劇場公開日 2024年8月23日

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「胸糞映画爆誕。」ソウルの春 奥嶋ひろまささんの映画レビュー(感想・評価)

3.5 胸糞映画爆誕。

2025年9月9日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

敵役が魅力的な作品は売れる。とよく言われるが、
まさにこの作品がそう。

ファン・ジョンミンが見事なまでに腹立つキャラを
演じている。
ただの敵役ではなく、欲に忠実で人間味溢れるからまた腹立たしい。

韓国史をあまり知らないので、1979年にこんな国を揺るがす内紛が起こりかけてたんだぁ、と思って観てたら、
うそでしょ?と言う結末に驚いて、
こんな胸糞悪いエンディングになるとはと急いで真実を
調べた。

確かに他の映画でも80年代の韓国の民主化運動は激しかったなぁと思い返してたら
KCIAが冒頭の暗殺事件を扱ったもので、
タクシードライバーが総理任期中の事と言う事で、
この恐ろしさがよく分かりました。

僕ですらこの胸糞なのだから、韓国の方々の怒りと言うのは計り知れない。
それを演じ切ったファン・ジョンミンは凄いの
一言です。

奥嶋ひろまさ
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