「黄金の血」トランスフュージョン MARさんの映画レビュー(感想・評価)
黄金の血
事故で妻を亡くした元軍人の男とその息子の関係を軸に、不器用な登場人物達の生き様を描いた作品。
クライムアクション作品との紹介があるが、アクションよりも人間ドラマが主軸といった印象。
妻を、母を亡くしてから父子の関係は微妙なものになっており、お互い接し方がわからない様子なのが切ない。
そんな中でも父子それぞれに想ってくれる友人の存在に心が救われたり、"よく聞いてくれた"にはジ〜ンとさせられたりもしたが…。
登場人物皆、辛い背景があるとは言えやっていることは凄く悪いし、同情しきれず応援したくなる人物がいないのは残念。
とは言え、こういう生き方しか出来ない男達の哀しさ、虚しさを表しているという意味では、とても良い作品だった。
…あんなことは頼んでいない、っていうのはごもっともですよね。最愛の相棒をせめてもこれ以上の悲しみから救う為、無力な自分への葛藤の末の行動だったとは思いますが。
それは絶対に悪ですからね。
…とは言え、これが無ければ唯一の宝物でさえ…ってのも事実だし。。でもダメだよなぁ…。
…そもそも、どうやって黄金の血だとわかったのか。
そして、16になったら完成すると言ってた創作物はなんだったのかな?
コメントする