デビルズ・バス

劇場公開日:

解説・あらすじ

「グッドナイト・マミー」で世界的に注目を集めたオーストリアの監督コンビ、ベロニカ・フランツ&セベリン・フィアラが監督・脚本を手がけ、実在の裁判記録に着想を得て、宗教とタブーに支配された歴史の暗部を美しくも残酷な映像表現で描いたオーストリア・ドイツ合作映画。

18世紀半ば、オーストリア北部。古くからの伝統が残る小さな村に嫁いできたアグネスは、夫の育った閉鎖的な世界や村の住人たちになじむことができず、憂うつな日々を過ごしていた。アグネスは彼らの無神経な言動やおぞましい儀式、何かの警告のように放置された腐乱死体など異様な光景を日常的に目撃し、精神的に追い詰められていく。極限状態のなかで現実と幻想の区別がつかなくなった彼女を、村人たちは狂人あつかいするようになる。やがてアグネスは、この世界から自由になることを求めて驚くべき行動に出る。

「ソープ&スキン」の名でミュージシャン、歌手、作曲家としても活動するオーストリアのアーニャ・プラシュクがアグネス役で主演を務め、音楽も手がけた。2024年・第74回ベルリン国際映画祭にて銀熊賞(芸術貢献賞)、第57回シッチェス・カタロニア国際映画祭にて最優秀作品賞を受賞した。

2024年製作/121分/PG12/オーストリア・ドイツ合作
原題または英題:Des Teufels Bad
配給:クロックワークス
劇場公開日:2025年5月23日

オフィシャルサイト

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

受賞歴

第74回 ベルリン国際映画祭(2024年)

受賞

芸術貢献賞(銀熊賞) マルティン・ゲシュラハト

出品

コンペティション部門 出品作品 ベロニカ・フランツ セベリン・フィアラ
詳細情報を表示

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

フォトギャラリー

  • 画像1
  • 画像2
  • 画像3
  • 画像4
  • 画像5
  • 画像6
  • 画像7

(C)2024 Ulrich Seidl Filmproduktion, Heimatfilm, Coop99 Filmproduktion

映画レビュー

3.025-066

2025年5月25日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

嫁ぎ先の不条理を受け入れることができず、
世界から孤立する女性。

逃げ出すことも叶わず、
自死することも憚られる。
宗教上の厳しい戒律故に、
他者を殺めることにより死を得る。

なんとも理解し難い行為。
中世ヨーロッパの宗教戒律には辟易とする。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
佐阪航

3.0ただただ暗い…

2025年5月25日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

難しい

この映画はとにかく暗い。
終始気分を不快にさせるBGMが流れてるし。

正確に言えば結婚式とラストのシーンは明るい。
まぁ、ラストの明るさは逆に怖いんだけど。

気分がイマイチの人は観ない方が良いかと。
今、自分は色々とあり精神的にへこんでるるんだけど、その気分でこの映画を観終わった時はホントにキツイ。

じゃあ、面白く無いかと言われればそんなことは無い。
まぁ、『スゴく面白い!』とも言いづらいけど。
映画としては良く出来てると思います。

ジャンルがホラーと言って良いのかは分からない。
グロいのはラストくらいだったし。
ただ、胸糞悪い映画です。
個人的には去年観た『胸騒ぎ』の方が胸糞は悪い。
でもこちらの映画はメンタルをガッツリ削られた。

体調はもちろん、精神的にも絶好調な時に観る事をオススメします。

最後に・・・主人公の旦那、見た目のイメージと違って声が高いな。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
BISCONTI

2.0神の赦し

2025年5月25日
Androidアプリから投稿

悲しい

怖い

難しい

18世紀半ばオーストリア北部の閉鎖的な村に嫁いで来た女性の陰鬱な話。

滝からの告解と、なかなかグロいプロローグで期待値が高まるなか、村にアグネスがトツギーノで始まって行くけれど、子供が出来ないこととか姑の干渉とかそういうことからのプレッシャーってことですかね…。

どんどん勝手に闇堕ちして行く主人公を余白たっぷりのまったりテンポでみせて行く展開で、まさかのプロローグは一つの例!?

最後こそ少々ショッキングだったし、字幕補完もあって良かったけれど、めちゃくちゃ長く感じた。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
Bacchus

2.0恐ろしく祝祭的な雰囲気のエンディング

2025年5月24日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 3件)
ねこたま