「下品な殺し屋サスペンス」Mr.＆Mrs.ウォンテッド　odeonzaさんの映画レビュー（感想・評価）

ことの始まりは若者の撲殺事件、ロンドンのパブに入ってきた若者ジャッキーが中年女ローレンにちょっかいをだすがチンポが小さいくせにと馬鹿にされるといきなりズボンを脱ぎ棄てます、中年女と飲んでいた夫ルークが怒ってジャッキーを殴り殺してしまいます。いきなり下ネタ殺人ですから下品な映画と興味半減です。
ジャッキーの祖父、大富豪のマイケルが復讐に燃え正当防衛で釈放されたローレン、ルーク夫妻の首に１００万ドルの賞金を懸け、イタリアマフィアのボス、ピアッツアに殺しを依頼します、邦題のウォンテッドは夫妻のこと、原題はHitmenで殺し屋たち、元ISテロリスト、爆破のプロ、元海兵隊スナイパー、地元のギャングなどが次々に襲ってきます、中には愛する妻をがんで亡くした殺し屋が愛し合う夫婦を守る側に寝返ったり複雑怪奇、果たして夫妻は逃げ切れるでしょうか・・。衝撃の結末は観てのお愉しみ、メインは賞金首の夫妻より原題の様々な殺し屋たちのバリエーションだったのでしょう、最後に取ってつけたように復讐の無意味さを語って社会派ドラマを気取っていましたが総じて下品な殺し屋サスペンスでした。