ビーキーパーのレビュー・感想・評価
全472件中、81~100件目を表示
正義の養蜂家
年寄りを狙ったパソコン詐欺なんて日本でも被害報道は目に余るがアメリカでも酷いようですね、養蜂家のアダム・クレイ(ジェイソン・ステイサム)が世話になった隣人のおばあさんが詐欺にあって自殺、アダムは単身、詐欺集団の撲滅に乗り出します。どうやら、アダムは元CIAの凄腕エージェントらしく、その強いところはジェームズ・ボンドをはるかに超えていますね。敵役も次第に明らかになるにつれ、女王バチになぞられる大統領にまでエスカレート、ここまで盛り上げるとリアリティは薄れますが、勧善懲悪のポップコーン・アクション映画としては十分楽しめました。ジェイソン・ステイサム57歳とは思えない大活躍でしたね。彼は元英国ナショナルダイビングチームのダイバーで1992年の世界選手権では12位に輝きましたから、ラストは海に潜って無事逃亡と魅せてくれました・・。
単純構図の明快アクション
主演ジェイソン・ステイサム。
監督は『トレーニング・デイ』『フューリー』のデイビッド・エアー。
【ストーリー】
養蜂家のクレイは、緑豊かな草原に住む元教師のエロワーズの厚意で納屋を借り、ミツバチを育てていた。
ある日彼女がフィッシング詐欺にだまされ、すべての財産を失う。
彼女の元をたずねたクレイは、エロワーズが自殺しているのを見つける。
動揺するクレイに拳銃を突きつけたのは、エロワーズの娘でFBI捜査官のヴェローナ。
ヴェローナはクレイを調べるが、嫌疑なしとすぐに釈放する。
クレイは以前働いていた仕事場——政府が汚れ仕事を行う部署——に連絡をとり、エロワーズを破産させた詐欺の拠点を割りだしてもらう。
そしてクレイは"ビーキーパー"とよばれる、献身的な国民を守る者として身につけた戦闘技術を、ふたたび行使することを選ぶ。
打撃の重そうなアクションさせれば当代随一! ステイサム兄貴の、一匹狼アクション映画です。
シナリオはご存じ『リベリオン』ほかのカート・ウィマー。
ステイサム演ずるクレイの手で、次々とFBIやビーキーパーの戦闘員たちが倒され、無力化されてゆく様は、まさに現代によみがえったガン=カタ師匠ジョン・プレストン。やもちろんクリスチャン・ベール生きてますけどね。
敵集団を撃破しつつ本拠地に迫ってゆくクレイは、範馬勇次郎よりも不気味な存在感。
キアヌや真田広之が、動きのキレをなくしてゆく中、まだまだがんばるステイサム兄貴。
シリーズ化してほしい、ビジランテ映画のヒーローの一人ですね。
続編の撮影が始まっていることを伝える報道が、この2月にありました。
やったぜ٩(ˊᗜˋ*)و
デビッド·エアー監督の無駄遣い
蝶のように舞い、ステイサムのように刺す
いまアメリカ人が求めているもの
アメリカンスタイルど真ん中の作品に感じてしまう。
アメリカ人は決してこの型から逃れられないと断言できるほどだ。
そして彼らが絶えず待っている「ヒーロー」
おそらくそれは形を変えた「イエスキリスト」だろう。
どうにもならないことに対する最後の解決手段は「審判の日」の前にヒーローの出現でなされるべきだと痛烈に感じているのだろう。
そして、
いくつかあるこのような型の中で今回使用されたのが「ランボー」だろうか。
この作品が今年発表された背景
それは昨年大統領選挙があったことが伺える。
カマラハリス
DSと呼ばれる連中の推した人物
これは、それを仮定した作品だったのかもしれない。
従来のヒーローが相手にしてきたのは「悪人」そのもので、例えばマフィアのボスやジョーカーのような人物… この作品にもそれが明確に描かれていた。
時にそのボスは公安の長官だったり政治家に及ぶこともあったが、今回はいきなり大統領だった。
それが意味するものを想像してしまう。
ただ、
救いとなったのは、大統領である彼女がこの件について国民に端然と発表すると息子に伝えた点だろう。
仮に彼女がハリスを想定したものであっても、最後の正義の種を描いたのは、もし彼女が真の悪人である場合、もうアメリカは救いようのない国家になってしまうからだろうか。
この点だけは国家の砦として監督が押さえておきたかった部分だろう。
さて、
アダム・クレイ
本当にあるかどうか知らないが、彼が所属していた秘密組織 工作員
辞めたメンバーが組織と連絡を取って情報を得てしまうという設定は、映画にとってはなくてはならないのだろう。
彼が対峙する悪の描き方も徹底していた。
どうしても感じるこの型の古さはアメリカでは鉄板なのだろう。
彼らに同情の念は1ミリも感じない。
このわかりやすさをアメリカ人は求めているのだろうか?
目的達成後の脱出手段も用意周到だった。
さすがは一流中の一流工作員。
誰も真似できない。
さて、、
タイトルであるビーキーパー 秘密組織名
そして本当に養蜂家として生活しているアダム・クレイ
彼にやさしくしてくれた近所のおばさんがフィッシング詐欺で自殺したことが彼が動き出す動機だったが、おばさんの娘がFBIである必要が自殺後に実家に帰ってきてアダムと対面するという設定のため。
この設定が必要だったかどうかは悩ましいところ。
そして絶えずアダムの犯行後を追うしかないというのは、如何にアダムが優れているかという演出のため。
元CIA長官が大統領の依頼でバカ息子の会社の相談役となっている現状
元長官が誰を相手にしているのかを知り嘆くという面白さはある。
彼はすでにどうなるか予想しており、あきらめてしまっている。
これは、もしかしたら新しさだったのかもしれない。
最後にアダムはFBIの彼女に言う。
「なんのために働く? 法律は正義か?」
これが監督が言いたかったことだろう?
トランプが作った法案をことごとく廃止し、新しい法案を作ったバイデン
それによって変わってしまったアメリカ社会
この言葉はバイデン政権で変化してしまった公安全般に対するアメリカ国民の代弁だろう。
このひとことのために、この映画が作られたと解釈した。
最近、稀な…
悪い子孫を残す女王蜂を退治せよ
個人的にも大好きな俳優の1人、ジェイソン・ステイサム主演の、激しいバトルが、終始繰り広げられるバイオレンス・アクション。劇場上映を見逃していたが、早くもAmazon primeで配信され、早速に鑑賞。勧善懲悪なストーリーの中で、正義を貫くクレイを演じるステイサムの魅力が、グッと詰まった作品。これまでの彼の作品の中で、倒す人数は最高ではなかったかと思うほど。
世界最強の孤高の殺し屋『ビーキーパー』ことアダム・クレイをステイサムが演じ、迫り来る何百人という敵を、たった一人、傷ひとつも負わないで、バッタバッタと薙ぎ倒していく爽快さに、思わず拍手を送りたくなるほど。銃も使わずに、スピード感あふれる得意の拳法で、敵に反撃の猶予も与えずにやっつけていくステイサムの勇士は、カッコいいの一言!
嘗て、法律で解決できない事案を排除する秘密結社の凄腕の諜報員『ビーキーパー』として活動していたクレイだが、今は引退して、田舎で養蜂家(ビーキーパー)として、慎ましく暮らしていた。そんな彼を、親切に面倒を見てきた隣人の女性が、フィッシング詐欺グループの罠に嵌り、全財産を奪い取られ、それを苦に自殺してしまう事件が起きる。クレイは、恩人を自殺に追い込んだ詐欺グループに怒りの鉄拳を打ち込むために、嘗てのビーキーパーとしての伝手を頼りに、そのアジトとなる会社を見つけ、復讐に燃える。
復讐劇を次々と果てしていく中で、クレイはとんでもない大物が、この詐欺グループのラスボスとして君臨している事を突き止める。そして、あらゆる手段を駆使して、そのラスボス屋敷に乗り込んでいくのだが、その大物とは、なんとアメリカ大統領であった。そして、大統領選挙を勝ち抜く為に使った資金こそが、大統領の息子が運営する詐欺グループから得た、闇にまみれた膨大な資金だった。クレイは、復讐のターゲットを大統領とその息子にセットし、『ビーキーパー』として「悪い子孫を残した女王蜂退治」へと立ち向かう。
出演は、主演のジェイソン・ステイサムの他には、詐欺グループのボスを『ハンガー・ゲーム』に出演していたジョシュ・ハッチャーソン、その取り巻きに『ダイハード3』で悪役を務めたジェレミー・アイアンズが演じている。監督は、アクション・ムービーには定評がある『スーサイド・スクワット』のデビッド・エアーが務めている。
勧善懲悪
舐めてた相手が・・
とうとう、無敵に
tobee or not to bee.
はー!スッキリした。
悪党の始末よりスズメバチの始末が?
はい、ストーリーは単純明快、ステイサムさん通常営業通りで危なげなく強く、あれよあれよという間に敵組織を潰しまくってラスボスに辿り着きます。ステイサムの無双を期待している方なら120%満足して映画館を後にできます。ラスボスアジトに乗り込むとジャケスラに衣装を変えて大暴れさせるとこなどステイサムの使い方をわかっている(彼はスーツ姿での格闘がよく似合いますから)
でもね、なんか敵が弱すぎて物足りないのよね。詐欺組織の用心棒たちは小物チンピラだし、古巣の組織の殺し屋(ステイサムの後任者)は単なる殺人狂、ラスボス用心棒は大口叩くけどデブデブで頭悪そうな北斗の拳のやられキャラみたいでステイサムとタイマン張れる器に見えない。それともあいつらそれなりに強いけどステイサムが別次元に強いと言いたいのか。あとラスボスが徹底抗戦どころか逃げ腰なのも萎えた。
脚本家は主人公が養蜂家でラスボスが◯◯◯という設定を思いついたとこで満足してしまって、この設定を生かしたストーリー作りに至らなかったか。養蜂家というユニークな職能を生かした戦闘場面もなかったしなあ。
ところで冒頭、駆除したスズメバチの巣を袋に入れて持ち帰り、袋の中に点灯した蛍光灯を入れて叩き割ってハチを感電させて始末するシーンがあったが、ほんとうにあんなことするの、出来るの?
不敵だ
◉やはり不敵
何がと言えば、骨を破砕し血飛沫を散らしながら先へ進むクレイ(ジェイソン・ステイサム)も不敵だが、タイトルの「ビーキーパー=養蜂家」が凄い。このR12のハードアクションに、ドキュメンタリーみたいな「ようほうか」とは何と言う不敵! 蜂の巣のようにして均衡を保つ世界の守り手と言うことらしいですが。
◉口元が少し歪むだけ
アクションヒーローにも、いくつかスタイルがあるけれど、ステイサムは手強い殺しの後も必死な表情を一切見せない。口元を少し歪めて当然の結果=斃された敵を見下ろすのみ。それが今回は特に強調されていたように感じました。
◉怒り即ちアクション、
寡黙なクレイの怒りは十二分に伝わったが、老婦人が無惨な死を遂げるまで展開的には一瞬であるし、ラスボスの女性大統領に辿り着くのも一撃だった。始まりと終わりを出来るだけ簡潔にして、アクションばかりが散りばめられた。クレイは何丁の銃を突きつけられても、FBI・CIA・傭兵集団から同業に囲まれても勝ち続けていく。
テイラー・ジェームスの赤ら顔の傭兵が身体が鉛みたいで、この戦いが元でクレイが瀕死の重傷を負って最後死ぬかと思ったが、しっかり越えた。
それで、女性大統領が抱き締める息子の頭を撃ち砕いた。取り返しのつかない大規模なヤンチャをした息子を抱き締めたまま、母の余生も死に等しいものになった。
FBIのタフな女子がライフルをゆっくり下ろして、余韻あるエンディング。続編期待。
全472件中、81~100件目を表示