「ジュリアに傷心」ラ・コシーナ 厨房 uzさんの映画レビュー(感想・評価)
ジュリアに傷心
騒がしい厨房から始まるんだろうな、とか、売上金の件が物語の“転”になるんだろうな、とか…
予想が悉く外れて少し悔しい。笑
とりあえずスタッフの民度が低過ぎる。
スタッフ同士で軽口叩いたり煽りあったり喧嘩したり、まともに働いてる人間の方が少ないのでは。
勤務中に酒は飲むわつまみ食いするわ煙草も吸うわイチャつく(どころじゃないが)わ、どんな店だよ。
ジュリアがペドロを受け入れたり突き放したりする情緒も理解不能。
というか休憩時間に中絶するんじゃないよ。
そもそもあれってどういう店?
フロアも厨房も広いし、調理は細かく担当で分かれてるし、従業員の数も多くて客も裕福そう。
でもスタッフの質は悪く(裏場だけかと思ったらバースディソングも適当)バーガーなんかも扱う。
あんな店が本当にあるのだろうか…(絶対行きたくない)
売上金の紛失やら妊娠やら夢やらいざこざやら、普通に考えればすべて移民差別に繋がるのだけど…
ペドロはじめ、全員個々の人格に問題があるようにしか見えないんだよなぁ。
冒頭にあった世界を「商売の場」とする引用や、タイムズスクエアの話もイマイチ繋がらない。
静と動のコントラストの付け方とか、ロングカットを中心としたアングルとかは良かったけどさ。
バレても覗き続けるネズミの胆力は見習いたい(オイ
あの店は観光客相手の店で、グルメとかそんなレベルは全く求めていないし求められていない店という設定だと、パンフレットにありました。そんなプレート料理ばかりでしたよね。ルーニー・マーラを見たい、というだけで見ました。移民が職、食事、住まいを欲しい、うまく行けばビザ欲しい、移民でなくてもシングルマザーで大変な人も沢山いる。そんな世界の万華鏡。日本もそうだと思うけど、日本は外国人に冷たいなあと思いました。
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