「訳が分からない映画」見えざる手のある風景 odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
訳が分からない映画
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宇宙人の地球侵略もので子供たちのレジスタンス映画かと思ったら、いたって温和なエイリアンでハイテクを餌に支配階級に取り入って極端な格差社会で経済的に地球を支配する近未来が舞台。だから有名な経済学者アダムスミスの「見えざる手」をひっかけたタイトルなのか。
エイリアンの見かけをコーヒーテーブルと言っていたが、たしかに四つ足、ナメクジのような目とギシギシ手を擦る、コミカルに寄せた実に奇妙な造形。
この手のものは侵略戦争ものが主流、「ET」や「未知との遭遇」といった友好的な宇宙人もあったが二極化ではなくその中間的なとらえ方、地球人を洗脳、支配するエイリアンはインベーダーや「ゼイリブ(1988)」でも登場したが本作のヴヴヴ族はいずれでもないユニークなものであることは認めましょう、おそらく今の金持ち層を歪曲化した比喩的表現なのかも知れませんね。
ストーリーは黒人一家と同居する白人一家のファミリードラマ、ユーチューバーみたいなエピソードなどジュブナイル向けに現代社会を風刺したシュールなつくり、正直、面白いかと言えば訳が分からない映画でした。
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