「現代性溢れる歴史ミュージカル」グローリア! Boncompagno da Tacaocaさんの映画レビュー(感想・評価)
現代性溢れる歴史ミュージカル
ミュージカルと言うほど音楽まみれではないが、ストーリーを動かすのは、想像たくましいこの映画を作った人たちの音楽。現代のジャズやワールドミュージックみたいのもあるので、いくら何でも時代に合わないだろうなどと、つまらないことは言いたくない。アクチュアリティーがなければ、この映画は生命力を失う。そこは覚悟の上と見た。革命期の国際都市ヴェネツィアという設定は揺れ動く時代、場所で映画に可能性を開き、最大限保険をかけているが、それはもはや気にならない。
ポジティブなフェミニスト映画として見ても失礼ではないだろう。見て何か元気な気持ちにしてくれる。
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