「ビニールハウスは燃やすもの」ビニールハウス ばとーさんの映画レビュー(感想・評価)
ビニールハウスは燃やすもの
クリックして本文を読む
主演の女優さんの幸薄い中年女性の雰囲気はとてもよかった。
エンディングは犯行の露呈以上の、彼女の人生が全方位で崩壊するとてつもなく苦〜いラストでインパクトはありました。
ただ韓国映画としてハードル上げると、いろいろプロットの粗さが目につく。盲目の主人の友人の医師が訪ねてきたときのシーンなどはさすがに無理があると思うし、隠蔽工作が全て上手くいった場合の落としどころが見えないなどツッコミどころは多い。まあ、計画的犯行ではなく、偶発的事故の糊塗なんでそこまでは主人公は考えてないということか。
ところで、彼女の男関係がいまひとつ理解できなかった。
主人公は介護をしている老夫婦の息子(妻子あり)と過去に関係があったように私は読み取ったのだが、彼女に一方的に懐いているメンヘラの若い女性が「先生」とよんで一緒に暮らしている(最後にメンヘラに首を切られる)DV男が、その主人公の過去男と同一人物ように描かれていて、でもそれだと妻子ありの設定と矛盾するよね。 韓国人男性の顔を見分けられなかっただけで、老夫婦の息子ではなかったんだろうな。
韓国映画ではビニールハウスは燃やされることになっているのね。(バーニング@イ・チャンドン)
コメントする