箱男のレビュー・感想・評価
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ユーモアに欠ける安部公房作品映画化
配役全体に問題があると思う。永瀬も浅野も適役だとは思わない。『父親たちの星条旗』のように全<印象に残らない役者達を選んだ方が観終わった後インパクトが大きいと感じた。あと、今取り上げるテーマでもないし。
ユーモアに欠けるかな。
女優は10年前の田畑智子なら...と考えるとやはり時間の流れは残酷。健闘賞はあげたい。
しずるのコント!
安部公房さん
予想通りのシュールな映画
白本彩奈が美しかった
竜眼寺盛尊VS.雷電仏像
またこの二人の直接対決がスクリーンでしかもダンボールを被りながら、序盤にチョイ役の渋川清彦が存在感抜群で、ヒロインはTVドラマ「最後から二番目の恋」で中井貴一の娘役だった当時は子役で大胆にも大人の女優へと、中村優子は"抱き合おっか"のCMで石橋静香主演のNHKドラマ「燕は戻ってこない」でもまさか同一人物だとは思いもしない気付いてビックリした!?
少し狭い部屋みたいで快適に思えるダンボールの中、安倍公房の原作と本作のオチは同じなのか?
映画を観ている自分がまさかダンボールを被り世の中を覗き見する行為と変わらない、説教されている感覚に陥る、石井岳龍の前作『自分革命映画闘争』から続いている何かが??
当時、中止にならずにドイツで撮られていたらまた違った作品になっていたのかなぁ、でも忠信とKEEが出ていなかったことに。。。
石井兵龍監督 MEETS 安部公房
私は石井兵龍監督のこの映画を支持する。安部公房の「箱男」が映画化され公開されるというので、実は少し複雑な気持で映画館に向かった。原作「箱男」を50年も前に読んだ者から見て今の若者にどうやって共感を与えられるのかという不安があったからだ。心配していた予感が当たって、なんとも言えない入りの悪さ。しかも若者は無し、中年〜老年の男ばかり。狭めのホールなのに私を含めて10人にも満たない。同時代に原作をほぼリアルタイムで読んだ私のような世代の安部公房ファンには、石井兵龍監督の作品解釈が素晴らしいと思えて、30年も前に急死した安部公房もさぞ満足して他界先から現世を眺めているだろうと想像てきる完成度の高い映画に仕上がっていると思う。謎の女 葉子(女優白本彩奈)の存在が目立って主役の永瀬正敏のことを心配もしたが、安部公房は代表作「砂の女」でも岸田今日子という不思議な存在感をもつ女優が、主役の俳優を目に見えない煙のような空気で包んでしまう狙いで書いているのだから当然だと思う。全国的展開で出演者の舞台挨拶イベントを追加して企てているが、たぶん若者には浸透しないのではないか。文学作品とはそれくらいの反響が普通なのだ。大人気にでもなったらそれはきっと制作者が原作を捻じ曲げて新たな大衆娯楽として仕上げたことになるだけだろう。
?
台詞が多すぎてついていけません。
舞台劇をイメージして作ってるんでしょう。
また、台詞回しが独特で解りづらい、こんな言葉は使わないだろうってのの羅列、安部公房は純文学の作家だから、純文学作家は自己主張が強い。
砂の女も他人の顔も映画としては楽しめましたが、箱男は個人的にはダメですね。
作品の良し悪しを評する前に、よく理解できないです。
安部公房の居たあの時代、唐十郎、寺山修司、あの前衛舞台劇、自分は苦手だった。でも演劇を齧ったりしてる連中はあの芝居で語れたりしてた。自分はそこまでのめりこめなかった。
連連と語ってきましたが、この映画を咀嚼するには、まず原作を読む、パンフを熟読して、何が展開されるのかを理解してから鑑賞することをおすすめします。
白本彩奈ちゃん
ランジャタイ…じゃなくて、演者と裸体に0.5(笑)
これだけの名優集めてのあまりにも低評価で、逆に怖いもの観たさで行っちゃいました(^^ゞ
かなり期待値下げて行ったので、普通だったらいい点数になるはずなのですが、思ったとおりで(笑)名優達に何させんての?って感じで、むしろ腹が立っちゃうくらい😅
名優達の演技と葉子の裸体しか見せ場がなく、最後も何を訴えなかったのか1ミリも共感できないという😂
途中、寝落ちしたら、目が覚めた時に何か浣腸?らしき事していて、ポカーンですし😯
それと、全然、映画とは関係ないけど、晴れ晴れしたいい天気にもかかわらず、台風の影響でバスが20分遅れでやって来るわ、道も激混みだわで、入場したらとっくのとんまに本編始まっていたと散々だった事もあり、初めて、心の底から、本当に、まごうことなく、間違いなく、絶対、死ぬほど、行くべきではなかったと後悔しました🤣
おまけに座席に傘を忘れるわ、帰りのバスも全然来ないわ、道も激混みだわで、踏んだりけったりとはまさにこの事🫨
箱男における箱そのものの重要性
映像的には楽しめた作品でした。
浅野さんは現在で、白本さんの存在感は素晴らしい。佐藤浩一さんは言うまでもないです。
一番気になったのは箱男の箱。ニセじゃない箱男の箱には、架空のメーカーの洗濯機の型番や商品名が記載され、「天地無用」などのステッカーも貼られていましたが、ニセ箱男かそれを忠実に再現するのには極めて強い違和感を抱きました。
箱はヤドカリの貝のようなもので、そこのディテールにこだわるのは間違い。
後、ラストは予想できたし、それをあえてキャプションで補足するのはダサすぎです。
クセが強めですが…
私は《原作未読》で本作を鑑賞しましたが『すごく面白い作品だな』と感じました。…が、おそらく本作は「傑作・駄作」「0点・100点」「面白い・退屈」「好き・嫌い」がハッキリ分かれる作品かと思われます。 個人的には「面白い」と思いましたし「好き」な作風ではありましたが、興行面での成功は厳しそうな気がします。(個人的には『ヒット祈願』してます)
【ストーリー(脚本) & 演出】
原作の『箱男』と言うタイトルは知っていましたが、まさか「約50年も前に出版されていた」とは知りませんでした。
50年前の原作を現代に映画化しながらも「古臭さ」や「違和感」と言うモノを感じさせず、50年前の日本の様でもあり 現代の日本の何処かの様でもある《なんとも不思議》なストーリーと世界観が描かれていたと思います。
ストーリーの内容としては「楽しいとは言えない」けれども「面白くはある」と言った所でしょうか。色々と理解しようとして『難解な世界観』『難解な登場人物の思考』に振り回される方は、いっその事 考えるのをやめて「ただ作品世界の中で起きる出来事・登場人物の行動を覗き見る」事に集中した方が楽しめると思います。いわゆる《考えるな!感じろ!》と言うやつです。
レビュー冒頭でも書きましたが「評価が分かれる作品」だと思われますので、予告編を観るなどして「本作が自分に合いそうか?合わなそうか?」は事前に確認して尚且つ その上で《あまり期待せずに観に行った方が良いかも》知れません。
脚本評価★★★★★
演出評価★★★★★
(個人的にはどちらの評価も☆5評価ですが、『万人受け』は期待しないで下さい)
【キャスティング(配役) & 演技】
[わたし/永瀬正敏]
「主演としての永瀬さん」を観るのは (個人的には)かなり久しぶりでしたが、箱男である『わたし』の妄執や狂気が感じられる素晴らしい演技でした。
[ニセ医者/浅野忠信]
当代の箱男である『わたし(永瀬正敏)』が 鑑賞前に想像していたよりも[世俗的な人間]であったのに対して、浅野忠信さん演じる『ニセ医者』は 人間としての底が知れない[怪人物]だと感じました。まさに《怪演》という言葉に相応しい演技でした。
[軍医/佐藤浩市]
自分の死期が間近に迫っている事を悟っており『本物の医者』でもあるのだが、病院の事は『ニセ医者』に任せ 本人は「自分の望む死に方を実現する」事だけを考え、静かに[自身の破滅(死)]へと向かう老人を演じておられました。
物語における存在意義や役としての掴み所が何とも難しい役を好演しておられました。
[戸山葉子/白本彩奈]
オーディションで選ばれた方だそうですが、この役にピッタリな《見た目の雰囲気》と《演技のトーン》であったと感じました。3人のベテラン俳優と同じ画面に居ても 霞む事のない存在感がありました。
[ワッペン乞食/渋川清彦]
出演シーンは「物語冒頭のみ」でしたが、インパクトのあるキャラクターを これまたインパクトのある演技で魅せてくれたと感じました。
配役評価★★★★★
演技評価★★★★★
【映像 & 音楽】
[映像・ロケーション・美術]等の 観客の視覚に訴えるモノ全てが「作品の世界や 物語のテイストに合っていた」し、映像面だけでなく音楽面の[劇判(BGM)・音響効果]等も素晴らしく、それらが「より一層 作品世界への没入感を高めてくれた」と感じました。
映像評価★★★★★
音楽評価★★★★★
【総合評価】
公開初週の土曜日の真昼間に鑑賞したにも関わらず、鑑賞してスグに「真夜中に映画鑑賞している様な」或いは「暗闇の中から作品世界の登場人物達を覗き見している様な」、何とも不思議な感覚にさせてくれた《雰囲気のある作品》でした。現時点では[今年一番の作品]と言っても良いかと考えております。
…が、ここまで「ベタ褒め」してきましたが、正直この評価は《完全に個人の趣味全開》の評価だと自覚しております。
『作品の世界観』や『物語の性質』はシュールでありアブノーマルでもあり、「極端な事を言えば」観衆の方それぞれが《自分自身の中に[何かしらの]その様な部分を感じていても 普段は決して直視はしない部分》を見せつけられる作品なのかも知れないなぁ と。
[クセが強め]で合う•合わないはありそうなので、サービスデーやレイトショーでの鑑賞の方が良いかも知れませんね。
匿名希望!昭和のリスナーから令和裏垢まで
匿名希望が昭和のラジオのデフォルト発言者。安部公房は文学でありSFでもあり、時代を超えた普遍性のある作風ゆえに、冒頭は昭和元禄のモノクロ映像で始まって、やがてカラーになり、令和の発言者にまでたどり着く。
令和に舞台を置き換えたのは勝利。
オープニングのBGMと映像からもうあざーっす!よくぞ映像化してくれて、更にこうきたか!とワクワクし始めた。
葉子の裸体が美しい。この映画のキーを握る。
今はネット時代で、美しきもの面白いものである自分を引き出しては切り売りして公開者はいいねを稼ぐ。
そして、自分の素性を明かさずハンドルネームや匿名のままそれを見ているネット民は、YouTubeやTiktokで自らの姿を公開してる推しを崇拝するも気に入らない奴を叩くも自由に出来る時代だ。ある意味日々匿名で視姦するのも自由自在なのだ。それがつまり箱男が箱の中から覗き見する行為と言えよう。
軍医殿はやがて死ぬ運命だがそもそも匿名人間の箱男になれば死期が近くない者も肉体の有効期限は続いたとしても死んだも同じ。廃人と化す。
実名のしんどさ、己の名前で背負うもの、責任、正義、倫理にがんじがらめになっているのは昭和も令和も同じだろう。
匿名であれば変態行為も暴力も不倫も殺人もなんでもありだ。もうそこはパラレルワールドでありバーチャルの世界と同一化する。名無しの権兵衛さんの気楽さだ。
実名で社会で生きていく人間にとってはもちろん裸は恥ずかしいが箱の中では裸になっても誰も見ていないから、自由区を築くことができる。
作品のテーマはその自由区に気がついてしまった人間が箱男に魅入られ自らも箱男にならずにはいれなくなってしまう渇望だ。ノートの記録者となり、この物語を紡ぎ作家本人安部公房と限りなく重なってゆく。
見るもの見られるものが溶け合っていく様は奥田民生作詞のUNICORNのスプリングマンのテーマのようだ。
どこだどこだここはどこだ
誰だ誰だ君は誰だ
己と己を見つめるものの境界線が果てしなくあやふやになり見るのか見られるのかわからなくなる。
こんなことを小説ではなく映画で描き切れるか?
それをやってのけたのは本当に素晴らしく映画館の箱の中から出られなくなる。
ダンボール箱から病院の建物の大きな箱に変わっても、その中はまるで2時間だけの桃屋敷、エンペラー、オーイエーだ。
バタンとドアを閉めて出ていく女の思いやりをひしひしと感じた。
葉子は男の理想像、ファム・ファタール他ならない。
その葉子を操る偽医者は観ている観客の一番の代弁者でもある。ちょっとしたきっかけで誰もが箱男になりかねない危うさを持つ。みんなギリギリで生きているのだ。
観客に、箱男という映画を見つめているお前も箱男だ!と残酷にも突きつける。
映画館自体が箱だったのだ。
ラストシーンの絶妙たるや!
エンドロールの文字は個人の手書き文字のようだ。
一つ一つの癖のある文字はまるでその人たち一人一人の裸を見るように見えてきた。
裸は恥ずかしく生々しい。
肉筆が肉体そのもののように見えてくるのだ。活字にしなかったところにまた震えた。
1997年からの、念願叶い映画化できたことに感謝しかない。
難解な物語を要約すれば、“ホンモノ”の箱男になろうとする、「わたし」とニセ医者、それに軍医の抗争ということになりますが、そう思って見たところでこの映画は理解できないでしょう。
「狂い咲きサンダーロード」「蜜のあわれ」などの鬼才・石井岳龍監督が30年以上前から映画化を構想、27年前の製作頓挫など疹參曲折を経て完成させたりが本作です。それだけに並々ならぬ熱量です。筋立てを追えば混乱必至、迷路のような怪作というべきでしょう。主演は永瀬正敏。原作は今年生誕100年の作家、安部公房(1924~93年)が73年に発表した同名小説です。段ボール箱をすっぽりかぶって一方的に世界をのぞく箱男という存在を通し、人間と社会を照らし出します。
27年を経ての完成品を見ると、むしろ、現代だからこそと思える意味深さにあふれています。
●ストーリー
元カメラマンの「わたし」(永瀬正敏)は、街で見かけた箱男に心を奪われ、自らもダンボールを被って箱男として生きることに。すっぽりと段ボール箱をかぶった「箱男」として存在を消し去り、箱の中から社会をのぞき、妄想をノートに書き付けていたのです。
箱の穴から一方的に世界を見つめ、欲情し、妄想するはずでしたが、殺し屋から命を狙われたあげく、古びた病院に逃げ込むと、病に侵された軍医(佐藤浩市)と、その世話をするニセ医者(浅野忠信)、それに看護師の葉子(白本彩奈)が暮らしていました。彼らから箱男の存在を乗っ取られそうになります。そして、犯罪を目論むニセモノたちとの戦いの行方は…。
●解説
箱が象徴するのは完全な無記名性であり、他者から干渉されない空間です。作中、「箱男を意識するものは、箱男になる」という言及が何度も繰り返されます。ネットの匿名性の海に生きる現代の私たちにとって、この世界こそが「箱の中」と言えるでしょう。
但しそう解釈することも可能ですが、本作の魅力は、全編ににじむ奇妙な軽みとおかしみにあります。その代表格が箱男と偽箱男との格闘シーンです。互いに「ひとつの町に箱男は一人しか要らない」と叫びながら、「真の箱男」の座を目指して箱男同士が白熱のパドルを演じるクライマックスの不可思議さ。日本を代表する俳優である永瀬正敏、浅野忠信、佐藤浩市ら3人の大物俳優が脂汗を流して箱に入りたがるところはなかなかに滑稽です。その戦いに誰もが唖然とし、余りの馬鹿馬鹿さと可笑しみに自然と笑みがこぼれてくることでしょう。
難解な物語を要約すれば、“ホンモノ”の箱男になろうとする、「わたし」とニセ医者、それに軍医の抗争ということになりますが、そう思って見たところでこの映画は理解できないでしょう。「一つの町に箱男は1人だけ」とその正統性から始まった確執は、次第に錯綜してゆくのです。
「わたし」が書きため、ニセ医者が目をつけたノートの妄想が、物語と境目なく映像化されて入り乱れます。そして箱に無頓着な葉子が、3人をかき乱すのです。箱男としての陶酔を求める軍医が葉子に倒錯的な性行為を求め、ニセ医者が軍医にされたことを再現させ、「わたし」がそれをのぞき見ます。書く者と書かれたことが浸食し合い、フィクションであることをわざと強調するメタフィクションの様相を呈してくるのです。「見る」 「見られる」の関係が幾重にも絡み合い、「ニセモノ」と「ホンモノ」が逆転と再逆転を繰り返し、判別不能となる展開は、なかなか難解です。それでも本作では原作小説に埋め込まれた形而上的な仕掛けを独自に解釈し、映像にしてなんとか詰め込んだのです。カオスはアクションとして噴出し、箱男は走り、飛び、宙返りまでやってのけます。石井監督の剛腕ぶりに、あっけにとられるしかありません。
小さな箱の中で王国を作り、守られた状態で世界を一方的に覗く箱男の姿は、不確実性の中で揺らぎながら、小さな端末スマホを手に持ち、匿名の存在としてSNSで一方的に他者を眼差し、時に攻撃さえもする現代の私たちと「無関係」と言えるのでしょうか。驚くべきことに、原作が発表された50年前に著者の安部公房はすでに現代社会を予見していたということなのです。
ただ決定的に異なるのは、映画の箱男たちが肉体でぶつかり合うことです。存在を消し去るために全存在をかけるという逆説に、めまいがしそうです。鬼才の挑発というべきでしょうか。
●感想
遊び心に満ちた味付けに乗せられそうでいて、やっぱり不条理な展開に轟沈してしまいました(^^ゞ
公房の原作小説も難解に思えて、つい噴き出してしまうユーモアがあるようなのです。不条理とはそもそも楽しいのなのでしょうか。ただ、安全な客席から鑑賞しているうち、登場する箱男の箱に開けられたのぞき穴のタテヨコ比がスクリーンとー緒だということに気づき、いつの間にか箱男の目線でスクリーンを鑑賞している自分がいました。
いや応なしに「私もあなたも箱男である」と気づせる、そんな毒気もたっぷりの作品なのです。
何もかもがとち狂ったシュールな描写の連続ですが、ラストシーンの象徴的なイメージが、箱男とは何なのか、人間とは何者なのかを問いかけてきます。女性の神聖さと魔性を体現した葉子役白本の助演も鮮烈でセクシーでした。
もう一つ、映画の最後に流れるエンドタイトルにも観客参加型のたくらみがあって、海外と違い、日本のまじめな観客ならきっと引っ掛かって(^^ゞいや気づいて、「やられた!」と苦笑いされるはずでしょう(^^)。
一度観たら離れない「箱男」!!
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