「ファン・ジョンミン凄い」ソウルの春 りあのさんの映画レビュー(感想・評価)
ファン・ジョンミン凄い
1979年10月26日、独裁者と言われ18年間権力のトップに君臨し続けた韓国大統領が側近に暗殺され、国中に衝撃が走った。民主化を期待する国民の声が高まるなか、暗殺事件の合同捜査本部長に就任したチョン・ドゥグァン保安司令官は、自分が閑職にに左遷される情報を得たため、次の権力者の座を狙い、陸軍内の秘密組織・ハナ会の将校たちを率いて同年12月12日にクーデターを決行した。一方、私利私欲のない高潔な軍人として知られる首都警備司令官イ・テシンは、部下の中にハナ会のメンバーが潜む状況に置かれ、電話の内容も傍受されている不利な状況でも、信念に基づいてチョン・ドゥグァンの暴走を阻止しようとした。クーデターは成功するのか、という、事実を基にしたフィクション。
事実を踏まえたフィクション、となっているが、名前を多少変えたくらいでほぼ真実なんだと思う。
45年前に起きた全斗煥のクーデターを詳細に検証し制作されたんだろうし、2021年に全斗煥が亡くなったから公開出来た作品かもしれない。
チョン・ドゥグァン役のファン・ミンジョンの演技が凄い。
工作 黒金星と呼ばれた男と同一人物に見えないほどの悪役ぶりだった。
一方、イ・テシン役のチョン・ウソンはカッコよかったけど、正義は必ず勝つ、訳じゃない史実が韓国の闇を知れる。
いずれにせよ、全斗煥は亡くなったとはいえ、子孫も居るだろうに、よく公開できたものだと感心した。
こういうところは、韓国ってさすがだと思うし、同時に現在も戦時中なんだな、と思う。
りあのさんこんばんは!
いつもありがとうございます!
主演はてっきりイ・テシン役の方と思っていたんですが…、ファン・ジョンミンの勝ってからのトイレでの笑いはイラっとしました(笑)