劇場公開日 2024年8月23日

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「あ、ワイドなショーに出てた子が、ヒロインなんだ。」箱男 ソビエト蓮舫さんの映画レビュー(感想・評価)

1.5あ、ワイドなショーに出てた子が、ヒロインなんだ。

2025年2月24日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

ヒロインが白本彩奈さん。
うーん、どっかで見たことある女性だなあと考えてたら、思い出した。
今話題の、フジテレビのアレ関連な、
「ワイドなショー」のワイドな女子高生として出てた子だ。

ってことは、「ビリーバーズ」の北村優衣に続き、
二人目の「ワイドな女子高生」出身の、濡れ場映画になる。

あの番組、みんな脱ぐなあって、別に某女子アナは脱いだんじゃなく、
脱がされてスキャンダルになったわけだが、
出版された写真集を考慮するに、
脱ぐのは時間の問題だろう。

それはともかく、この箱男。
序盤からデキの悪い、コント映画にしか観えないんだが、
安部公房の作品は「砂の女」しか知らないけれども、
そういえば、ワイドなショーの松本人志も、
似たようなコントやってたよなあ、「スキマ男」。

怪しい男性が、壁と壁に挟まり、
そこに警官がやってきてスキマ男に職務質問をする。
「なにしとんねん」と。
すると、スキマ男はこう答える。
「挟まっとんねん」と。

設定はなかなか面白いコントだったが、
何度かシュールな会話のラリーが行われたあと、
松本人志がオチを見失い、グダグダになって、
このコントは、たった数回で終わってしまった。

箱男も同様に、設定がすでに出オチな感じで、
物語の本筋や展開はコントの域を出ていない。
ひたすらシュールなやりとりを見せられ、
観客を置き去りにしていく。

スキマ男のほうは、「127時間」なんて映画がかつてあったように、
脱出をメインにしたワンアイデアの設定だし、
内容変更すればいかようにも、
スキマ男は面白くなりそうな感じだが。

箱男はどうだろう。
そんな奴いねーよで片付けられてしまいそうな、
モロい設定だ。
いやいや、別にコントじゃねえんだから。
基本、ありえない設定の主人公なもんだから、
他の登場人物も一様にどこか変で、頭がおかしい。

そういう物語や映画は、決まって、頭のおかしい奴が、
絶賛したり激賞したりするもんだ。
自称映画通が、喜んで褒め称えそうな、
中身の薄っぺらい、残念映画でした。

あと、白本彩奈さんがワイドなショーの卒業時に、
「20代のうちに、コメンテーターとして呼んで下さい」ってお願いしてた約束、

東野幸治と松本人志は、きっと忘れてるんだろうなあ。
というか番組終了するし。
フジテレビもぶっ潰れそうだし。

良かった演者
白本彩奈

ソビエト蓮舫