「劇場で観たかった。」ソウルの春 Yohiさんの映画レビュー(感想・評価)
劇場で観たかった。
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劇場で観たかった。韓国のこの時期のクーデターについてはそれなりに知っていたと思っていたが、実にスリリングでショッキングな映画だった。韓国人にとっては尚更だろう。
僕が知らなかったのは
-クーデターが無血ではなかったこと
-如何にも軍人という見た目の全斗煥と違い常にスーツを着ていたイメージの盧泰愚(愚か、という名前を持つ人間は世の中にさほど居ないだろう)が全斗煥の腹心の軍人だったこと
イ・テシンはさぞかし無念だっただろう。無能な上司と私利私欲に塗れた同僚に囲まれて本当に可哀想だった。こういう経緯で誕生したクズ大統領の知世が8年も続き、その後愚かな(?)後輩の世が更に5年とは、本当にお気の毒としか言いようがない。こういう過去があるので韓国人が軍人を信用出来ないのは宜なるかな。ハナ会はどうなったのだろうか?韓国人の友人は(多分)居ないし、韓国旅行には2度と行きたくないし、韓国料理も特に好きな訳ではないが、韓国映画はよく観る。正直平均を取れば日本映画よりも遥かに出来は良いと思うので。韓国映画を数多く観てきたがこの作品はトップクラス、そして、それから実話ベースというのがいつもながら韓国の凄い(褒めている訳ではない、当然ながら)所。今度こそ(❓)学習効果を見せてもらいたい。イ・テシンの為にも。
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