「DRUG」箱男 ブレミンさんの映画レビュー(感想・評価)
DRUG
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強烈なビジュアルに惹かれての鑑賞。原作は未読です。
心の声がメインになるタイプの作品であまり好みではないなとは思いましたが、それ以上に難解さが極まったような作品でこんがらがりながらなんとか観きりました。
変態プレイのシーン、文字で読む分には色々と想像できるのかなと思いましたが、いざ映像化されるとそういう映像にしか見えず、白本さんは特に体を張っていたなという印象だけで終わってしまい、物語の本質が見出せずにもったいないなとは思ってしまいました。
今作の意外な収穫はアクションシーンの良さでした。
箱男がしっかり箱男のままスピーディーでダイナミックなアクションを繰り広げれてくれますし、渋川の兄貴が狂ったように石を飛ばしてくるのも込みで序盤から方向性は思ってたのと違うけどこれは良いぞ!とテンションが上がっていきました。
中盤まではなんとか見れていたんですが、パラレルワールドに突入したのか、原作の難しさが限界突破したのか、セリフやモノローグの物量が半端じゃない事になって頭が追いついていかずで大変でした。
もっと文学の勉強をしとけば…とこういう時思うんですが時すでに遅し…。
ラストシーンでは観客に問いかけるシーンになるんですが、まぁなんとなくこうだろうなと予想が立てれてしまい、全く同じセリフが浮かんでそのままのセリフが吐かれたのでおぅ…ってなりました。
メタ的視点は好きですが、オチがそれかーとはなりました。
原作に興味は持てたので読んでみようとは思いました。
鑑賞日 8/24
鑑賞時間 10:40〜12:55
座席 C-2
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