「清々しささえ感じるBAD ENDING」ビニールハウス Noriko's Film Reviewsさんの映画レビュー(感想・評価)
清々しささえ感じるBAD ENDING
農作業用に使われていないビニールハウスに住み、
訪問介護の仕事で生計を立てながら、
離れて暮らす息子とマンションで暮らすことを
夢見る中年女性を主人公。
淡々と、黙々と耐えゆく彼女の日々の生活から、
一変、激しく転がってゆく
彼女の人生を描いたものです。
どうしてこんなことになってしまうのか…。
誰も悪くない。
希望と絶望、人々の思いが交差し、
負の歯車が回り出すのです。
私の想像をはるかに超えたBAD ENDING、
しかし物語があまりにもよく作られているので、
清々しささえ感じるという、
不思議な感覚を覚えました。
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