「宣伝のミスリードが痛い作品」BAUS 映画から船出した映画館 いか明太さんの映画レビュー(感想・評価)
宣伝のミスリードが痛い作品
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完全に宣伝のミスリードが残念な作品。
映画の内容は低予算ながら良くできているが、
吉祥寺にあったBAUSを前宣伝の引き合いに出し過ぎていたためBAUSがどのような映画館であったのかを知れるとばかり思い込んでしまった人も少なくないのでは。序盤の長い前振りのような前身となった映画館の話を見終えてようやくBAUSの話になると思いきやいきなり閉館と言われ閉口。
この映画はBAUSの前身となった映画館とその家族にフォーカスを当てている。
監督の意図はよく分かったが、なぜ宣伝がそれをうまくリードして伝えられないのか、観客がストーリーに入るための導入に大きくかかわる前宣伝が完全にミスリードをした結果肩透かし感が残る。
作品を理解しきれていない宣伝は作品の印象まで影響を与えてしまう非常に残念な例かと思われる。
もう一度、吉祥寺BAUSの前身となった映画館とその家族の話、として改めて見直したい。
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