「ジェイソンのアクション + 秀逸なストーリー展開」ビーキーパー 泣き虫オヤジさんの映画レビュー(感想・評価)
ジェイソンのアクション + 秀逸なストーリー展開
ジェイソン・ステイサム作品は安定して楽しむことができるので、今回も迷い無く観賞。
【物語】
アメリカの片田舎でビーキーパー(養蜂家)として静かに暮らすアダム・クレイ(ジェイソン・ステイサム)。過酷な人生を送って来たアダムにとって、初めて優しさとやすらぎを与えてくれた家主の女性がインターネット上に仕組まれた罠にかかり、あっと言う間に自分の全財産だけでなく、彼女が理事を務める慈善団体が預かる大金をだまし取られてしまう。 絶望し、愚かな自分を責めた彼女は自ら命を絶ってしまう。
怒りに燃えるアダムは詐欺組織への復讐(ふくしゅう)を決意する。かつて国家の極秘組織に所属し、超有能メンバーだったアダムは詐欺実行組織に乗り込み、さらには組織の黒幕へとたった一人で迫って行く。
【感想】
これは相当面白かった。
本作の面白さはその設定と展開にある。
予告編で見せられたシーンはクライマックスかと思いきや、それは始まりに過ぎず、話はどんどんと大きく広がって行く。単なる詐欺集団ではなく、それを操る組織の黒幕が徐々に種明かしされていく展開が秀逸。
ビーキーパー(養蜂家)というのは、ただ主人公が“田舎のオッサン”であることを象徴するものかと思ったけれども、実はミツバチの生態がアダムの行動と連動して来るという設定の妙も上手い。
また、ジェイソン演じるアダムの強いこと、強いこと(笑)
彼らしい切れの良いアクションを今回も堪能させてくれる。 「ちょっとやり過ぎだろう」と思うけど、実に爽快!
痛快な娯楽作として十分に楽しめる。
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