「劇場アニオリではここ数年でも出色の出来!」数分間のエールを あるひさんの映画レビュー(感想・評価)
劇場アニオリではここ数年でも出色の出来!
今季、というか過去数年レベルで遡ってもポンポさん以来と言っていいくらい劇場オリアニでも抜群の出来、多分この半年はオススメは?と問われればこれを推す。
ハイコントラスト調の独特の絵柄で毛嫌いしてたら勿体ない(ポスターの絵柄が終始キープされる)。
クリエイター/モノ作りとは、作るモチベーションは?という映画そのものの存在価値を内包したテーマでどストレートに見てるひと(恐らく何かしら作ることに携わったヒト)にぶっ刺さるようになつている。
どれだけ魂を込めた作品でも売れない物は売れない、というジレンマと戦う理由は?この映画ではたった一人でいいから作品が誰かの心を動かせれば!と言い切るがそれがあくまで正解の一つでしかないことはクリエイターに少しでも関わった人には明らか。
MVを作る映画、だけに全体がいい意味で長い尺(68分だが濃密)のミュージック・ビデオをみているよう。
シーンそれぞれに表の意味とおそらく裏の意味があり、それを説明する伏線が計算高く散りばめられている。
車で自転車を追いかけるシーンはその最たる場面。
惜しむらくは花江さんのせいではないのだが真っ直ぐな性格の主人公の言動がどうしても炭治郎と被さってしまい活劇シーンが思い浮かんでしまう。
タイトルロゴが、作品の最初と最後に使い回す、初見と二回目で視聴者の読み取り方が変わってることを期待してるんだろうな。
恋愛要素含め、余計な描写を削ぎ落としているところも好感。
多分たまたまだろうが、教室の俯瞰映像が「古見さんは、コミュ症です」の二期エンディング映像FantasticYouthにそっくりで脳内再生された。
>シーンそれぞれに表の意味とおそらく裏の意味があり、それを説明する伏線が計算高く散りばめられている。
車で自転車を追いかけるシーンはその最たる場面。
ここ解りませんでした。。タイトルロゴの2度登場といい見落としているなあ。教えていただきありがとうございます。もう1回観てきます!