「見えない者たちの怒り?」ラ・コシーナ 厨房 さとうきびさんの映画レビュー(感想・評価)
見えない者たちの怒り?
ほぼ全編がモノクロの映像で映されたニューヨークの中心街にある飲食店の厨房。
そこで働く多数派は移民たち、黒人たち。
オーナー以外は誰一人として裕福な人は居ませんが、ビザも滞在許可も不要な「アメリカ人」はある意味特権階級です。
店の客席と厨房、そして厨房内での格差が、ある一日の風景に被せて描き出されます。
従業員たちの何気ない雑談、雑談、雑談。この話が何処に行き着くのか見えないままに映画は進行して…
ちょっとびっくりするクライマックスへ。
う〜ん、多民族国家の抱える問題点が間接的に示されたようにも思いますが…
実はよく分かりませんでした。
ピーク時の厨房の喧騒と緊迫した雰囲気が見どころです。
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