箱男のレビュー・感想・評価
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”覗き 覗かれ 箱男 抽象的かと思いきや 結構具体的“ 期待度○鑑賞後の満足度○
①安部公房さんの小説で読んだことがあり、観たことがある映画化作品は『砂の女』しかありません。
②難解で前衛的な小説家というイメージがあるので、本作も難解だろうなあ、と思いつつ映画館に乗り込んだ次第。
③最初は70年代のアングラ映画というか前衛映画みたいな感じで始まって、あの頃の時代・映画へのオマージュかな、と思っていたら、そのうち永瀬正敏演じる「箱男」と渋川清彦扮するようわからんオッサンとのアクション・シーンが有って「箱男」(あの出てる足の長さからすると箱の中では屈んでいる?)観てて何か可笑しくて(その後も出てくる「箱男」vs「箱男」の対決シーン)、“もしかしてコメディ?”などと思ってしまった。
その後は何か火曜サスペンス劇場みたいになった感じだった(この当たりで寝落ちしちゃったのでよく覚えてない)。
③ハッキリ目が覚めてからは、前衛的というか独特の表現方法やカットの多用、ようわからんシーンの連続だったけれども、恐らくこういうところにオチを持ってくるのだろう、と思っていたら正にそういう終わり方になったので余り難解だったという印象ではない。
④
中の中の中
癖の塊。何言ってんのか全く分からない。しかも、画面が暗すぎるから何やってんのかも全く分からない。おじさんがダンボールの中に入って女の人の脚を覗いたり、今日あったことを分厚いノートにメモ書きしたり、そんなことしていたら、医者のおじさんに箱男の座を奪われそうになる。そんなストーリー?
んー、考えてもよく分からないけど、永瀬正敏、浅野忠信、渋川清彦、佐藤浩市というそうそうたるメンツが集まってすることが箱に入るという、その奇妙さがなんだか可笑しくて笑っちゃう。一応この作品に込められたメッセージみたいなのは何となく受け取れたけど、個人的に楽しめた要素はそれよりビジュアルかな笑
言ってることは理解できなくとも、何となくで良さは伝わってきたし、この作品でしか体感し得ないワクワクがあった。原作はどんなものなのか全く分からない、というかこの作品が文章だけで構成されていて果たして面白いのか、自分には想像つかないけど、十数年の月日を経て制作が動き出し、こうして映画化されたのには意味があるようにも思えた。最後まで退屈せずに読める自信はないけど、これは一度原作も手に取ってみたい。どんなこと考えたらこんなのが生まれるのか。鬼才の脳は不思議ばかり。
ミステリー?ホラー?サスペンス?ジャンルレスで我が道を行く感じは好きだったし、原作ファンにはあまり好感を得ていないようだけど、箱男アクションは意外にも軽快で笑っちゃったし楽しかった。
だけど、これを面白いと言うのには自分の経験とか価値観とか色々と足りない気がした。敷居が高い、というとちょっと違うけど、知らない世界すぎて置いていかれるばかりだった。なんかでも、こういう作品が評価される世の中であって欲しいなという気もしたりしなかったり...。
これはR18やろ。
ガムテの扱いがなっとらん
変人とは"なる"ものではなく"なっている"ものである。
人を変人かどうかを決めるのは自分では無く他者、周囲の人々である。日本は同調圧力が強く枠組みから外れる事を異常なまでに恐れる反面、人とは違う自分だけの特別な人生を歩みたい"何者"かになりたいと願う人間が大勢いる。特別な自分が平凡な人生を送る人々俯瞰して"観察"するという理想に反し、現実は世間から変人というレッテルを貼られ、置いていかれ、社会に参加出来ず、観察する事しか出来なくなるのである。自室という"箱"に引きこもった若者がどうなるのか、大半はそのまま引き篭もり続けるのである。昭和の小説である箱男には鬱屈した人間に対してもまだ希望が感じられる、平成を経て令和に至った今、小説より残酷な未来が待ち受けているのだ。
ユーモアに欠ける安部公房作品映画化
しずるのコント!
安部公房さん
予想通りのシュールな映画
白本彩奈が美しかった
竜眼寺盛尊VS.雷電仏像
またこの二人の直接対決がスクリーンでしかもダンボールを被りながら、序盤にチョイ役の渋川清彦が存在感抜群で、ヒロインはTVドラマ「最後から二番目の恋」で中井貴一の娘役だった当時は子役で大胆にも大人の女優へと、中村優子は"抱き合おっか"のCMで石橋静香主演のNHKドラマ「燕は戻ってこない」でもまさか同一人物だとは思いもしない気付いてビックリした!?
少し狭い部屋みたいで快適に思えるダンボールの中、安倍公房の原作と本作のオチは同じなのか?
映画を観ている自分がまさかダンボールを被り世の中を覗き見する行為と変わらない、説教されている感覚に陥る、石井岳龍の前作『自分革命映画闘争』から続いている何かが??
当時、中止にならずにドイツで撮られていたらまた違った作品になっていたのかなぁ、でも忠信とKEEが出ていなかったことに。。。
石井兵龍監督 MEETS 安部公房
私は石井兵龍監督のこの映画を支持する。安部公房の「箱男」が映画化され公開されるというので、実は少し複雑な気持で映画館に向かった。原作「箱男」を50年も前に読んだ者から見て今の若者にどうやって共感を与えられるのかという不安があったからだ。心配していた予感が当たって、なんとも言えない入りの悪さ。しかも若者は無し、中年〜老年の男ばかり。狭めのホールなのに私を含めて10人にも満たない。同時代に原作をほぼリアルタイムで読んだ私のような世代の安部公房ファンには、石井兵龍監督の作品解釈が素晴らしいと思えて、30年も前に急死した安部公房もさぞ満足して他界先から現世を眺めているだろうと想像てきる完成度の高い映画に仕上がっていると思う。謎の女 葉子(女優白本彩奈)の存在が目立って主役の永瀬正敏のことを心配もしたが、安部公房は代表作「砂の女」でも岸田今日子という不思議な存在感をもつ女優が、主役の俳優を目に見えない煙のような空気で包んでしまう狙いで書いているのだから当然だと思う。全国的展開で出演者の舞台挨拶イベントを追加して企てているが、たぶん若者には浸透しないのではないか。文学作品とはそれくらいの反響が普通なのだ。大人気にでもなったらそれはきっと制作者が原作を捻じ曲げて新たな大衆娯楽として仕上げたことになるだけだろう。
?
台詞が多すぎてついていけません。
舞台劇をイメージして作ってるんでしょう。
また、台詞回しが独特で解りづらい、こんな言葉は使わないだろうってのの羅列、安部公房は純文学の作家だから、純文学作家は自己主張が強い。
砂の女も他人の顔も映画としては楽しめましたが、箱男は個人的にはダメですね。
作品の良し悪しを評する前に、よく理解できないです。
安部公房の居たあの時代、唐十郎、寺山修司、あの前衛舞台劇、自分は苦手だった。でも演劇を齧ったりしてる連中はあの芝居で語れたりしてた。自分はそこまでのめりこめなかった。
連連と語ってきましたが、この映画を咀嚼するには、まず原作を読む、パンフを熟読して、何が展開されるのかを理解してから鑑賞することをおすすめします。
白本彩奈ちゃん
ランジャタイ…じゃなくて、演者と裸体に0.5(笑)
これだけの名優集めてのあまりにも低評価で、逆に怖いもの観たさで行っちゃいました(^^ゞ
かなり期待値下げて行ったので、普通だったらいい点数になるはずなのですが、思ったとおりで(笑)名優達に何させんての?って感じで、むしろ腹が立っちゃうくらい😅
名優達の演技と葉子の裸体しか見せ場がなく、最後も何を訴えなかったのか1ミリも共感できないという😂
途中、寝落ちしたら、目が覚めた時に何か浣腸?らしき事していて、ポカーンですし😯
それと、全然、映画とは関係ないけど、晴れ晴れしたいい天気にもかかわらず、台風の影響でバスが20分遅れでやって来るわ、道も激混みだわで、入場したらとっくのとんまに本編始まっていたと散々だった事もあり、初めて、心の底から、本当に、まごうことなく、間違いなく、絶対、死ぬほど、行くべきではなかったと後悔しました🤣
おまけに座席に傘を忘れるわ、帰りのバスも全然来ないわ、道も激混みだわで、踏んだりけったりとはまさにこの事🫨
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