劇場公開日 2025年1月3日

「超やりたい放題でハチャメチャ、だからこそ面白い」ビーキーパー 木神さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0超やりたい放題でハチャメチャ、だからこそ面白い

2025年1月7日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

単純

興奮

キアヌ・リーヴスの【ジョン・ウィック】デンゼル・ワシントンの【イコライザー】に続く“怒らせてはヤバい人をブチぎらせる”系映画の主役を、“強くて当然”を体現し続けるカッコいい髭ハゲことジェイソン・ステイサムが演じる。

上の2キャラクターもそれぞれ裏社会や国家組織に轟く伝説の人間だったが本作の主人公は国家から切り離され、権力の外から社会バランス(主に抹殺で)を保つ秘密組織の元工作員という負けず劣らずな凄まじい経歴を持つ---にしてもカッコイイよね元○○って肩書き。

ストーリーは〈穏やかな隠居生活を送っていたある日、善人で親しい人(或いは犬)が悪党に蹂躙された事に激昂した主人公が苛烈な復讐をする〉定番展開にちょいと社会問題を取り入れた内容となっている・・・まぁそれも最初のうちで、マフィアにネジの外れた同僚に特殊部隊など相手に暴れまくるステイサムの無双がメインで、その強さの描写がとにかく一方的。大乱戦だろうが多勢だろうが翻弄し、公務員とアウトローを瞬時に判別して生かす殺すを淡々と決める“生殺与奪を握ってる”様には笑うしかない、ほぼターミネーター状態。

あきらか続編出す気満々な終わりだったが、思想も押し付けもない頭空っぽで見て楽しむ映画で面白かった。

木神