼女のMVを作りたいと告げ、織重先生もそれを受け入れます。しかし出来上がったMVを見た織重先生は彼方に対して、私の気持ちを分かっていないと言い放ちます。でも高校生が人の作った曲を一曲聞いただけでその気持ちを理解することなど出来る訳がないと思うのです。
いや高校生じゃなくても大人だって難しいのではないでしょうか。
正直僕もわかりませんでした。
むしろ外崎くんのように分かってしまえる子の方が不思議に感じてしまったのです。
もちろんそれは同じような感情を抱える織重先生と外崎くんを表現するための描写だと思いますが、ちょっと違和感がありました。
だからこう考えました。私の気持ちを分かってくれないではなく、私の気持ちをわかって欲しいという願いなのだと。
だからそんな気持ちは理解できていないけど彼方の純粋に先生の曲をみんなに届けたい、応援したいという思いに織重先生の心が動き再び歩きだしたのでしょう。
諦めないひたむきさがひとに感動を与えるものを作り出すんだと言うことを改めて考えさせてもらいました。誰かにはきっと届くはずだと。
絵のほうは余り見慣れない感じのものでしたが、人の動きがリアルに見えたり、逆にぎこちなく感じたりちょっと微妙に思いました。ただそれも良い物を作りたいと願う創作者の思いなんだと感じました。
この先の彼方や織重夕に素晴らしい作品を作ってほしいとエールを送りたくなります。
作り手さんのメッセージちゃんとちゃんと届いています。
いい映画を見ました
解釈違いのエールを
正直、作画はビミョーです。
キャラはまだいいのですが、車やら岩やらの無機物が本当に無機質なんですよね…
話の起点となる野外での歌唱も、絵が歌に負けていた。
彼方の短絡的で猪突猛進な性格は、高校生の若さを鑑みてなんとか許容。
しかし、友人からの先約そっちのけ(並行はしてたけど)で作業するのはどうなのか。
などと色々思ってはいたが、慣れもあって後半に向けてよくなっていった。
手元の描写が多かったこともあり、ライブハウスでの演奏シーンは素晴らしいの一言。
どう見ても“勝ち確”演出からのMV全ボツは意外。
(ここ、演出も花江くんの早口長台詞も凄かった)
そして、完成版のMVは非常に熱量を感じるもので、内容はベタながら絵の力に惹き込まれた。
ただ、解釈違いを突きつけられてたハズが、萠美に「解釈が違うのもいい」と言われ再起するのは疑問。
最終的には意図を汲んだ上で更に背中を押す内容?
説明ないなら、そのへん考察しやすいように歌詞出してほしかった。(逆にライブシーンでは不要)
先生の即日退職も無責任の極みだが、今までダメだったのに覚悟決まり過ぎでは。
ご都合主義でも、MVが軽くバズるくらい入れるべきだったと思う。
外崎も萠美も面白くなりそうなキャラなのに、尺の関係で掘り下げがないのが勿体なかった。
とまぁ粗は少なくないけど、創り手の熱量を感じる作風は嫌いじゃないし、応援したい。
あ、ギブソンのセミアコ(?)を5,000円で買おうとした不届き者は後で職員室まで来るように。
そうだ、私はこうした気持ちを動かすものと出会いたかったんだ。
アニメだし、さほど長い時間でもないし。
評価は高いと聞いているけれど、評価軸は自分の中にあるものを信じたいから
プレミアムシアターで、観れるなら観とく?くらいの軽い気持ち。
そう思って観に行った、映画。
期待値が低かったから、とかそういったものをぶっ飛ばして。
言葉にできないワクワクと突き動かされるような”思い出した”感覚。
そうだ、私はこうした気持ちを動かすものと出会いたかったんだ。
そう思えたモノづくりをしている人へ届けたい、創作への思いを
ぎゅっと綴じこめて、キラキラした青春と一緒に。
感覚を可視化する。
感情を音から拾い上げる。
そうしたいろんなものが、この映画には詰まってる。
主人公が挫折して、才能あふれる友人を羨みながらも、見つけた別の道。
それがMV作成だった。
絵を描くこと、曲の魅力をさらに広げていくこと。
曲の世界観をこういった視点や物語もあるよね、と想像を広げていくこと。
それは現代においてTikTokやインスタなど”映像が近くなった”時代において、
より魅力を増しているツールとして、身近にある。
身近だけど作り手もそれだけいるということで。
試行錯誤しながらも彼なりの視点を突き進む真っすぐさが、
やがて彼のMVをきっかけにいろんな人の気持ちを動かし、
行動へと繋がっていく。
そうしたすべてが、ワクワクと一緒に、キラキラと一緒に味わえる。
映像はCGっぽさも抜け切れず、かと言って、それが逆に後半になればなるほど
MVとリンクしていく。
見慣れる。とも少し違う。
このストーリーだから、意図的に残されたアニメではないもの、なのだと思える。
(でも個人的には滑らかなアニメで観たかった気持ちも残ってはいる)
それぞれの
モノづくりを始めて間もなくて燃えている少年と、やり切ったと思い込もうとして別の道を進もうとする女性。それぞれの思いや置かれた環境は全然違うから理解できなかった。けど、何とか最後には少年が女性に勇気を与えるエールが出せて良かったです。個人的感想では、最後のMVも少し違う気がしましたが。
ペールカラーが素敵。続きが気になる。
物語はおそらくクリエーターあるあるだと思う。僕は1度もクリエーター目指した事がないから実感は湧かない。
淡い色彩が心地よかった。見ていてビビッドな色調の「サイダーのように言葉が沸き上がる」を思い出した
淡い色彩と濃い色彩で真逆だが、映画が始まってスグに色合い、色調に気が向いた点が共通している。
「サイダーのように言葉が沸き上がる」は、色合いも強烈だが題名も強烈で印象に残ったが、今作は題名も淡い印象で、今この時点ですでに思い出せない (^^)
いま調べたら、「数分間のエールを」だった。もう絶対に題名忘れちゃいそう。
*色彩、色調、色合い、全部同じ意味で適当に使ってます。
2人の今後が気になる。クリエーター活動はどうなるのか、2人の関係はどうなるのか。
映画の続編は作られないと思われる。
創作者あるあるで心に響くシーンが多い!
イラストが非常に可愛くて惹かれて観ました。
3Dなんですが、2Dアニメ調らしくて映像が綺麗でした。
流れもテンポ良く、ストーリーのメリハリもかなり良いです。
内容も創作者が一度は感じた事があるなぁというシーンが多いと思います。
どこまでやっても他人に見てもらえない。
自分より上手い人が沢山いる。
辛辣な評価。
創作中で苦しいと思える時に観たので、より感動しました。
お友達の外崎君の前にも、いつか主人公の朝屋君みたいな人物が表れて欲しいです。
若い世代の思いを鼓舞する
「青春モノ」とまとめてしまえばそれまでだが、ストーリーのモチーフも、音楽もラストのMVもすごく新しい要素があって観ていてテンションが上がる。
我々古い世代が感じてしまうフルCGアニメにありがちな「嫌味」は抑えてあったし、色彩も綺麗。
音楽を作る・絵を描くってことと「(既存曲)のMVを作る」ことは、やはり違うステージの話だから、登場人物それぞれの苦悩を同じ「作り手」として括ることは本質的には難しいし、「自分が何を伝えたいか」と「何が伝わるか」はまた別の話でもある。
そういう意味では、主人公の彼方が最初に作ったMVだって「正しい」と言える。
もちろん、夕がそれを受け入れないのもまた、正しい感覚。
でも、そんな行き違いも、解決するのはやはり「若さ」。
立ち止まることも、一時的にそこから離れることも、若者たちにとっては作り手として自立するための助走みたいなものなのかも知れない。
約1時間の作品で、もちろん全体はシンプルになるのは分かる。加えて楽曲の演奏時間が結構あるので、ドラマ部分はかなり研ぎ澄ます感じがあるかと思えば、予想外にドラマ部分の演出が古くさくてテンポが良くないなあ、と感じてしまった。
様々なクリエイターに限らず、若い世代がこれを観て、高く評価しているのは素晴らしいこと。
もちろん物語として、我々の様な中高年世代の受け止め方とは違っていて当たり前。
公開翌々週に、同じく1時間程度のアニメ作品として「ルックバック」が公開されたのは不運でもあるけも、是非たくさんの若い方に観てほしいね。
作り手の想いは通じない
MV作って先生を辞めさせる話
CGがゲームキャラぽっくてなんだか新しいなと思いました。
いかにも若者向けと言うか鮮やかでポップで軽いイメージが新鮮でしたね。
製作者さん達のことは全く存じ上げていないが、ニコニコ動画やYoutubeの手作りMADとかを見たことが切っ掛けクリエーター目指したのかな?
好きな事を見つけて突き詰めて映画にするなんてすごい行動力だ。
ストーリーはほぼほぼ予告編のままで、凄い歌い手と出会って創作意欲が爆発して、挫折して奮起して・・・。
もうちょっと捻りがほしかったと言いますか、ストレートすぎて感動も高揚もあまり感じられなかったかな。
あまり青春物語に耐性のない若者が見るならある程度は感動できるかもだけど、モノづくり系のストーリとしてはありきたりだったかも。
作り手のイメージが受け手には100%通じるわけじゃない事、受け取り方しだいで意味なんて変わる事ってのが一番心に残った。
作品は世に出たら作者の物ではなく受け取り手の物になるって聞いたことがあるけどまさにそれ。
先生の曲を聴いて感じた事を主人公は自分なりに表現したけれど、拒絶されてしまう。
確かに自分のイメージとあまりに違っていたら嫌な気持ちなるかもしれないけれど、だったら丸投げするのもどうなんだろう?
ネット創作あるあるで連絡を疎かにしてクリエーターが暴走しちゃうなんて事はしょっちゅうだからこれからの作り手への注意喚起にしたかったのかな?
よりよい物を作るなら報連相をしっかりしてイメージ共有や協力し合うのがベストですね。
ストーリーでの不満点は別に些細な事なんだけれど、自分が一番残念だったのは主人公が作り直したMVが視覚メッセージ多くて歌詞がまったく頭に入ってこなかったことですね。ものが良かっただけに本当に残念だった。これは自分の脳スペックが低いからかもですが、画で内容は察せるんだけれど歌詞に込められた意味を自分なりに理解したかったのに出来なかったなぁ。MV作りって奥が深くて難しいんだね。
何はともあれこの作品はエールを贈る事の大事さや、贈られる喜び、そして創作の楽しさがにじみ出ている点はよかった。
レビューを書くこと位しかできない自分ではありますが、エールを贈られたからには、感謝したいし応援したいなと思いました。
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劇中セリフより
「あれは夢を諦めた自分に歌った歌なんだよ」
才能があっても芽吹かなない辛さはわからないかも知れないけれど挫折の経験がある主人公が、熟読して何度も聞いた歌詞からそのメッセージを読み取れないってことは、どちらかに問題があるのではないだろうか…。
人に意思を伝えるってのは本当に難しい事なんだね。
コアなファンの真心を踏み躙ってはいけない!
冒頭からポップなアニメキャラが活躍するゲームの仮想現実空間に迷いこんだんじゃないかという映像が彩り鮮やかに展開していく様は、最初正直違和感がありましたがだんだん慣れていきました。
空間のチリまで描写(他のアニメ作品でもあったなあ)する精細さと、興味のない標識などは記号化して文字崩すあたり、非常にデジタル的感覚化遠近法(名称適当!:笑)を駆使していて背景含めて癖の強い作画になっています。私は好きでないですが、今風で若い人には刺さるのですかね?
上記の映像の違和感はそんなに批判するまでもないのですが、ストーリー上ではそれを遥かに上回る「えっ?あんたこれ本気で言ってる?」というのがありまして・・・それが最後本作ではまるで当然の様にすんなりと「正当化」までされちゃったのでネタバレまでして、猛烈に抗議(笑)する次第です。
その信じられない発言、行為は以下です。
おそらく今、一番の熱烈な織重夕ファンである彼方くんが試行錯誤を繰り返し寝る暇も惜しんで彼女のために最初に作ったMVを「歌詞の意味が分かってない、私の気持ちに寄り添ってない」とダメ出しし、しかも公開を禁止したことです。
愚行以外のなにものでもない、と思いました。こっからストーリー上の違和感の方が映像のソレより悪い意味で目立つ様になりました。
彼方くんが自分の感覚頼りで表面だけ取り繕ってサラッと綺麗に作ったMVだったらまあ、そんな流れもアリかもしれません。だけど彼のMVの制作過程、歌詞のひとつひとつの意味を細やかに検証、拾って映像化、イメージ化してる部分を詳細に見せられてるわけですから、その拒絶理由に疑問符しか出てこないわけです。
感情的にも、コアなファン(下手したら最初のファン)が側に居て協力してくれるという意識が彼女には希薄、もしくは無くて、だから一番のファンの真心を踏み躙った感覚も無いんだろうな、と彼女に対して反感をもちました。
逆にコアなファンにさえ的確に伝わらない歌詞の意味、今まさに夢を捨てようとしている人しか共感できないピンポイントな表現?しか出来ないのは、作り手側の表現能力の低さを露呈しているのではなかろうか。
私も公開されている「未明」の歌詞を検証しましたが、場面が急に飛んだりして難解で彼女の意図する「夢を諦めて終わりにするイメージ」は全く想起できませんでした。
この初見殺し無理ゲーを、最終的に超絶技巧でクリアする彼方くんには脱帽なんですけど、出来たMVフルがこれまた正直、好きになれない描写のオンパレードでして・・・初稿の塔を登るやつ見せてって思わず心の中で叫んじゃぃした(笑)。
つらつら書きましたが今回、評価が厳しめになってしまったのは「ルックバック」という同じくクリエイターの苦悩、葛藤を描いたアニメ映画の大傑作を直前に鑑賞していたからだと思います。
その中では全く逆のストーリー展開「自分の近くに熱烈かつ最も偉大なファンが居たことに気づき、至高の幸福に満たされて奮起し過酷極まる創作活動を再開する話」でした。
比べたらどちらにも失礼になっちゃいますが、扱う題材は類似していても映像、ストーリー、演出、すべてにおいてレベルの差は歴然でしたね。
では。
才能ってなんだろ
70分の短さだけどよくまとまった作品。
真面目な内容だけど、結構コテコテなアニメテンションだったりもするので、ちょっと思ってた雰囲気と違うってところはあるかも。
アニメのちょっとオーバー表現な感じが楽しめる人は楽しくも見れる作品。
「CGアニメ表現」
CGアニメなんていくらでもあるけど、比較的よく見る感じとは違った、輪郭線がないトゥーンレンダな感じ?ゲームっぽい感じ?
見始めはちょっと合わないかも知れない…と思ってたけど、まぁ気がつけば全然違和感なく見れました(いつもそんな感じだなぁ)
恐らくリアル系の3DCGアニメはピクサーとかには敵わないのかなーって気がするけど、日本の3DCGアニメはもしかしたらこういう方向で進化?特化?していくのかなーなんて思ったりもした。
普通に輪郭線あるセル画風のも好きだけど。
「そんなので大丈夫か?主人公」
主人公はものづくり楽しい盛りでそれはそれで良き事で、どんどんやってけーとは思ってたけど、実際先生の曲のMV作りはじめた時「MV良かったらまた音楽やってくれるかも!」とかそんなので作り始めたので、「うわ…主人公大丈夫か?」とも「え?これで良いMVできてバズって先生も音楽最下位してとかだったらどうしよ…」と思ったけど、
流石にそんなにペラッペラな作品ではなかった。
「ちょっと怖いなインターネット」
赴任してきた先生の名前検索して過去の活動探るのもそうだし、待ち受けの風景からいそうな場所に辿り着くのも、ちょっと怖いなと…
まぁもうそういう社会かも知れないけど、本名で活動するのとか、写真アップとか迂闊に出来ないな。
「才能」
結局出てきた登場人物たちに才能があったのかはわからない。努力する才能とかはある気もするし、歌でも絵でも動画でも1作品完成させてる時点で才能ある気もするし。
自分に才能あるかもと思ったのに結局何にも引っ掛からず才能なかったとする人、
他者に評価されてしまったがために自分に才能あるかもと思ってしまった人。
才能ってなんだろうなぁってすごく思った。
「MV創作シーン」
出来た作品よりも作っていくシーンの表現がテンポも良く、すごくワクワクさせられて良かった!
最近3DCGを勉強し始めたけどあんなサクサク作れたらなー
実際あんなサクサク作るもんじゃなくて、地道な作業の積み重ねなんだろうけど…
自分はMV作りたいわけじゃないけど、コツコツ頑張っていこうと思いました。
「ピンクの髪の子」
あの子自体、あの子のバンドもう少し見たかった気がする。彼女には彼女なりなものづくりに対しての想いがありそうなのになぁ。
MVももっと見たかったし。
「自分で夢を諦める残酷さ」
ラストは思ってたほどのご都合主義の全部が良い結果になってハッピーエンド!とはならなくて、逆にそれで良かったなと思った。
反面、先生は一度夢を諦める決意をしたわけで、自分の夢を自分で区切るって相当しんどい事なのに、それを高校生にまだやれるって!と言わんばかりに推されまくるの相当しんどいだろうなぁと…
やっとの思いで区切りをつけたはずなのに、それを出会って日も浅い人に言われるのキツいって…
もちろんこういう題材の作品なんだから最後は人の心動かせたって終わりにならないと、なんだよこれってなっちゃうだろうけど。
なんかキツかったなぁ…
才能ってらなんだ?って考えさせられたりもしたけど、思いのほかあまり刺さらなかった気がする作品。
同じ日に「ルックバック」を見てしまったのもあるかもしれないし…
なんだかんだであまり見慣れていない作画のせいかもしれない。
ただ映像、ストーリーともに楽しさや見どころがちゃんとあるので、見て損はないはず!!
流行っていた頃のニコニコ動画のクリエーターを思い出す流れ
一つの映像表現を元に作られた映像作品という印象でした。
映像の作りや映像表現が合わない人には厳しいな…というのがあります。
何となく最近のゲーム風な映像表現とも思えました。
内容ですが、クリエーターに焦点を当てた作品かと思います。
主人公は、一番流行っていた頃のニコニコ動画のクリエーターを参考にした様な感じの内容かとも思えました。
そういう意味では青春な感じの流ではありましたが、全体を通して怠いと感じる部分が多く感じました。
作品名でもある『数分間のエール』を表現するためにはクリエーターは大変なんだというのを表したいのかと思うのですが、それにしては何か軽い様に思えました。
主人公が恵まれすぎている様にも思えてしまう部分も、伝わってこない部分に思えました。
もう一点気になった点として、金沢を舞台にしたのは分かるものの、強調しすぎではと思いました。
作品として金沢を前面に押し出した繋がりが見えなかったなぁと思いました。
ライブやMVの部分は音楽含めて良かったと思います。
MVについては作品内表現を見る事が出来たため、とても良かったと思います。
個人的には、もう一つのMVも見たかったなとは思いました。
ポップコーンはSサイズでも余裕で食べれると思います。
上映時間が短いため、Mサイズだと少し余すかな…な感じです。
CG,絵柄にはすぐ慣れました
上映開始直後は、CGの感じがちょっと合わないかなと思ってましたが、すぐ慣れました。
むしろ、CGでしかできないような表現もあり良かったです。
短いながらもストーリーもよかったです。
ガルクラの参考として
娘と観てきた。今作と同じく花田十輝さんが脚本を手掛ける現在放送中のテレビアニメ『ガールズバンドクライ』(傑作、遂に今週で終わってしまう…)で感じたプロフェッショナルへのこだわりを『数分間のエールを』ではより鮮明に感じて興味深く観た。それは音楽を演る上での姿勢とか立場の話なのだけど、『ガールズバンドクライ』では主人公のメンター的存在の桃香が、商業主義に嫌気が差して一度は諦めた音楽の道へ再び進むか否かを逡巡するという物語があって、こちらの感覚としては多分桃香は職業として音楽を演るのでなく、純粋に音楽を楽しむこと、仲間と音楽をやることが手段ではなく目的そのものになることを目指すのだろうな、という風に展開を追っていたのだが、実際は桃香はプロミュージシャンになるという目的そのものには疑念とかは無く、その過程でちゃんと大衆に受け入れられるか否かということに気を揉んでいたという流れになっていて、そこはインディロックとか聴いてきた身の感覚でいくと別にプロとか売れるとか関係無しに好きな音鳴らすのが良いんじゃない?とか思ってしまった訳だが、日本の伝統芸能的ロックには成り上がり文化もあるし、妥協しない音楽をやって広く受け入れられたいというスタンスにも説得力があったので、それはそれで納得、という感じになった。で、今作『数分間のエールを』に登場するミュージシャンの夕は、ロックバンドでもなく、より個人発信的なDIYマインドの音楽をやっていながら、堅気の職業に就くかプロミュージシャンかという二者択一の視点しかなくて、さすがにこちらは『ガールズバンドクライ』の桃香と違って、学校の先生やりながらネット発信で音楽続ければよくないかと感じたのだが、そこはプロとして業界でサヴァイブしてきた脚本家の矜持やプロ意識が色濃く反映されての方向性なのかなと思えて、『ガルクラ』を読み解く上でも興味深かった、というわけで、今、頭が『ガルクラ』脳なので『ガルクラ』のことしか書いてないな…。
一応この映画そのものの感想も…。いかにもCG画面なビジュアルと、そんなビジュアルでわざわざ昔ながらの記号的なアニメ表現(ズッコケる動作とか、デフォルメされた表情で感情表現する、とか)をやったりしているのが『映画』を観ている感覚から遠くて、慣れるまで作品に入り込めなかったというのはあったけど中盤からは慣れて前述の通り『ガルクラ』と比較したりして楽しんだ。尺がコンパクトなのも良かったよ。
生み出す力
「1」からじゃなく「0」から何かを作る、する、考える
良い意味で「ブッ壊れてると思う」
そんな人でなければ、生み出せないもの
そんなところまでたどり着くためにブッ壊れた人
途中でブッ壊れて、その先が出来なかった人は正常な人間だと思う
生み出す力のある人は究極の探究心だと思った
そんな映画
かなり好き
どうしてもキャラ配置とかプロットとか上映時間とかが「言の葉の庭」を彷彿とさせるけど、アンニュイ黒髪おねえさんが持ってるのが缶ビールじゃなくてギターなのもアリですね。ラストの選択を納得できるものにするには68分では厳しいか。
怠惰な大学生活を送る19歳の感想
ヨルシカが好きなので見覚えのある絵とものづくりをする全ての人へという内容に惹かれて見た
初めてレビューを書くので思った順に
ものづくりをしていない私の心を揺さぶるような話だった、話そのものは素人でも展開が想像出来るものだったが登場人物の言葉によってより鮮明に題材が伝わってきてとても良かった
人によっては好みが分かれると思うけど
映像も見慣れていた絵のため見やすかった
見終わったあとにもう一度見に行いこうと決めた
全68件中、21~40件目を表示