「洋風の必殺仕事人」ビーキーパー 竜さんの映画レビュー(感想・評価)
洋風の必殺仕事人
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どこの世界でも、どの時代でも権力という特権を持っている親の子どもというのは、罰せられないという隠れ蓑を持っているから厄介だなー。
今回の映画でも、FBIはお坊ちゃんを護衛する役なわけだが。真の悪党である坊っちゃんを懲らしめられるのは、ビーキーパーのステイサムだけ。
圧倒的なスピードと強さで、悪党を次から次へと葬っていく展開の速さは、本当に気持ちがいい。元々悪いことをしていた悪党だから、悲惨な最期を迎えるわけだが、FBIは仕事上、見過ごせない。
しかし、クライマックスでは、FBIで被害者の娘は、ステイサムに感謝するしかないわけで。ここに職業の枠から出られない歯がゆさと母の仇を取ってくれたステイサムの犯罪者であるのに恩人である感謝の両面の面白さが味わえる。
更に、用意周到にリュックと水中装備を身に着けて逃げて行く姿は、ルパンさながらの見事さ。
やはり悪は滅びる。
こんなステキな敵討ちのビーキーパーがいたら、世の中も平和になるだろうに。
ところどころのセリフもいい味が出ている
「引退したんだから、蜂を育てて隠居生活をしたらどうだ?」「そのつもりで過ごしていた。(呼び起こしたのはお前らだろ)」結局、自業自得。自分で自分の死を招いたんだなー。
新年早々、スッキリしたいい映画を観れて満足でした。
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